いまにし‐きんじ【今西錦司】
[1902〜1992]人類学者。京都の生まれ。京大教授・岐阜大学長。生物種の棲(す)み分けの理論を提唱。日本の霊長...
いまにし‐すけゆき【今西祐行】
[1923〜2004]児童文学作家。大阪の生まれ。学徒兵として被爆直後の広島に救援に赴く。この体験をモチーフに「あ...
今(いま)にして
今になって。ことが起こった今。「—思えばあれが事件のきっかけだった」
いまにし‐りゅう【今西竜】
[1875〜1932]朝鮮史学者。岐阜の生まれ。京大教授。内藤湖南に師事。朝鮮半島で多数の古跡・史料を発見した。著...
今(いま)に始(はじ)め◦ぬ
前からあったことで、今急に始まったことではない。少しも変わったことではない。「弓矢取る身のならひ、—◦ぬ事なれども...
今(いま)に見(み)ていろ
そのうちきっと仕返しをしてやる、見返してやるという気持ちを込めていう語。→今に1
いまに‐も【今にも】
[副]目前に何かが起こりそうなさま。すぐにも。今まさに。「—笑いだしそうな表情」「—壊れるかもしれない」
ウォーラーステイン
[1930〜2019]米国の政治社会学者。近現代の世界システムを、西欧を中心とした単一のグローバルな資本主義分業体...
イマニュエル‐きょうかい【イマニュエル教会】
《Gereja Immanuel》インドネシアの首都ジャカルタの市街中心部にあるプロテスタントの教会。ムルデカ広場...
カント
[1724〜1804]ドイツの哲学者。あらゆる権威の徹底的批判を根本精神とする批判哲学を大成し、近代哲学の祖とよば...
今(いま)の今(いま)まで
(多くあとに打消しの語を伴って用いる)たった今まで。「—知らなかった」
いま‐の‐ほど【今の程】
1 今のうち。今こうしている間。現在。「御心地悩ましとて、—うち休ませ給へるなり」〈源・宿木〉 2 今のように。こ...
今(いま)のまさか
《「まさか」は現実・現在の意》さしあたった現在。今この時。ただ今。「さ百合花(ゆりばな)後(ゆり)も逢はむと思へこ...
いま‐の‐よ【今の世】
1 現在。今の時代。「—では通用しない」 2 当代の天皇。また、その御代。当代。「—のこと、しげきにまぎれて、院に...
いま‐は【今は】
[連語]《「は」は係助詞》 1 こうなってしまった以上は。「—たれもたれもえ憎み給はじ」〈源・桐壺〉 2 《「今は...
今(いま)は限(かぎ)り
1 物事の最後。もうこれまで。「散らねどもかねてぞ惜しきもみぢ葉は—の色と見つれば」〈古今・秋下〉 2 人の死に際...
今(いま)は斯(か)く
今となってはもはやこれまで。もう終わりだ。今はこう。「頭をまた打ち破(わ)りてけり。—と思ふほどに」〈宇治拾遺・一一〉
今(いま)は斯(こ)うと
もはやこれまで。もう最後と、あきらめる場合に使う。
今(いま)は是迄(これまで)
死や敗北などがもう避けられないさま。もはやこれで終わりだ。「この勝負、—」
いま‐はた【今将】
[連語]《「はた」は副詞》今はもう。今となっては。「わびぬれば—同じ難波なるみをつくしても逢はむとぞ思ふ」〈後撰・恋五〉
いまわ‐の‐とじめ【今際の閉ぢめ】
「今際の際(きわ)」に同じ。「—になり給ひて、いささか宣(のたま)ひ置くことの侍りしを」〈源・橋姫〉
今(いま)は昔(むかし)
今から見れば昔のこと。今では昔のこと。説話や物語文学の書き出しに用いられる慣用句。「—、竹取の翁といふもの有りけり...
いまばり【今治】
愛媛県北部の市。近世は藤堂氏、次いで松平氏の城下町。今治港は商業港。農業などのほか特にタオル製造業が盛ん。人口16...
いまばり‐し【今治市】
⇒今治
いまばり‐じょう【今治城】
愛媛県今治市にあった城。藤堂高虎が慶長9年(1604)に築城。海岸平城(ひらじろ)の遺構として知られる。
いま‐ひとつ【今一つ】
1 さらに一つ。もう一つ。「—いかがですか」 2 完全というには欠けたところのある状態。いま一息。いまいち。「—演...
いま‐ふう【今風】
当世の風俗。現代風。いまよう。「—のスタイル」「—の考え方」
いま‐ぶき【今吹き】
鋳造したばかりのこと。また、その貨幣。「—の小判を見ては」〈洒・郭中奇譚〉
いまべつ【今別】
青森県東津軽郡の地名。津軽半島北端にあり、コンブ・イカ漁が行われる。
いまべつ‐まち【今別町】
⇒今別
いま‐ほど【今程】
1 つい先ほど。「—お帰りになった」 2 このごろ。近ごろ。「—は要らぬ物なれども、人々のたしなみぢゃほどに」〈虎...
いま‐まいり【今参り】
御所や大名家などに仕えはじめたばかりであること。また、その人。新参者。「あれは—か、などわらはせ給ひて」〈枕・一四...
いままいり【今参】
狂言。秀句好きの大名に召し抱えられた新参者が、大名の問いにすべて秀句で答える。
いま‐まで【今迄】
[副]今の時まで。現在まで。「—仕事をしていた」「—行ったことがない所」
いま‐みち【今道】
中世以降の新しい里程。6町を1里としてきたのに対して、36町を1里とする。
いま‐みや【今宮】
1 新たに生まれた皇子。 2 本宮から神霊を分けて、新しく祭った神社。若宮。新宮(しんぐう)。
いまみやえびす‐じんじゃ【今宮戎神社】
大阪市浪速区恵美須町にある神社。祭神は天照大神(あまてらすおおみかみ)・事代主神(ことしろぬしのかみ)・素戔嗚尊(...
いまみや‐じんじゃ【今宮神社】
京都市北区紫野今宮町にある神社。祭神は大国主命・事代主神(ことしろぬしのかみ)・稲田姫命。4月のやすらい祭は有名。...
いまみや‐どおり【今宮通り】
京都市街地北部を東西に走る道路の呼び名。東の賀茂川右岸から今宮神社の前を通り、西の千本通りに至る。全長約2キロ。
いまみやのしんじゅう【今宮の心中】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。正徳元年(1711)大坂竹本座初演。大坂今宮の戎(えびす)の森で、菱屋手代二...
いまむかしあやつりねんだいき【今昔操年代記】
西沢一風の著作。享保12年(1727)刊。上下2巻。豊竹座・竹本座のひいき客同士の言い争いを老人が仲裁するという体...
いまむら【今村】
姓氏の一。 [補説]「今村」姓の人物今村明恒(いまむらあきつね)今村紫紅(いまむらしこう)今村翔吾(いまむらしょう...
いまむら‐あきつね【今村明恒】
[1870〜1948]地震学者。鹿児島の生まれ。東大教授。関東大震災直前にその可能性を予告。震災後地震学会を創立、...
いま‐むらさき【今紫】
赤みの少ない鮮やかな紫色。古代紫に対していう。
いまむら‐しこう【今村紫紅】
[1880〜1916]日本画家。神奈川の生まれ。本名、寿三郎。松本楓湖(まつもとふうこ)に師事し、紅児会を結成。大...
いまむら‐しょうご【今村翔吾】
[1984〜 ]小説家。京都の生まれ。江戸時代の火消しを主人公にした「火喰鳥(ひくいどり) 羽州(うしゅう)ぼろ鳶...
いまむら‐しょうへい【今村昌平】
[1926〜2006]映画監督。東京の生まれ。重いテーマを扱いつつもそこはかとない面白さが漂う、独特な作品を多く残...
いまむら‐ちしょう【今村知商】
江戸初期の数学者。河内の人。通称、仁兵衛。毛利重能に和算を学び、独自に研究。生没年未詳。著「竪亥録(じゅがいろく)...
いまむら‐なつこ【今村夏子】
[1980〜 ]小説家。広島の生まれ。平成22年(2010)太宰治賞を受賞し作家デビュー。平成23年(2011)「...
いま‐めかし・い【今めかしい】
[形][文]いまめか・し[シク]《動詞「いまめく」の形容詞化》 1 現代的でしゃれている。現代風である。「明治二十...