ふう‐きょう【風狂】
1 気がくるうこと。狂気。 2 風雅に徹し他を顧みないこと。また、その人。
ふう‐きょう【風教】
1 徳をもって人々を教え導くこと。風化。「全国男子の—はいわゆる武士道をもって陶冶する事」〈藤村・夜明け前〉 2 ...
ふうきょうよいん【風狂余韻】
安東次男による、松尾芭蕉の連句の評釈本。副題「芭蕉連句新釈」。平成2年(1990)刊。本作などの功績により、著者は...
ふう‐きり【封切(り)】
[名](スル)《「ふうぎり」とも》封切ること。特に、映画にいうことが多い。「昨日—された作品」「—館」
ふうきり‐かん【封切(り)館】
新作映画を初めて上映する映画館。一番館。→封切り →二番館
ふう‐き・る【封切る】
[動ラ五(四)] 1 封をしてあるものを開ける。封を切る。「年代物のワインを—・る」 2 初めて物事を行う。特に新...
ふう‐きん【風琴】
1 オルガン。「会堂にある—の近くに席を占めて」〈藤村・桜の実の熟する時〉 2 《「手風琴」の略》アコーディオン。
ふう‐きん【風禽】
凧(たこ)。いかのぼり。風鳶(ふうえん)。
ふう‐ぎ【風儀】
1 風習。しきたり。ならわし。「昔の—」 2 行儀作法。態度。「生徒の—は、教師の感化で正していかなくてはならん」...
ふう‐ぎょくしょう【馮玉祥】
[1882〜1948]中国の軍人・政治家。国民党に入り北伐に参加。反蒋介石運動を起こし除名された。抗日戦争中は復党...
ふう‐けい【風景】
1 目に映る広い範囲のながめ。景色。風光。「山岳—」 2 ある場面の情景・ありさま。「ほほえましい親子の—」「新春—」
ふうけい‐が【風景画】
風景を主題とする絵画。
ふうけいちほご‐きょうてい【風景地保護協定】
国立・国定公園内の自然の風景地について土地所有者が十分な管理を行うことが困難な場合、土地所有者に代わって環境大臣・...
ふうけいとのたいわ【風景との対話】
日本画家、東山魁夷によるエッセー。取材の旅や、創作を続ける日々について語る。昭和42年(1967)刊行。
ふうけいのなかのビーナス【風景の中のビーナス】
《原題、(ドイツ)Venus in einer Landschaft》クラナッハの絵画。板に油彩。縦38センチ、横...
ふう‐けつ【風穴】
山腹・渓間などにあって、夏季に冷たい風を吹き出す洞穴。溶岩トンネルの大きなもので、洞内の温度差による対流によって風...
ふう‐げつ【風月】
《古くは「ふげつ」》 1 風と月。心地よい風と美しい月。自然の風物。「花鳥—」 2 自然の風物を題材に詩歌・文章を...
風月(ふうげつ)を友(とも)とする
世俗を離れて自然に親しみ、風流な生活を送る。
ふう‐げん【諷言】
[名](スル)それとなく戒めること。また、その言葉。諷語(ふうご)。「僕常に君に—すれども君必ずこれに反すれば」〈...
ふう‐こう【風光】
自然の美しい眺め。景色。「—に恵まれた地」
ふう‐こう【風向】
風の吹いてくる方向。ふつう、16方位で示す。かざむき。
ふう‐こう【風候】
1 風の吹くようす。風模様。 2 風向きをみる道具。風見(かざみ)。 3 気候。時候。
ふうこう‐けい【風向計】
風向を測定する器械。水平面内で自由に回転する矢羽根を方位盤に取り付けたものなどがある。風信器。風見(かざみ)。
ふうこう‐めいび【風光明媚】
[名・形動]自然の景色が美しいこと。また、そのさま。「—な(の)地」
ふう‐こつ【風骨】
1 すがた。風体。「雄毅誠実、父達の—あり」〈露伴・運命〉 2 詩歌などの、作風と精神。「定家の—をうらやみ」〈正...
ふう‐ご【諷語】
[名](スル)「諷言(ふうげん)」に同じ。「世間には—と云うがある」〈漱石・趣味の遺伝〉
ふう‐さ【封鎖】
[名](スル) 1 出入りまたは出し入れをできないように封じ閉ざすこと。「出入り口を—する」「国境—」 2 国際法...
ふう‐さい【風災】
風による災害。風害。
ふう‐さい【風采】
容姿・服装・態度などの、人の見かけ上のようす。「—の上がらない人」
ふう‐さい【覆載】
1 この世にあるすべてのものを、天がおおい地が支えていること。また、その恩。 2 天地。宇宙。
ふうさ‐たいけい【封鎖体系】
経済学で、外国との取引を考慮せずに一国の経済を分析し、理論を構成していくこと。⇔開放体系。
ふう‐さつ【封殺】
[名](スル) 1 相手の言行をむりやりにおさえつけること。「反対派の意見を—する」 2 「フォースアウト」に同じ...
ふうさ‐よちょきん【封鎖預貯金】
法令によって払い戻しを制限または停止された預貯金。日本では、第二次大戦後のインフレーションの激化を防ぐために、金融...
ふう‐さん【楓蚕】
テグスサンの別名。
ふうさん‐ろしゅく【風餐露宿】
風にさらされ、露にぬれて寝ること。野宿すること。
ふう‐し【夫子】
1 昔、中国で、大夫(たいふ)以上の人に用いた敬称。また、長者・賢者・先生などを敬っていう語。「村—(そんぷうし)...
ふう‐し【風刺/諷刺】
[名](スル)社会や人物の欠点・罪悪を遠回しに批判すること。また、その批判を嘲笑的に表現すること。「—のきいた小説...
ふう‐し【風姿】
1 姿。かたち。みなり。風采。 2 和歌・連歌・能楽などの芸術的美を表現した姿。風体(ふうてい)。「見所より見る所...
ふう‐し【風師】
風の神。風伯。
ふう‐じ【諷示】
[名](スル)《「ふうし」とも》ほのめかすこと。暗示。「到底駄目であると遠廻しに—して居た」〈左千夫・野菊の墓〉
フー‐シー【胡適】
⇒こてき(胡適)
ふうしかでん【風姿花伝】
能楽論書。7編。世阿弥著。応永7年(1400)から同25年ごろにかけて、亡父観阿弥の教えをもとに著したもの。略称「...
ふうし‐が【風刺画】
社会や人物の風刺を目的とした絵画。カリカチュア。
ふうしし【風刺詩】
《原題、(ラテン)Satirae》古代ローマの詩人ホラティウスの詩集。全2巻。第1巻は紀元前35年、第2巻は紀元前...
ふうしししゅう【風刺詩集】
《原題、(ラテン)Saturae》1〜2世紀ごろのローマの風刺詩人、ユウェナリスの詩集。100年ごろから127年ご...
ふう‐しつ【風疾】
漢方で、中風・リウマチ・痛風などのこと。風病。風患。
ふう‐しつ【風湿】
漢方で、風・水によって筋肉・関節などに起こる病気。リウマチの類。
ふう‐しゃ【風車】
風を受けて回転する羽根車。また、風を大きな羽根車に受けて回転させ、動力を得る装置。かざぐるま。「—小屋」
ふうしゃごやだより【風車小屋便り】
《原題、(フランス)Lettres de mon moulin》ドーデの短編小説集。1969年刊。プロバンス地方を...
ふう‐しゅ【風趣】
おもむき。風情のある味わい。「—に富んだ情景」