いさ‐な【鯨/勇魚】
《枕詞「いさなとり」の「いさな」を「勇魚」と解してできた語》クジラの古名。いさ。〈書言字考節用集〉
いさ‐な【小魚/細小魚】
小さな魚。ざこ。一説に磯魚(いそな)の意とも。「浅瀬行く—とるとや夢にさへみぎはの鷺の眠り立つまは」〈草根集・六〉
いさな‐とり【鯨取/勇魚取】
[名]クジラを捕ること。捕鯨。《季 冬》「為(す)ることは異(かわ)らぬ—ながら」〈露伴・いさなとり〉 [枕]クジ...
いさなとりえことば【勇魚取絵詞】
江戸後期の書。国学者小山田与清(おやまだともきよ)による文政12年(1829)の跋(ばつ)があるが、著者未詳。天保...
いさ‐は【斑葉】
1 植物の葉に白や黄などの斑点やすじのできたもの。斑(ふ)入りの葉。 2 ごましお頭のたとえ。「にん間(げん)も—...
いさはや【諫早】
長崎県南東部の市。長崎・島原・西彼杵(にしそのぎ)の三半島の基部に位置し、交通の要地。もと諫早氏の城下町。人口14...
いさはや‐し【諫早市】
⇒諫早
いさはやしょうぶにっき【諫早菖蒲日記】
野呂邦暢の歴史小説。昭和52年(1977)刊行。著者の故郷である諫早を舞台に、幕末における人々の日常を描く。
いさはや‐わん【諫早湾】
九州西部、有明海南西部にある内湾。日本でも有数の干潟が広がり、貝やノリの養殖が盛んであったが、平成元年(1989)...
いさ‐ば【五十集】
1 (東日本で)魚商。また、その商品。 2 (西日本で)行商や運搬に用いられてきた和船。いさばぶね。
イサバル‐こ【イサバル湖】
《Lago de Izabal》グアテマラ東部、イサバル県にある同国最大の湖。ポロチク川が流入し、ドゥルセ川からカ...
イサベラ‐とう【イサベラ島】
《Isla Isabela》ガラパゴス諸島の島。エクアドル領。同諸島最大の島で、最高峰アスール山(1698メートル...
イサベル
[1451〜1504]カスティーリャの女王。在位1474〜1504。アラゴンの王子フェルナンドと結婚し、スペイン統...
イサベル‐とう【イサベル島】
《Isabel Island》⇒サンタイサベル島
いさまし・い【勇ましい】
[形][文]いさま・し[シク]《動詞「いさ(勇)む」の形容詞化》 1 意気が盛んで勢いがあり、恐れずに危険や困難に...
いさみ【勇み】
[名・形動] 1 おとこ気に富んで、言語・動作の威勢がよいこと。また、そのような人や、そのさま。「ちょいと—な、銭...
いさみ‐あし【勇み足】
1 相撲で、相手を土俵際に追いつめながら、勢いあまって自分から先に足を土俵の外に踏み出すこと。 2 調子づいて、や...
いさみ‐た・つ【勇み立つ】
[動タ五(四)]勇気を奮い起こし勢いこむ。気負いたつ。奮起する。元気づく。「盛んな声援に選手たちは—・った」
いさみ‐はだ【勇み肌】
威勢がよく、おとこ気のある気風。任侠(にんきょう)の気風。「—の若い衆」
いさ・む【勇む】
[動マ五(四)]心が奮いたつ。勇気が沸き起こる。はりきる。「—・んで試合に臨む」「喜び—・む」 [動マ下二] 1 ...
いさ・む【諫む】
[動マ下二]「いさめる」の文語形。
イサム‐ノグチ
[1904〜1988]日系米国人の彫刻家。詩人の野口米次郎と米国女性の子。パリでブランクーシに師事。金属や石・木を...
いさめ【諫め】
1 いさめること。忠告。諫言(かんげん)。「臣下の—を用いる」 2 神仏の、いましめ。禁制。「あふみちは神の—にさ...
いさ・める【諫める】
[動マ下一][文]いさ・む[マ下二] 1 主に目上の人に対して、その過ちや悪い点を指摘し、改めるように忠告する。諫...
いさ‐や
《「や」は間投助詞》 [副] 1 さあどうだか。→いさ1「—また変はるも知らず今こそは人の心をみてもならはめ」〈和...
いさや‐がわ【不知哉川】
滋賀県東部の霊仙(りょうぜん)山に発し、彦根市を流れて琵琶湖に注ぐ芹川(せりがわ)(大堀川)の古名。いさら川。[歌...
いざよい【十六夜/猶予】
《動詞「いざよう」の連用形から。上代は「いさよい」》 1 (十六夜) ㋐十六夜の月のこと。《季 秋》「—もまだ更科...
いさら
[接頭]水に関係あることを表す名詞に付いて、小さい、細い、少ない、という意を表す。「—波」「—水」
いさら‐い【いさら井】
水の少ない井。ちょっとした湧き水や、水の流れ。「亡き人の影だに見えずつれなくて心をやれる—の水」〈源・藤裏葉〉
いさら‐がわ【いさら川】
水の少ない小さな川。いさらおがわ。「御草鞋(わらんず)に流るる血は、草葉に染めて、—紅葉しがらむ如くなり」〈浄・女楠〉
いさり【漁り】
《動詞「いさ(漁)る」の連用形から。古くは「いざり」》 1 魚や貝をとること。すなどり。りょう。「沖つ波辺波(へな...
いさり‐び【漁り火】
魚を誘い寄せるために夜間、漁船でたく火。ぎょか。
いさり‐ぶね【漁り船】
魚をとる船。漁船。漁舟(ぎょしゅう)。
いさ・る【漁る】
[動ラ四]《古くは「いざる」》魚や貝などをとる。漁(りょう)をする。「遠近(をちこち)に—・り釣りけり」〈万・四三六〇〉
イサル‐こくりつこうえん【イサル国立公園】
《Parc national de l'Isalo》⇒イサロ国立公園
イサルコ‐さん【イサルコ山】
《Volcán de Izalco》中央アメリカ、エルサルバドル西部の活火山。標高1830メートル。同国最高峰のサ...
イサロ‐こくりつこうえん【イサロ国立公園】
《Parc national de l'Isalo》マダガスカル南部にある国立公園。浸食を受けた砂岩の岩山や奇岩群...
いさわ‐おんせん【石和温泉】
山梨県中央部、笛吹(ふえふき)市にある温泉。昭和36年(1961)ブドウ畑から湧出(ゆうしゅつ)。泉質は単純温泉。
いさわ‐がわ【胆沢川】
岩手県南西部を流れる、北上川の支流の一。秋田県境に近い焼石岳の西麓に源を発し石淵ダムに注ぐ。長さ28キロ。中・下流...
いさわ‐じょう【胆沢城】
岩手県奥州市にあった古代の城。延暦21年(802)蝦夷(えぞ)征討に際し、坂上田村麻呂が築城。同23年、多賀城から...
い‐さん【胃散】
胸焼け、胃のもたれなどに用いる粉末の内服薬。重曹などが主成分。
い‐さん【胃酸】
胃液中に含まれる酸。主として塩酸。消化酵素の働きを助け、飲食物とともに混入する微生物を殺菌する。
い‐さん【違算】
1 計算ちがい。 2 計画の立てそこない。見込みちがい。「大きな失望ととんでもない—を生ずる心配が少ない」〈寅彦・...
いさん【潙山】
[771〜853]唐代の禅僧。名は霊祐。百丈懐海(ひゃくじょうえかい)に法を受け、潭州(たんしゅう)潙山に住したの...
い‐さん【遺産】
1 死後に残した財産。法律的には、人が死亡当時持っていた所有権・債権・債務も含む全財産をいう。相続財産。 2 前代...
い‐さん【遺算】
計算ちがい。また、見込みちがい。
いさん【蔚山】
⇒ウルサン(蔚山)
いさん‐かたしょう【胃酸過多症】
胃液の酸度が異常に高い症状。胸焼け・胃痛などがみられる。胃潰瘍(いかいよう)・胃炎・胆石症などに伴うことが多い。過酸症。
いさんけつぼう‐しょう【胃酸欠乏症】
胃液中の塩酸がなくなったり、極度に少なくなったり、濃度が低くなったりする症状。胃炎・胃癌(いがん)などで起こり、程...
いさん‐さいけんしゃ【遺産債権者】
⇒相続債権者(そうぞくさいけんしゃ)