かんろくじしょ【干禄字書】
中国の字書。1冊。初唐の顔元孫の著。干禄とは禄を干(もと)める意で、官吏登用試験受験者のために作った実用的字体字書...
かんろ‐しゅ【甘露酒】
濃厚で甘みに富む酒の一種。麹(こうじ)を多く、水を少なく仕込んで醸造したもの。
かんろ‐しょうゆ【甘露醤油】
塩水の代わりに濃い口醤油を使って仕込んだ醤油。味は濃厚で、刺身などに向く。再仕込み醤油。
かんろ‐すい【甘露水】
1 砂糖を溶かして煮てからさました水。 2 おいしい水のたとえ。
かんろ‐に【甘露煮】
ハゼ・フナなどの小魚を甘辛く煮つめた食品。ふつう白焼きにしてから中火で骨まで軟らかくなるまで煮込む。
かんろ‐ばい【甘露梅】
1 青梅をシソの葉でくるみ、砂糖漬けにした菓子。江戸の新吉原の名物。 2 練り餡(あん)をくるんだ淡紅色の求肥(ぎ...
かんろ‐りやく【甘露利益】
仏語。一乗の教えの恵みを、甘露にたとえていう語。
かん‐わ【官話】
《官衙(かんが)で用いる言語の意》かつて中国の官界・上流社会で用いられた標準的言語。北京(ペキン)・南京(ナンキン...
かん‐わ【閑話/間話】
1 むだばなし。 2 心静かにする話。もの静かな会話。「一夕の—を楽しむ」
かんわ【寛和】
⇒かんな(寛和)
かん‐わ【漢和】
1 中国と日本。和漢。 2 中国語と日本語。 3 「漢和辞典」の略。 4 ⇒かんな(漢和)
かん‐わ【緩和】
[名](スル)厳しさや激しさの程度を和らげること。また、和らぐこと。「制限を—する」「混雑が—する」
かんわ‐いりょう【緩和医療】
⇒緩和ケア
かんわ‐きゅうだい【閑話休題】
文章で、余談をやめて、話を本題に戻すときに、接続詞的に用いる語。それはさておき。あだしごとはさておき。
かんわ‐ケア【緩和ケア】
《palliative care》完全な治癒の望めない患者に対し、生命の持続よりも、その身体的痛みや精神的苦痛を取...
かんわケア‐びょうとう【緩和ケア病棟】
末期癌(まっきがん)患者などの痛みの緩和と看護を担当する病棟。→ホスピス
かんわ‐げんしょう【緩和現象】
外的作用によって平衡状態の乱れた物質系が、内部運動によってしだいに平衡状態に戻る現象。
かん‐わざ【神業/神事】
⇒かみわざ(神業)2
かんわ‐じてん【漢和辞典/漢和字典】
漢字・漢語の読み方や意味を日本語で説明した辞典。
かんわ‐ぜん【看話禅】
⇒かんなぜん(看話禅)
かんわ‐マネー【緩和マネー】
中央銀行が景気を活性化するために行う金融緩和策によって市場に供給した資金。金融緩和マネー。
かんわ‐れんく【漢和聯句】
⇒かんなれんく(漢和聯句)
巻(かん)を追(お)・う
何巻かに分かれた書物を順に読んでいく。「—・うごとにおもしろくなる」
棺(かん)を蓋(おお)いて事(こと)定(さだ)まる
《「晋書」劉毅伝から》人間の真価は、死んでから決まる。人事は棺を蓋(おお)うて定まる。蓋棺事定(がいかんじてい)。
巻(かん)を措(お)く能(あた)わず
非常におもしろくて、一気に最後まで本を読んでしまう。
款(かん)を通(つう)・ず
《「北史」盧柔伝から》交わりを親しくする。転じて、敵に内通する。「長州に—・ずる者ならんとの嫌疑を以て」〈福沢・福...
歓(かん)を尽(つ)く・す
十分に楽しむ。「同窓の友と一夕(いっせき)の—・す」