いけのぼう‐せんこう【池坊専好】
(初世)[1540ころ〜1620ころ]立花の名手。信長、秀吉の後援を得て池坊流を発展させた。 (2世)[1575〜...
いけのぼう‐りゅう【池坊流】
華道の流派の一。室町中期、専慶の立花に始まり、専応(せんおう)・専栄(せんえい)を経て、桃山期から江戸前期にかけて...
いけ‐の‐ま【池の間】
梵鐘の部分の名。鐘身の中央部で、乳(ち)の間と中帯の間にあり、銘などが刻まれている。
いけのもくず【池の藻屑】
江戸中期の歴史物語。14巻。荒木田麗女(あらきだれいじょ)著。明和8年(1771)成立。増鏡のあとを受けて、後醍醐...
いけ‐はぎ【生け剝ぎ】
天(あま)つ罪の一。牛や馬などの動物の皮を、生きたままはぎ取ること。いきはぎ。「畔(あ)放ち…串剝ぎ、—、逆(さか...
いけ‐ばか【埋け墓】
⇒埋(う)め墓
いけ‐ばな【生(け)花/活け花】
草木の枝・葉・花を切り取り、花器に挿し、形を整えて鑑賞に供すること。また、挿したもの。立花(りっか)・生花(せいか...
いけ‐び【埋け火】
消えないように、灰の中にいけた炭火。うずみび。《季 冬》
いけぶくろ【池袋】
東京都豊島区のほぼ中央部にある地名。第二次大戦後急速に発展し、副都心の一つとなる。JR山手線・埼京線・湘南新宿ライ...
いけぶくろウエストゲートパーク【池袋ウエストゲートパーク】
石田衣良の短編小説。実家の果物屋を手伝う主人公マコトが、池袋駅西口公園周辺に集まる若者達のトラブルを解決していく。...
いけ‐ぶね【生け船】
「生け簀(す)船」に同じ。「—に鯲(どぢゃう)をはなち」〈浮・一代男・八〉
いけべ【池辺】
姓氏の一。 [補説]「池辺」姓の人物池辺三山(いけべさんざん)池辺義象(いけべよしかた)
いけべ‐さんざん【池辺三山】
[1864〜1912]新聞記者。熊本の生まれ。本名、吉太郎。「東京朝日新聞」主筆として活躍。
いけべ‐よしかた【池辺義象】
[1864〜1923]国文学者。熊本の生まれ。一高教授・御歌所寄人(よりうど)。国文・和歌・古代法を研究。著「日本...
いけべ‐りょう【池部良】
[1918〜2010]映画俳優。東京の生まれ。「青い山脈」などのヒット作に主演し、青春スターとして活躍。後年は文芸...
いけ‐ボ
《いけめん+ボイス(声)から。ふつう「イケボ」と書く》俗に、男性の魅力的な声。
いけ‐ぼし【池干し】
ため池などの水をくみ出し、底面を乾燥させること。
いけ‐ぽちゃ【池ぽちゃ】
《「ぽちゃ」は水に落ちる音から》人や物が池に落ちること。特に、ゴルフで、打ったボールが池に落ちることをいう。
いけま【生馬】
《アイヌ語で巨大な根の意》キョウチクトウ科の蔓性(つるせい)の多年草。山地に自生。根は太く、地中にまっすぐに伸びる...
いけ‐ま【生け間/活け間】
漁船の中央部に設けた生け簀(す)。外部と水が通じるようにし、生き餌(え)や捕らえた魚を入れる。
いけみや‐しょういちろう【池宮彰一郎】
[1923〜2007]脚本家・小説家。東京の生まれ。本名、池上金男。映画「十三人の刺客」「嵐を呼ぶ男」、テレビドラ...
いけ‐めん
《「いけ」は「いけてる」の略、「めん」は「面」と「men」を掛けた言葉。ふつう「イケメン」と書く》容貌、容姿ともに...
いけ‐もの【生け物/活け物】
《生かしてあるものの意》 1 生け花。「『この店を見さしませ』『はて、好い—』」〈狂言記・酢薑〉 2 「生け作り1...
いけ‐やく【池役】
江戸時代の雑税の一。水草や真菰(まこも)などを採取して生活に利用できる池に対して課した役米。魚などの場合は、池魚役...
いけやせき‐すいせい【池谷関彗星】
昭和40年(1965)9月、日本の池谷薫と関勉が互いに独立して発見した彗星。同年10月に近日点を通過した際には満月...
い・ける
[動カ下一]《行くことができる意から》 1 相当にうまくできる。「歌だけでなく、踊りも—・ける」 2 相当の量の酒...
い・ける【生ける/活ける】
[動カ下一][文]い・く[カ下二]《「生きる」に対して「生かす」の意。花などを生かしておくというところから》 1 ...
い・ける【埋ける】
[動カ下一][文]い・く[カ下二]《「生ける」と同語源》 1 炭火を灰の中にうめる。また、炭火を火鉢などの灰の上に...
いけ‐る【生ける】
[連語]《動詞「い(生)く」(四段)の已然形+完了の助動詞「り」の連体形》生きている。「生きとし—もの」 [補説]...
いけ‐る‐かぎり【生ける限り】
[連語]生きている間。一生。生涯。「なほ—の志をだに失ひ果てじ」〈源・鈴虫〉
いけるしかばね【生ける屍】
《原題、(ロシア)Zhivoy trup》レフ=トルストイの戯曲。1900年作。裁判事件を題材に、当時のロシア社会...
いけ‐る‐しかばね【生ける屍】
[連語]肉体的に生きているだけで、精神的には死んだも同然の人。 [補説]戯曲名別項。→生ける屍
いけるにんぎょう【生ける人形】
片岡鉄兵の小説。昭和3年(1928)発表。昭和4年(1929)、内田吐夢監督によりサイレント映画化。
い‐けん【威権】
相手にこちらの意思を押しつけて従わせる力。威力と権力。
い‐けん【異見】
[名](スル) 1 他の人とは違った考え。異議。異論。「—を唱える」「—を差し挟む」 2 「意見2」に同じ。「おれ...
い‐けん【意見】
[名](スル) 1 ある問題に対する主張・考え。心に思うところ。「—を述べる」「—が分かれる」「少数—」「賛成—」...
い‐けん【違憲】
成文憲法の規定に違反すること。憲法違反。「—訴訟」⇔合憲。
い‐けん【遺賢】
すぐれた才能を持ちながら、政府に用いられないで民間にいる人。「野(や)に—なし」
いけん‐こうこく【意見広告】
団体や個人が自分の主義主張を訴えるための広告。
いけんこうぼ‐てつづき【意見公募手続(き)】
⇒パブリックコメント
いけん‐しょ【意見書】
ある問題についての考えを述べた文書。「法律制定を求める—」
いけん‐しんさ【違憲審査】
裁判所が、法令や行政行為などの憲法適合性を審査すること。
いけん‐しんさけん【違憲審査権】
⇒違憲立法審査権
いけんしんさ‐せい【違憲審査制】
⇒違憲立法審査制
いけん‐じょうたい【違憲状態】
法律や制度などが憲法の趣旨に反している状態。特に、国政選挙における一票の格差の問題で、投票価値の不平等が憲法の求め...
いけん‐ちょうしゅかい【意見聴取会】
人々の意見を聞くために開く会。特に、行政機関が政策をまとめるにあたって、利害関係者および第三者などの意見を聞き取る...
意見(いけん)に付(つ)・く
忠告に従う。「伯父御(をぢご)の—・くがいい」〈滑・浮世風呂・前〉
いけん‐ふうじ【意見封事】
奈良・平安時代、勅旨をもって意見を求めたのに対して、臣下が密封して提出した政治意見書。
いけん‐ふひょうめい【意見不表明】
会計監査人が監査報告書に監査意見を表明しないこと。企業の会計監査を行った際に、財務諸表に対する意見表明ができないほ...
いけんりっぽう‐しんさけん【違憲立法審査権】
法律・命令・規則・処分が憲法に適合するか否かを審査する裁判所の権限。最高裁判所が終審裁判所としてその権限を有する。...