いっ‐すい【一水】
1 ひとすじの水流。 2 水や酒のひとしずく。一滴。「酒は—もたべぬ」〈虎明狂・止動方角〉
いっ‐すい【一炊】
飯を一度たくこと。
いっ‐すい【一睡】
[名](スル)ちょっと眠ること。ひと眠り。「—もしない」「食後、—してから出かける」
いっ‐すい【一穂】
1 1本の穂。 2 炎・煙などを穂に見立てていう語。「獄内には—の灯(ともしび)だも無ければ」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
いっ‐すい【溢水】
[名](スル)水があふれること。また、水をあふれさせること。「大雨で河川が—する」
いっすい‐かい【一水会】
美術団体。二科会を脱退した有島生馬・安井曽太郎らによって昭和11年(1936)に結成された。穏健な作風を主調とする。
いっすい‐ざい【溢水罪】
⇒現住建造物等浸害罪
一炊(いっすい)の夢(ゆめ)
「邯鄲(かんたん)の枕(まくら)」に同じ。
いっ・する【逸する】
[動サ変][文]いっ・す[サ変] 1 ㋐ある枠から外れる。それる。「常軌を—・した行為」 ㋑《「佚する」とも書く》...
いっ‐すん【一寸】
1 尺貫法の長さの単位。→寸 2 わずかな時間・距離・量、また小さい物事のたとえ。「—のひまも惜しむ」「—のすきも...
いっすん‐あし【一寸足】
小股(こまた)で歩くこと。刻み足。
いっすん‐きざみ【一寸刻み】
いっぺんに殺さず、少しずつ切って苦しめること。また、物事が少しずつ進行すること。「参詣人の列が—に進む」「私の命を...
いっすん‐さき【一寸先】
ちょっと離れた前方。「—も見えない吹雪」
一寸(いっすん)先(さき)は闇(やみ)
ほんの少し先のことも全く予知できないことのたとえ。
一寸(いっすん)下(した)は地獄(じごく)
「板子(いたご)一枚下は地獄」に同じ。
いっすん‐だめし【一寸試し】
少しずつ切り刻むこと。または、そのようにして苦しめること。一分(いちぶ)試し。
いっすん‐のがれ【一寸逃れ】
その場だけをつくろって、一時的に逃れようとすること。当座逃れ。一時逃れ。「帰国(けへ)ッてから返すと、—にごまかし...
一寸(いっすん)の光陰(こういん)軽(かろ)んずべからず
わずかな時間でもむだに過ごしてはいけない。→少年老い易(やす)く学成り難(がた)し
一寸(いっすん)延(の)びれば尋(ひろ)延(の)びる
当座の困難を何とかしのいでいけば、先に行って楽になるということのたとえ。
一寸(いっすん)の虫(むし)にも五分(ごぶ)の魂(たましい)
どんな弱小なものにも、それ相応の意地や考えがあって、ばかにしてはいけないということのたとえ。
いっすんぼうし【一寸法師】
室町時代の御伽草子(おとぎぞうし)の一。背丈が1寸ほどの主人公が鬼退治をし、打ち出の小槌(こづち)の力でりっぱな若...