かすり‐きず【掠り傷】
1 物が皮膚をかすってできる軽い傷。擦過傷(さっかしょう)。 2 わずかな被害。
かすり‐ふで【掠り筆】
書画などでかすれを生じさせる筆法。渇筆。
カスリーン‐たいふう【カスリーン台風】
昭和22年(1947)9月15日、東海道沖を通過し房総半島の南端をかすめた台風。前線の影響を伴って大雨となり、関東...
かす・る【掠る/擦る】
[動ラ五(四)] 1 軽く触れて通り過ぎる。かすめる。「弾丸が耳を—・った」 2 上前をはねる。「賃金を—・る」 ...
か・する【化する】
[動サ変][文]くゎ・す[サ変] 1 形や状態などが変わる。それ以前とは別のものになる。変化する。また、変化させる...
か・する【呵する】
[動サ変][文]か・す[サ変] 1 息を強く吹きかける。凍った筆や硯(すずり)に息を吹きかけて暖めるところから、「...
か・する【科する】
[動サ変][文]くゎ・す[サ変]刑罰を与える。「禁錮刑を—・する」
か・する【架する】
[動サ変][文]か・す[サ変]かけ渡す。物の上に構築する。「屋上、屋を—・する」
か・する【嫁する】
[動サ変][文]か・す[サ変] 1 嫁に行く。とつぐ。「梅子嬢(さん)も亦た細川に—・することを喜んで居るようであ...
か・する【課する】
[動サ変][文]くゎ・す[サ変]負担すべきものとして引き受けさせる。一方的に負わせる。「宿題を—・する」「義務を—...
カスル‐アムラ
⇒アムラ城
カスル‐イブンワルダン
シリア西部、シリア砂漠にある要塞跡。ハマーの北東約60キロメートルに位置する。東ローマ帝国のユスティニアヌス1世に...
カスル‐ハラナ
⇒ハラナ城
カスル‐ムシャッタ
⇒ムシャッタ城
カスル‐リビア
リビア北東部、キレナイカ地方の町。マルジの東約60キロメートルに位置する。1950年代に東ローマ帝国時代の教会跡か...
かすれ【掠れ/擦れ】
1 筆で書いた文字などがかすれていること。また、その箇所。 2 声がしわがれること。 3 品不足の状態。「品—」
かすれ‐きず【掠れ傷】
「掠り傷」に同じ。
かすれ‐ふで【掠れ筆】
「掠り筆」に同じ。
かす・れる【掠れる/擦れる】
[動ラ下一][文]かす・る[ラ下二] 1 墨・インクなどが十分に付かないで、文字の線や描いた一部分が消え消えになっ...
糟(かす)を食(く)・う
小言を言われる。𠮟られる。主に芝居の世界で用いられる語。「どんな不味(まず)いことをして—・うか」〈万太郎・春泥〉
カスング‐こくりつこうえん【カスング国立公園】
《Kasungu National Park》マラウイ西部にある国立公園。首都リロングウェの北約160キロメートル...
かず【数】
[名] 1 物の順序を示す語。また、その記号。数字。「二けたの—」 2 個々の事物が、全体または一定の範囲で、いく...
か‐ず【下図】
下に示した図。「—参照」
か‐ず【火途】
三途(さんず)の一。猛火で身を焼かれる地獄道のこと。
かず‐あわせ【数合(わ)せ】
1 質の良し悪しは問わず、数量だけをそろえること。「派閥の—に巻き込まれる」 2 指定の条件に合う数を考える遊び。...
か‐ずい【花蕊】
花の雄しべと雌しべの総称。
か‐ずい【嘉瑞】
めでたいしるし。吉兆。
かず・う【数ふ】
[動ハ下二]かぞえる。「大乗(だいぞう)そしりたる罪にも—・へたるかし」〈源・常夏〉
かず‐うち【数打ち】
大量に製作した粗末な刀剣。数打ち物。
かずえ【数へ】
数の中に入れること。かず。かぞえ。「言に出でては、何かは—のうちには聞こえ給はむ」〈源・玉鬘〉
かずえ‐の‐かみ【主計頭】
律令制で、主計寮(かずえりょう)の長官。
かずえ‐りょう【主計寮】
《「かずえ」は「かず(数)う」の連用形から》律令制で、民部省に属し、調・庸および献上物の数量を数え、国費の支出面な...
カズオ‐イシグロ
[1954〜 ]英国の小説家。長崎の生まれ。1960年渡英、後に帰化。「日の名残り」でブッカー賞を受賞。2017年...
かず‐おうぎ【数扇】
大量に作られる安物の扇。「一匁に五十本づつの—」〈浮・胸算用・四〉
かず‐おお・い【数多い】
[連語]数がたくさんある。「名作が—・く生まれる」
かず‐かぎりな・い【数限りない】
[連語]数えられないほど多い。「問題点は—・くある」
かず‐かず【数数】
1 数え上げる数の多いこと。種類の多いこと。あれこれ。いろいろ。副詞的にも用いる。「—の贈り物」「不平不満は—ある...
かずき【被/被衣】
《「かつぎ」とも》 1 かぶること。また、そのもの。「この鉢—の風情をものによくよく譬(たと)ふれば」〈伽・鉢かづ...
かずき【潜き】
水中にもぐること。水中にもぐって魚介類などをとること。また、その人。「楽浪(ささなみ)の志賀津の海人(あま)はわれ...
かずき‐ぞめ【被衣初め】
女子が5歳から7歳のころ初めて被衣を着ける儀式。昔は正月であったが、のちには11月の吉日に行うこととなった。江戸時...
かずきめ
李良枝(イヤンジ)の短編小説。昭和58年(1983)刊行。「かずきめ」は海女(あま)の意。
かずき‐もの【被き物】
1 頭にかぶるもの。かぶりもの。被衣(かずき)や帽子など。 2 自分の負担となるもの。また、損失となるもの。やっか...
かず・く【被く】
《「潜く」と同語源。「かつぐ」とも》 [動カ四] 1 頭の上から覆う。頭に載せる。かぶる。「頭つきはいと白きに、黒...
かず・く【潜く】
《「被く」と同語源》 [動カ四] 1 水中にもぐる。「にほ鳥の—・く池水心あらば君に我(あ)が恋ふる心示さね」〈万...
かずけ‐ごと【託け言/託け事】
口実を設けること。また、そのような言い方。「矯詔とは、天子の詔書と—を云ひかけて殺す事ぞ」〈蒙求抄・六〉
かずけ‐もの【被け物】
《「かつげもの」とも》 1 目下の者の功績や労苦に対して与える贈り物。衣服などが多い。受領者の肩に掛けて与えたとこ...
かず・ける【被ける】
[動カ下一][文]かづ・く[カ下二] 1 責任などを押しつける。人のせいにする。転嫁する。「罪を人に—・ける」 2...
かずさ【上総】
旧国名の一。現在の千葉県中部にあたる。かみつふさ。
かず‐さし【数差/員刺/籌刺】
賭弓(のりゆみ)・競べ馬・歌合わせ・鶏合わせなどの勝負で、勝った回数を数えるために、数取りの串(くし)または枝を、...
かずさ‐しりがい【上総尻繋】
馬具の尻繋で、上総地方産出の麻糸を、赤根で染めて平組(ひらぐみ)としたもの。