はなし【放し】
1 放すこと。多く、複合語の形で用いる。「手—」「野—」 2 動詞の連用形に付いて、その動作をしたままで放置する意...
はなし【話】
1 言葉を交わすこと。会話。談話。また、声を出して言うこと。「—が尽きない」「こそこそ—」 2 筋をたてて述べるこ...
はなし‐あい【話し合い】
話し合うこと。談合。相談。「—を持つ」「—で解決する」「—がつく」
はなしあい‐かいさん【話し合い解散】
与党と野党が話し合い、合意した上での衆議院を解散すること。昭和33年(1958)4月、第1次岸内閣の時、首相岸信介...
はなし‐あいて【話し相手】
話をする相手。また、親しく話し合える相手。「祖父の—になる」
はなし‐あ・う【話し合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに話す。打ち解けて話す。語り合う。「楽しく—・う」 2 問題を解決するために、立場・考...
はなし‐うま【放し馬】
放し飼いにしてある馬。また、つないでない馬。はなちうま。
はなし‐か【咄家/噺家】
落とし噺・人情噺・芝居噺などをすることを職業とする人。落語家。
はな‐しか【花鹿】
シカ科の哺乳類。夏毛は淡褐色、冬毛は橙褐色で、年間を通して白い斑点が明瞭。台湾の山地にすむ。台湾鹿。かろく。
はなし‐か・ける【話し掛ける】
[動カ下一][文]はなしか・く[カ下二] 1 相手に話をしかける。「英語で—・けられる」 2 話し始める。「—・け...
はなし‐かた【話し方】
1 話のしかた。話す態度。「おだやかな—」 2 話をする方法・技術。「目上に対する—」 3 旧制小学校の国語科の一分科。
話(はなし)が合(あ)・う
趣味や好みなどが一致して、楽しい話ができる。「彼女と—・って、つい長居をしてしまった」
はなし‐がい【放し飼い】
1 家畜を、つないだり囲ったりしないで、広い所に放って飼うこと。はなちがい。「高原で牛を—にする」 2 子供などを...
話(はなし)が違(ちが)・う
1 以前に聞いていたことと、内容が異なる。「まるで—・う」 2 条件が異なるために、結論が変わる。話が別だ。
話(はなし)が付(つ)・く
話の片がつく。相談・交渉がまとまる。「労使間で—・く」
話(はなし)が遠(とお)・い
話がはっきり聞こえない。転じて、話の内容がよく通じない。「レベルが高くて—・い」
話(はなし)が弾(はず)・む
楽しかったり興味深かったりして、会話が活発に続く。「学生時代の思い出に—・む」
話(はなし)が早(はや)・い
結論や決着をつけるのが早い。「経験があるのなら—・い、すぐ始めてくれ」
話(はなし)が見(み)え◦ない
話の内容や導き出そうとしている結論がつかめない。「言い訳ばかりで—◦ない」
話(はなし)が分(わ)か・る
世間の事情や人情に通じていて、物事に理解がある。「—・る上司」
はなし‐くち【話し口】
《「はなしぐち」とも》 1 話すときの態度や、その内容。「兄は佐介の元気を愛して大いに—が合う」〈左千夫・春の潮〉...
はなし‐ことば【話し言葉】
話したり聞いたり、音声によって伝えられる言語。音声言語。口頭語。⇔書き言葉。
はなしことば‐けんさく【話し言葉検索】
⇒自然文検索
はなし‐こ・む【話し込む】
[動マ五(四)]腰を落ちつけて、じっくりと話をする。「時を忘れて—・む」
はなし‐ごえ【話し声】
話をしている声。「—が耳につく」
はなし‐しゅう【咄衆】
戦国時代以来の武家の職名。主君に近侍して話し相手を務めた者。咄の衆。御伽(おとぎ)。御伽衆(おとぎしゅう)。
はなし‐じょうず【話し上手】
[名・形動]話のうまいこと。また、そのさまや、そのような人。「—な(の)人」
話(はな)し上手(じょうず)の聞(き)き下手(べた)
話がうまい人は、えてして他人の話を聞くのは下手なものだ。
話(はな)し上手(じょうず)は聞(き)き上手(じょうず)
話の上手な人というのは、他人の話を聞くのも上手である。
はなし‐ずき【話し好き】
[名・形動]人と話をするのが好きなこと。また、そのさまや、そのような人。「根っからの—」「—な(の)店のマスター」
はなし‐ずく【話尽く】
話し合いを十分にすること。「—で決めたことだ」
はなしずめ‐の‐まつり【花鎮めの祭(り)】
⇒鎮花祭(ちんかさい)
はな‐したかげ【花下陰】
「花陰」に同じ。
はなし‐ちゅう【話し中】
1 話をしている最中。 2 電話の通話中。「—でつながらない」
はなし‐て【話し手】
1 話をするほうの人。話者。 2 話のうまい人。話し上手。「なかなかの—だ」
はなし‐とぎ【話伽】
話し相手になって人の退屈を慰めること。また、その人。「伊勢参宮の道中、—にと、たって誘はれしを」〈浮・新永代蔵・四〉
はなし‐どり【放し鳥】
「はなちどり2」に同じ。「三拾文—三羽」〈浮・諸艶大鑑・八〉
話(はなし)になら◦ない
話すだけの値うちもない。問題にならない。「条件が違いすぎて—◦ない」
話(はなし)に花(はな)が咲(さ)・く
次から次へと興味ある話が出て会話が弾む。「昔の仲間が集まって—・く」
話(はなし)に実(み)が入(はい)・る
話に熱中する。興に乗って盛んに話す。「気が散って—・らない」
はな‐しね【花稲】
神に供えるため米を紙に包み、木の枝などに結びつけたもの。「山桜吉野詣での—を尋ねん人の袖に包まん」〈夫木・四〉
話(はなし)の腰(こし)を折(お)・る
口をはさんで、相手の話を途中でさえぎる。「—・るようですみません」
はなし‐の‐たね【話の種】
談話や評判の材料。「—が尽きない」「—に見ておく」
はな‐しのぶ【花忍/花荵】
ハナシノブ科の多年草。九州の山地に自生し、高さ約90センチ。葉は羽状複葉で、小葉は披針形(ひしんけい)。夏、青紫色...
はなし‐はんぶん【話半分】
話の半分程度はうそや誇張であること。半分ぐらい割り引いて聞いてちょうどよいこと。「—に聞いておく」
はなし‐ぶり【話し振り】
話をするときのようす。話のしかた。「あの—では確かだ」
はなし‐べた【話し下手】
[名・形動]話のしかたが下手なこと。また、そのさまや、そのような人。「—で損をする」
はなし‐ぼん【咄本/噺本/話本】
江戸時代に、当時の笑い話・小咄などを集めて出版した本。「醒睡笑(せいすいしょう)」「鹿(か)の子餅」など。小咄本。...
はな‐しょうぶ【花菖蒲】
アヤメ科のノハナショウブから改良した園芸種。葉は剣状で中脈が隆起する。5、6月ごろ、紫色・白色・絞りなどの大きな花...
話(はなし)を合(あ)わ・せる
相手の話に、同意・賛成するようにふるまう。「すぐに嘘だとわかったが、—・せておいた」