はと‐の‐かい【鳩の戒】
《もと、門ごとに巡って熊野の本宮・新宮の事を語っては、鳩の飼料と称して人々から金銭をだまし取ったところから》口先で...
はと‐の‐つえ【鳩の杖】
《ハトは食物をとるときにむせないということにあやかって》握りにハトの飾りのある老人用の杖。昔、中国で宮中から老臣に...
はと‐の‐め【鳩の目】
《「鳩の目銭」の略。円形で、銭の穴が鳩の目に似ているところから》近世初期、伊勢参宮の人が賽銭(さいせん)代わりにま...
はとのめ‐せん【鳩の目銭】
⇒鳩の目
はと‐は【鳩派】
強硬手段を用いず、穏健に問題を解決しようとする立場の人たち。⇔鷹派(たかは)。
はと‐ば【波止場】
港で、波止(はと)を築いた所。埠頭(ふとう)。船着き場。また、港のこと。
はとば‐いろ【鳩羽色】
鳩の羽のような、黒みがかった薄い紫色。
はとば‐ねずみ【鳩羽鼠】
紫色をおびたねずみ色。
はと‐びん【鳩便】
伝書鳩による通信。
はと‐ふ・く【鳩吹く】
[動カ四]両手を合わせて吹き、ハトの鳴き声を出す。猟師がシカを呼んだり、仲間の合図に用いたりする。《季 秋》「藪陰...
はと‐ぶえ【鳩笛】
郷土玩具の一。鳩の鳴き声に似た音を出す、鳩の形をした土焼きの笛。《季 秋》
ハトホル
エジプト神話で、天空と愛の女神。牝牛の姿で表される。ギリシャ人によりアフロディテと同一視された。
ハトホル‐しんでん【ハトホル神殿】
《Temple of Hathor》エジプト南東部、ナイル川中流の町デンデラにある神殿。デンデラの南東約2.5キロ...
はと‐ぽっぽ【鳩ぽっぽ】
鳩をいう幼児語。 [補説]作品名別項。→鳩ぽっぽ
はとぽっぽ【鳩ぽっぽ】
唱歌。明治34年(1901)発表。東くめ作詞、滝廉太郎作曲。東くめが浅草寺でハトに豆をやる子供たちの様子を見て着想...
はと‐まめ【鳩豆】
1 鳩のえさとして与える豆。 2 「鳩が豆鉄砲を食ったよう」の略。
はと‐むぎ【鳩麦】
イネ科の一年草。高さ約1.5メートル。ジュズダマに似て、細長い葉が互生し、夏から秋、雌花と雄花との穂がつく。実は暗...
はとむぎ‐ちゃ【鳩麦茶】
ハトムギの実を煎(い)ったもの。茶のように熱湯で煎(せん)じて飲む。
はと‐むね【鳩胸】
1 胸部が、鳩の胸のように大きくふくらんでいること。 2 近世の具足で、胸を大きくふくらませた鉄製の胴。 3 鐙(...
はと‐め【鳩目】
靴や書類とじなどの、ひもを通す小穴。また、そのための環状の金具。アイレット。
はとやま【鳩山】
姓氏の一。 [補説]「鳩山」姓の人物鳩山一郎(はとやまいちろう)鳩山由紀夫(はとやまゆきお)
はとやま‐いちろう【鳩山一郎】
[1883〜1959]政治家。東京の生まれ。立憲政友会に属し、昭和8年(1933)文相のときに滝川事件を起こした。...
はとやま‐イニシアチブ【鳩山イニシアチブ】
地球温暖化防止を目的として途上国を支援するための枠組み。平成21年(2009)に日本の首相鳩山由紀夫が国連気候変動...
はとやま‐ゆきお【鳩山由紀夫】
[1947〜 ]政治家。東京の生まれ。祖父は鳩山一郎。父の威一郎は元外相。東大工学部を卒業後、専修大助教授などを経...
ハトラ
イラク北部にある都市遺跡。セレウコス朝時代の紀元前3世紀頃に建設され、パルティア王国の支配下において軍事要塞および...
はとり【服部/服織】
《「はたお(機織)り」の音変化》機を織ること。また、それを職業とした人。「人の国に織るてふ—伝へても怪しやいかにこ...
は‐とり【執翳】
即位・朝賀などの大礼の際、天皇が高御座(たかみくら)にあるとき、左右八人ずつ並び、翳(さしは)をさしかざして天皇の...
はとり‐べ【服部】
大化前代、機織りを職とした品部(しなべ)。はたおりべ。
ハトロン‐し【ハトロン紙】
《(オランダ)patroonpapier(薬莢(やっきょう)用の丈夫な紙)から》薄茶色の丈夫な西洋紙。包装紙や封筒...
鳩(はと)を憎(にく)み豆(まめ)を作(つく)らぬ
鳩が豆をついばむのを嫌って、豆を作らないの意。わずかなことにこだわって大切なことをしないために、自分や世間の損害を...
ハドゥープ
複数のコンピューターでビッグデータを分散処理するためのミドルウエア。米国アパッチソフトウエア財団が開発し、オープン...
は‐どう【波動】
1 波のうねるような動き。 2 空間の一部に生じた状態の変化が、次々に周囲に伝わっていく現象。水の波・音波などの弾...
は‐どう【覇道】
儒教の政治理念で、武力や権謀をもって支配・統治すること。⇔王道。
はどう‐かんすう【波動関数】
波動方程式を満足させる関数。量子力学では粒子の状態を表す関数をいい、この絶対値の2乗はその点に粒子の存在する確率密...
はどう‐こうがく【波動光学】
光を波動として扱い、干渉・回折・分散などを研究する物理学の一分野。
はどう‐せつ【波動説】
1 光は波動であるという説。17世紀にホイヘンスが提起し、マクスウェルの電磁波説に道を開いた。 2 粒子の運動は波...
はどう‐ベクトル【波動ベクトル】
⇒波数ベクトル
はどう‐ほうていしき【波動方程式】
電磁波・弾性波などの波動に関する運動方程式。空間座標と時間とを独立変数とする偏微分方程式。量子力学では粒子の運動状...
はどう‐りきがく【波動力学】
量子力学の一形式。ド=ブロイの物質波の理論を発展させたシュレーディンガー方程式を基礎とする。ハイゼンベルクの行列力...
ハドソン
[1550ころ〜1611]英国の航海家。新航路を求め、北アメリカ東岸を探検した。ハドソン川・ハドソン湾はその名にちなむ。
ハドソン
[1841〜1922]英国の博物学者・小説家。米国人を両親にアルゼンチンで生まれ、のち英国に帰化。自然、特に鳥類の...
ハドソン‐かきん【ハドソン課金】
《Hudson charging》電話料金などの課金方式の一。単位時間あたりの通話料金を設定する。ハドソン料金。→...
ハドソン‐がわ【ハドソン川】
米国ニューヨーク州東部を流れる川。アディロンダック山に源を発し、南流して大西洋に注ぐ。長さ490キロ。五大湖とは運...
ハドソン‐ヤード
米国ニューヨーク市マンハッタン南西部の地区。ハドソン川に面し、ヘルズキッチンとチェルシーの間に位置する。2012年...
ハドソン‐りょうきん【ハドソン料金】
⇒ハドソン課金
ハドソン‐わん【ハドソン湾】
カナダ北東部にある湾。支湾にジェームズ湾・フォックス湾・アンガバ湾などをもち、ハドソン海峡で大西洋とつながる。
ハドック
⇒小鱈
はど‐みさき【波戸岬】
《「はどのみさき」とも》佐賀県西北部、東松浦半島最北端にある岬。唐津市に属する。馬渡(まだら)島・加唐(かから)島...
は‐どめ【歯止め】
1 車輪が動かないように、車輪と車輪接触面との間に挟んでおくもの。「—を噛(か)ませる」 2 車輪の回転を止める装...
はどめ‐こうか【歯止め効果】
⇒ラチェット効果