あん‐ず【杏子/杏】
《「あんず(杏子)」は唐音》バラ科の落葉小高木。春、葉より先に梅に似た花が咲く。花は淡紅色、一重または八重。実は橙...
あん‐ず【案主】
⇒あんじゅ(案主)
あんず‐いろ【杏子色/杏色】
アンズの果皮のような色。柔らかい橙色。
あんず‐うめ【杏梅】
1 アンズの別名。 2 梅の一品種。アンズに似る。果実は酸味が少ない。
あんず‐たけ【杏茸】
アンズタケ科のキノコ。夏から秋に、針葉樹林に群生。鮮やかな橙黄(とうおう)色。傘は直径3〜8センチで、アンズに似た...
あんずっこ【杏っ子】
室生犀星による長編の私小説。昭和31年(1956)から昭和32年(1957)にかけて「東京新聞」に連載。成瀬巳喜男...
あん・ずる【按ずる】
[動サ変][文]あん・ず[サ変] 1 考えをめぐらす。「依て窃(ひそか)に—・ずるに」〈福沢・福翁百話〉 2 調べ...
あん・ずる【案ずる】
[動サ変][文]あん・ず[サ変] 1 考えをめぐらす。考え出す。いろいろ工夫する。「一計を—・ずる」 2 心配する...
あんずる‐に【案ずるに/按ずるに】
[連語]思うに。多く自分の考えを述べるとき、冒頭に用いる。「—、寓言の書の世に現るるは」〈逍遥・小説神髄〉
案(あん)ずるより産(う)むが易(やす)し
物事はあれこれ心配するより実行してみれば案外たやすいものだ。
あんせい【安政】
江戸末期、孝明天皇の時の年号。1854年11月27日〜1860年3月18日。
あん‐せい【安静】
[名・形動] 1 安らかで落ち着いていること。また、そのさま。「従順な—な心になって行くのであった」〈石川達三・蒼...
あんせい‐えどじしん【安政江戸地震】
安政2年(1855)10月2日に関東地方南部で発生した大地震。安政年間に日本全国で発生した十数回におよぶ安政の大地...
あんせい‐きんぎん【安政金銀】
江戸幕府が主として安政年間に鋳造・発行した金銀貨の総称。金貨には小判・二分金・一分金、銀貨には丁銀・豆板銀・一分銀...
あん‐せいこう【安世高】
[?〜170ころ]中国、漢代の僧。西アジアの安息国(パルティア)の王子であったが、出家して仏教を修め、中国に渡り、...
あんせいごかこく‐じょうやく【安政五箇国条約】
⇒安政の仮条約
あんせい‐しちん【安西四鎮】
中国唐代に、西域統治のため、安西都護府のもとに置かれていた四つの都督府。亀玆(きじ)・于闐(うてん)・疏勒(そろく...
あんせいじ‐きょうしんしょう【安静時狭心症】
⇒冠攣縮性狭心症
あんせい‐ど【安静度】
病気療養中に患者が守るべき安静の程度。
あんせい‐の‐おおじしん【安政の大地震】
江戸時代の安政年間に日本全国で発生した13回に及ぶ地震。特に安政2年(1855)10月2日に江戸を中心として発生し...
あんせい‐の‐かりじょうやく【安政の仮条約】
安政5年(1858)、大老井伊直弼(いいなおすけ)が、アメリカ・オランダ・ロシア・イギリス・フランスの5か国と順次...
あんせい‐の‐たいごく【安政の大獄】
安政5〜6年(1858〜1859)に、大老井伊直弼が行った尊攘(そんじょう)派への弾圧。安政の仮条約や、家茂(いえ...
あん‐せきしょく【暗赤色】
黒みがかった赤色。どす黒い赤色。
アンセストリー
血統。家柄。また、先祖。祖先。
アンセム
1 イギリス国教会の礼拝式で歌われる合唱曲。 2 頌歌(しょうか)。
アンセリン
脊椎動物の筋肉中に含まれるペプチドの一種。β-アラニンとメチルヒスチジンという二つのアミノ酸からなる。鳥類や大型の...
アンセルムス
[1033〜1109]英国のスコラ哲学者。イタリアの生まれ。カンタベリー大司教。神の存在の神学的証明や、キリストに...
あん‐せん【暗線】
スペクトルに現れる黒い線。光が物質に吸収されて生ずる。吸収線。
アンゼリカ
《「アンゲリカ」「アンジェリカ」とも》セリ科シシウド属の多年草の総称。花はシシウドに、葉はセロリに似て葉柄が太い。...
キーファー
[1945〜 ]ドイツの画家。ドイツの歴史、ナチズムなどを主題に、下地に藁(わら)や衣服を貼った巨大な絵画やオブジ...
あん‐ぜん【安全】
[名・形動]《中世は「あんせん」とも》危険がなく安心なこと。傷病などの生命にかかわる心配、物の盗難・破損などの心配...
あん‐ぜん【晏然】
[ト・タル][文][形動タリ]安らかで落ち着いているさま。晏如(あんじょ)。「棺は—と底に沈んだ」〈木下尚江・良人...
あん‐ぜん【暗然/黯然/闇然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 悲しみ、絶望などで心がふさぐさま。気落ちするさま。「—として云うべき言葉もなく...
あんぜん‐うんてん【安全運転】
1 自動車・列車・機械などを、操作要領に従って慎重に操作すること。 2 (比喩的に)物事の運営や人間関係などにおい...
あんぜんうんてんこうしゅうかいじゅこう‐わりびき【安全運転講習会受講割引】
自動車保険の契約に際し、国が指定する自動車教習所での運転免許取得者教育を受講した場合に適用される保険料の割引。過去...
あんぜんうんてん‐サポートしゃ【安全運転サポート車】
⇒サポカー
あんぜんうんてんしえん‐システム【安全運転支援システム】
⇒ディー‐エス‐エス‐エス(DSSS)
あんぜん‐かみそり【安全剃刀】
皮膚を切らないように工夫してある、西洋かみそり。
あんぜんかんれん‐せつびとうし【安全関連設備投資】
老朽化した設備の交換や保安・防災、安定輸送のための対策、安全性を向上させた車両の導入や改造など、鉄道会社が輸送の安...
あんぜん‐ガラス【安全ガラス】
割れにくく、割れても破片が飛び散らないガラス。合わせガラス・強化ガラス・網入りガラスやメタクリル樹脂製ガラスなど。
あんぜん‐き【安全器】
電気回路中に設ける危険防止器具。規定以上の電流が流れると自動的に回路を遮断する。
あんぜん‐キャビネット【安全キャビネット】
病原体や遺伝子組み換え生物などを安全に取り扱う設備。内部を陰圧に保ち、ドラフトチャンバーからの排気を滅菌する装置が...
あんぜん‐きょういく【安全教育】
交通事故や地震・火事などの災害から身を守るための知識・習慣を身につけさせる教育。
あんぜん‐ぐつ【安全靴】
着用者の足を保護するため、つま先の部分に金属板を入れて補強したり、滑り止めを備えたりした靴。建設現場や工場内などで...
あんぜん‐けいすう【安全係数】
⇒安全率
あんぜん‐けん【安全圏】
1 危険のない地帯。 2 競技や選挙などで、勝利や当選が確実であるとみられる範囲。「予選通過の—に入る」
あんぜん‐こう【安全光】
⇒暗室ランプ
あんぜん‐こう【安全港】
⇒セーフ‐ハーバー
あんぜん‐こうちゅう【安全鉱柱】
採掘によって陥没や地盤沈下などが生じそうな所を、採掘しないで柱状に残した鉱石。保安鉱柱。
あんぜん‐さく【安全策】
1 危険が起こらないように、あらかじめ考えておく方法。事故や事件、災害などを防ぐための策。「転落防止のための—を講...