ある官位の次の官位。次席

  1. 岩石小片。岩よりも小さく、砂よりも大きなもの。

  1. 広く、岩石鉱石のこと。「—の置物」「—の橋」

  1. 土木工事や建築などに使う石材。「山から—を切り出す」

  1. 宝石や、時計部品に用いる鉱石、ライターの発火合金などの俗な言い方。

  1. 碁石。「—を打つ」

  1. 胆石結石

  1. 硯 (すずり) 石

  1. 墓石

  1. じゃんけんで、握りこぶしで示す形。ぐう。→じゃんけん

  1. 10 紋所の名。四つ石、丸に一つ石、石畳車 (いしだたみぐるま) などがある。

  1. 11 かたい、冷たい、無情なもののたとえ。「—のように黙りこむ」「—のように動かない」

  1. 12 劣ったもののたとえ。「数が多ければ玉もあるし—もある」

  1. 13 石だたみ敷石

    1. 「ひとりなるわが身の影をあゆまする—のうえ」〈達治・甃のうへ〉

  1. 14 石御器 (いしごき) のこと。茶碗

    1. 「此の—できゅっとやらんせ」〈浄・妹背山

律令制で、六位以下、八位以上の位階にある人の嫡子。21歳でまだ官職のない者は、試験をして大舎人 (おおとねり) 兵衛 (ひょうえ) などに任じられた。

  1. 医術仕事にする人。医師法適用を受けて、病気の診察治療に当たる人。医者。古くは「くすし」「くすりし」といった。

  1. 律令制で、典薬寮 (てんやくりょう) 職員治療と医生 (いしょう) の教授をつかさどった者。

  1. 中世、公家や僧侶医術知識を持って施療した者。

  1. 江戸幕府の職名僧体医療をつかさどった。これに対し、民間では士分・公卿の服装をした古方 (こほう) 派があった。→奥医師

  1. エビなどの甲殻類の胃の内面にあるキチン質の硬い突起。食物を砕く役割をする。

  1. 軟体動物のアメフラシなどの胃壁にある粒状体。食物を砕くと同時に、消化酵素を出す。

腰掛けの一。宮中では貴人高官が使用を許されたもの。形や背もたれ・ひじ掛けの有無などは身分により違いがあった。

螺鈿 (らでん) の—立てたり」〈・若菜上〉

[補説]中世以降、禅僧が多く使い、唐音を用いて「いす」といい、「椅子」と書くことが多くなった。
  1. 謀反の心。異心。

    1. 「益々列国を併呑するの、—あるものに似たり」〈竜渓経国美談

  1. 人並みでないすぐれた志。

  1. 《「志」は誌の意》異なった記録

  1. あることを行いたい、または行いたくないという考え。意向。「参加する—がある」「こちらの—が通じる」

  1. 目的計画を選択し、それを実現しようとする精神の働き。知識感情対立するものと考えられ、合わせて「知情意」という。「—を貫く」「—強固

  1. 哲学で、個人あるいは集団行動を意識的に決定する能力。広義には、欲望も含まれる。倫理学的には、道徳的判断の主体あるいは原因となるものをいい、衝動対立する。

[用法]意志・[用法]意思——「意志」は「意志を貫く」「意志の強い人」「意志薄弱」など、何かをしよう、したいという気持ちを表す場合に用いられる。哲学・心理学用語としては「意志」を用いることが多い。◇「意思」は、「双方意思を汲 (く) む」「家族意思尊重する」など、思い・考えの意味重点を置いた場合に用いられる。法律用語としては「意思」を用いることが多い。◇「意志(意思)の疎通を欠く」「意志(意思表示」などは、話し手の意識によって使い分けられることもある。
  1. 何かをしようとするときの元となる心持ち。「本人の—に任せる」

  1. 法律用語。

    1. 民法上、身体動作直接原因となる心理作用や、ある事実に対する意欲をさす。

    2. 刑法上、自分行為に対する認識をさし、時には犯意と同じ意味をもつ。「犯行の—」

    3. 意志用法

親の死後、残された子供遺児

《「矢」は屎 (くそ) の意》大小便をもらすこと。

先人が残した考え。

昔、建物や城などの建っていたあと。遺跡。

故人が、果たすことができないで残したこころざし。「先生の—を継ぐ」

置き去りにされた死体。遺棄死体。

[名](スル)あごで指図して思いのままに人を使うこと。
[名](スル)首をくくって死ぬこと。首つり死。縊首 (いしゅ) 。

後宮十二司の一。内裏 (だいり) 内の門の鍵の管理・出納をつかさどった職。みかどのつかさ。

[形シク]

  1. よい。すばらしい。見事である。

    1. 「鞠は—・しいものかな」〈弁内侍日記

  1. 巧みである。じょうずだ。

    1. 「歌の音 (こゑ) のよさよ、—・しう—・しうとほめられたり」〈盛衰記・一七〉

  1. 美味だ。おいしい。

    1. 「—・しかりしときは夢窓にくらはれて」〈太平記・二三〉

  1. 殊勝だ。けなげだ。あっぱれだ。

    1. 「いかがはからひ申さんと申し上ぐれば、おお、—・しくもしたんなれ」〈浄・盛衰記

[補説]中世から「いしい」の形となり、現在では接頭語「お」をつけて、もっぱら美味の意を表す。→おいしい

出典:gooニュース

出典:青空文庫

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