さいか【雑賀】
《「さいが」とも》和歌山市の地名。戦国時代、石山本願寺と結んだ雑賀衆が織田信長・豊臣秀吉と戦った雑賀一揆の中心地。
さい‐か【才華】
はなやかに外に現れた才能。また、すぐれた才能。「少年時代に、十分な—を輝したあの人が」〈菊池寛・無名作家の日記〉
さい‐か【再嫁】
[名](スル)女性が再婚すること。再縁。「入夫又は—することあるも」〈福沢・福翁百話〉
さい‐か【西下】
[名](スル)首都から西の地方へ行くこと。東京方面から関西方面に行くこと。「列車で—する」⇔東上。
さい‐か【災禍】
天災や事故によって受けるわざわい。思いがけない災難。災害。「—に遭う」
さい‐か【採火】
[名](スル)火をとること。特に、オリンピックの聖火の種火を、凹面鏡を使って日光からとること。
さい‐か【細瑕】
わずかな欠点。こまかいきず。細疵(さいし)。
さい‐か【最下】
いちばん下。また、最も劣っていること。さいげ。「—に位置する」
さい‐か【裁可】
[名](スル) 1 判断して許可すること。特に、君主が臣下の提出する議案を裁決し、許可すること。裁許。「申請を—す...
さい‐か【載貨】
車や船に貨物を積むこと。また、その貨物。つみに。
さい‐か【綵花】
つくり物の花。造花。
さい‐かい【再会】
[名](スル)長く別れ別れになっていた人どうしが、再びめぐりあうこと。「—を期す」「三〇年ぶりに—した友」 [補説...
さい‐かい【再開】
[名](スル)いったん閉じていたもの、中断していたものを、再び開いたり、始めたりすること。また、再び始まること。「...
さい‐かい【西海】
西方の海。特に、瀬戸内海または九州の海。 「西海道」の略。
さいかい【西海】
長崎県本土西部、西彼杵(にしそのぎ)半島北部を占める市。大村湾・東シナ海での漁業や果樹栽培が盛ん。平成17年(20...
さい‐かい【斎戒】
[名](スル)祭りを執り行うなど、神聖な仕事に従う者が、飲食や行動を慎み、心身を清めること。物忌み。潔斎。「—して...
さい‐かい【際会】
[名](スル)重大な事件や時機にたまたま出あうこと。「激動の時代に—する」
さい‐かい【最下位】
地位や順位などが最も下であること。⇔最上位。
さいかい【再会】
堤千代の短編、および同作を表題作とする小説集。昭和16年(1941)刊行。
さい‐かい【採貝】
海や川などで、漁業として貝類をとること。さいがい。さいばい。「—漁業」
さい‐かい【崔嵬】
[ト・タル][文][形動タリ]山で、岩や石がごろごろしていて険しいさま。「—たる岩山」 [形動ナリ]堂や塔などが高...
さいかいげんしりょくはつでんしょ【西海原子力発電所】
井上光晴の小説。昭和61年(1986)、文芸誌「文学界」7・8月号に掲載。閉鎖的な過疎の町を舞台に、原子力発電所の...
さいかい‐こくりつこうえん【西海国立公園】
長崎県北松浦半島の西部海岸、五島列島を含む多島海式の国立公園。
さいかい‐し【西海市】
⇒西海
さいか‐いっき【雑賀一揆】
安土桃山時代、雑賀地方で一向宗門徒らの起こした一揆。天正5年(1577)以来、織田信長・豊臣秀吉に抗戦し、天正13...
さいかい‐どう【西海道】
五畿七道の一。今の九州地方全域。大宰府(だざいふ)が統轄。初め筑前・筑後・豊前(ぶぜん)・豊後(ぶんご)・肥前・肥...
さい‐かいはつ【再開発】
[名](スル)すでに開発されたものに手を加えて、さらに開発すること。「地方都市を—する」
さいかい‐もくよく【斎戒沐浴】
[名](スル)飲食や行動を慎み、からだを洗って心身のけがれを取ること。
さいか‐う【催花雨】
春、早く咲けと花をせきたてるように降る雨。
さい‐かえ・る【再返る】
[動ラ四]《「さ(冴)えかえ(返)る」の音変化。「再返る」は当て字》いったん弱まっていた勢いを再び取り戻す。「身不...
さいか‐きっすいせん【載貨喫水線】
荷を最大限に積んだ場合の喫水線。船腹の中央に標記する。
さい‐かく【才覚】
[名](スル) 1 すばやく頭を働かせて物事に対応する能力。知恵の働き。機転。「—のある人」 2 工夫(くふう)す...
さいかく【西鶴】
⇒井原西鶴(いはらさいかく)
さい‐かく【犀角】
サイの角(つの)。漢方で、粉状にして解熱・鎮静・解毒薬に用いる。黒色と白色とがあり、黒色のものを烏犀角(うさいかく...
さい‐がく【才学】
《古くは「さいかく」とも》才能と学問。学識。「彼女の—と品格と、容色とを知らぬでは無かったのサ」〈木下尚江・良人の自白〉
さいかくいちだいおんな【西鶴一代女】
溝口健二監督による映画の題名。昭和27年(1952)公開。井原西鶴の浮世草子「好色一代女」を翻案したもの。出演、田...
さいかくおおやかず【西鶴大矢数】
⇒大矢数
さいかくおきみやげ【西鶴置土産】
浮世草子。5巻。井原西鶴の第1遺稿集。北条団水編。元禄6年(1693)刊。遊蕩(ゆうとう)の末に零落した人々の姿を...
さいかくおりどめ【西鶴織留】
浮世草子。6巻。井原西鶴の第2遺稿集。北条団水編。元禄7年(1694)刊。町人の経済的成功談などを集めたもの。
さいかくしょこくばなし【西鶴諸国ばなし】
浮世草子。5巻。井原西鶴作。貞享2年(1685)刊。諸国の怪奇談など35話を集めたもの。近年諸国咄大下馬(おおげば)。
さいかく‐ち【最確値】
ある量を数回測定したときの、最も真の値に近い値。最小自乗法によって求め、同じ条件による測定では相加平均をとる。
さいかく‐の‐おび【犀角の帯】
石帯(せきたい)の一種。サイの角(つの)を円形または方形に切って飾りとしてつけた革の帯。四位・五位以下の者が用いた...
サイカシン
ソテツ類に含まれる有毒の配糖体。発がん性をもつ。救荒植物としてソテツの幹や種子などからでんぷんを採取して食用とする...
さいかじゅうりょう‐トンすう【載貨重量トン数】
船舶の貨物の積載能力を最大重量で示したもの。英トンを用い、貨物を満載した状態の排水量から、空船状態の排水量を引いた...
さいかち【皂莢】
マメ科の落葉高木。山野や河原に自生。幹や枝に小枝の変形したとげがある。葉は長楕円形の小葉からなる羽状複葉。夏に淡黄...
さいかち‐むし【皂莢虫】
(関東地方南部で)カブトムシの別名。
さい‐かん【才幹】
物事を成し遂げる知恵や能力。手腕。「学問—共に優れた人物」
さい‐かん【再刊】
[名](スル)休刊または廃刊していた新聞や雑誌などを再び刊行すること。復刊。
さい‐かん【災旱】
ひでりによる災害。「三日の間小止(をや)み無くして、—の憂へ永く消えぬ」〈太平記・一二〉
さい‐かん【災患】
わざわい。災難。「—を救う」