ほん‐ぷ【本譜】
五線紙に書き表した正式の楽譜。五線譜。⇔略譜。
ほん‐ぷ【品封】
親王・内親王に、品(ほん)に応じて賜った封戸(ふこ)。
ほん‐ぺん【本編/本篇】
1 書物などで、主体となる部分。正編。 2 予告編に対して、実際に上映される映画のこと。 3 テレビドラマに対して...
ほん‐ぼん【本本】
《「ほんほん」とも》本当。真実。「そりゃ—でござんすか」〈浄・先代萩〉
ほん‐ぼう【本坊】
1 末寺から本寺をいうときの呼び名。 2 寺院で、住職の住む僧坊。「—において誹諧興行」〈奥の細道〉 3 自分の住...
ほん‐ぽ【本帆】
和船の船体中央の帆柱に張る大きな帆。
ほん‐ぽ【本圃】
苗床から苗を移して生育させる本式の畑。
ほん‐ぽ【本舗】
1 ある特定の商品を製造・販売するおおもとの店。 2 自分の働いている、この店。当店。
ほん‐ぽう【本方】
漢方で、昔からきまっている調剤の方法。
ほん‐ぽう【本邦】
この国。我が国。「—初公開」
ほん‐ぽう【本法】
1 本体となる法律。 2 この法律。
ほん‐ぽう【本俸】
手当などを含まない、基本の俸給。本給。
ほん‐ぽう【奔放】
[名・形動]常識や規範にとらわれないで、自分の思うままに振る舞うこと。また、そのさま。「—な生活」「—に育てる」「...
ほんぽう‐じ【本法寺】
京都市上京区にある日蓮宗の本山。山号は、叡冒山。開創は永享8年(1436)。開山は日親。天正15年(1587)豊臣...
ほんぽ‐じとう【本補地頭】
鎌倉幕府により以前からの所職を安堵(あんど)された地頭。また、特に承久の乱以前からの地頭をさす。→新補地頭
ほん‐ま【本真】
[名・形動](多く、西日本で)本当であること。また、そのさま。「—にがめつい」
ほん‐ま【本馬】
江戸時代、宿場に置いた駄馬の一。1駄として定められていた積荷量は40貫(約150キロ)または36貫(約135キロ)...
ほん‐ま【本間】
1 家屋の畳の大きさで、本式とされるもの。地方により異なる。 2 邦楽で、基本的なリズム。 3 謡曲で、文句の第1...
ほん‐まきえ【本蒔絵】
消し粉蒔絵など簡単な技法による蒔絵に対して、本格的な蒔絵。
ほん‐まく【本幕】
1 能や狂言で、揚げ幕を2本のさおで上までいっぱいに、内側へはね上げること。シテ・ワキなどの出入りに用いる。→片幕...
ほん‐まぐろ【本鮪】
クロマグロの別名。
ほんま‐しろうさぶろう【本間四郎三郎】
[1733〜1801]江戸中期の豪商。名は光丘。本間家3代目。庄内藩の酒田で事業に成功し、藩財政に関与。また、私財...
ほんまち‐どおり【本町通り】
大阪市内を東西に走る道路の呼び名。中央大通りの北側を通る。
ほん‐まつ【本末】
1 物事の始めと終わり。 2 物事の根本と枝葉。重要なこととささいでつまらないこと。「—を誤る」 3 本山と末寺。
ほんまつ‐てんとう【本末転倒】
[名](スル)根本的で重要なこととささいでつまらないことを取り違えること。「—もはなはだしい」「—した考え」
ほん‐まつり【本祭(り)】
1年おきまたは数年おきに行われる正式の祭礼。
ほんま‐びじゅつかん【本間美術館】
山形県酒田市御成町にある美術館。昭和22年(1947)創立。本館の清遠閣(せいえんかく)は、文化10年(1813)...
ほん‐まる【本丸】
1 日本の城郭で、中心をなす一区画。城主の居所で、多く中央に天守(天守閣)を築き、周囲に堀を設ける。 2 (比喩的...
ほん‐み【本身】
竹光(たけみつ)などに対して、鉄でつくった本物の刀。真剣。
ほん‐みかげ【本御影】
神戸市御影付近から産する、淡紅色の長石を含む花崗岩(かこうがん)の石材名。
ほん‐みず【本水】
歌舞伎の演出で、川・池・井戸などの場面に本物の水を使うこと。また、その水。一種の外連(けれん)演出で、夏芝居などに...
ほん‐みのし【本美濃紙】
美濃紙の一。コウゾを原料とし、抄造(しょうぞう)にトロロアオイを用いて伝統的な製法でつくられる和紙。 [補説]国の...
ほん‐みょう【本名】
筆名・芸名・偽名などに対して、本当の名前。実名。ほんめい。
ほん‐みょう【本命】
生まれた年の干支(えと)。ほんめい。
ほんみょう‐しょう【本命星】
陰陽道(おんようどう)で、九星のうち、その人の生年にあたる星。本命宿。
ほんみょう‐じ【本妙寺】
熊本市にある日蓮宗の寺。山号は、発星山。天正13年(1585)加藤清正が大坂に創建。開山は日真。清正が肥後を領した...
ほんみょう‐てきさつ【本命的殺】
陰陽道で、本命星の反対の大凶の方角。この方角を避けて事を行わなければ災難が起こるとされる。
ほんみょう‐にち【本命日】
陰陽道で、その人の生年によって、病気・災難に特に注意しなければならない日。
ほんみょう‐ほっけしゅう【本妙法華宗】
日蓮宗の一派。日真を開祖、京都の本隆寺を本山とし、勝劣派の一。明治31年(1898)独立してこの名となったが、現在...
ほん‐みりん【本味醂】
「味醂」に同じ。味醂風調味料に対していう。
ほん‐む【本務】
本来の任務。また、兼務している場合の、主たる職務。「—に精を出す」
ほん‐むすび【本結び】
「小間結(こまむす)び」に同じ。
ほんむね‐づくり【本棟造(り)】
民家形式で、板葺(いたぶ)き・切妻造り・妻入りが特色のもの。ふつう正面に下屋をつける。長野県中南部でみられる。
ほん‐め【本目】
1 囲碁で、完全な目。⇔欠け目。 2 網目の結節の一つ。小間結(こまむす)びによる網目で、結び目がかさばらない。漁...
ほん‐めい【本名】
⇒ほんみょう(本名)
ほん‐めい【本命】
1 競馬・競輪などで、優勝の第1候補。「—馬」⇔穴馬。 2 選挙戦などの最有力候補。「次期社長の—」 3 俗に、そ...
ほん‐めい【奔命】
主君の命を受けて奔走すること。転じて、忙しく活動すること。
ほんめい‐チョコ【本命チョコ】
バレンタインデーに、女性が本当に好きな男性に贈るチョコレート。→義理チョコ
奔命(ほんめい)に疲(つか)・れる
忙しく活動して疲れ果てる。「いくら卒業したってこう—・れちゃ、少しも卒業の難有味(ありがたみ)はない」〈漱石・野分〉
ほん‐もう【本望】
1 本来の望み。もとから抱いている志。本懐。「—を遂げる」 2 望みを達成して満足であること。「留学できるなら—だ」