今(いま)が今(いま)
ちょうど今。たった今。また、今すぐ。「—帰ったばかりだ」「—どうなるということもあるまい」
いま‐がた【今方】
たった今。ついさっき。今し方。「いつまでたっても、—引越して来たばかりだという体裁である」〈荷風・つゆのあとさき〉
いまがわ【今川】
姓氏の一。足利(あしかが)氏の一族。足利国氏が三河国幡豆(はず)郡今川荘に住み、姓を名のったのに始まる。東海一の戦...
いまがわ‐かなもくろく【今川仮名目録】
戦国大名今川氏の家法。大永6年(1526)今川氏親(うじちか)が制定した「仮名目録」33か条と、天文22年(155...
いまがわじょう【今川状】
今川了俊(いまがわりょうしゅん)が弟の仲秋に与えた家訓。23か条の道徳訓で、江戸時代、子供の手習い本、修身書とされ...
いまがわ‐やき【今川焼(き)】
小麦粉を水でとき、太鼓形の焼き型に流し込み、小豆餡(あずきあん)を入れて焼いた菓子。江戸神田今川橋辺りで売り出され...
いまがわ‐よしもと【今川義元】
[1519〜1560]戦国時代の武将。駿河・遠江(とおとうみ)・三河を支配。京都へ進出の途中、桶狭間(おけはざま)...
いまがわ‐りょうしゅん【今川了俊】
[1326〜1420]南北朝時代の武将・歌学者。名は貞世。伊予守。遠江(とおとうみ)守護。足利義詮(あしかがよしあ...
いま‐き【今来】
1 新しく来たこと。また、その人。 2 古代、新たに帰化した人。「—の才伎(てひと)」〈雄略紀〉
いまき‐の‐かみ【今木の神】
京都市北区にある平野神社の祭神の一。「今来(新来)」の意で、百済(くだら)から渡来した和邇(わに)氏の祖神、また桓...
いまぎれ【今切】
静岡県浜名湖が海に通じる辺りの称。明応7年(1498)の大地震で砂洲が切れ、海とつながった。江戸時代は渡し舟があっ...
いまくまの【今熊野】
《「いまぐまの」とも》京都市東山区の地名。
いまくまの‐じんじゃ【新熊野神社】
今熊野町にある神社。祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)。応保元年(1161)後白河法皇の創建。古文書を多数所蔵。古...
いま‐こまち【今小町】
まさに今の世の小野小町といえるような美人。→今業平(いまなりひら)
いま‐ごろ【今頃】
1 だいたい今と同じ時期や時刻。今時分。「去年の—」 2 時間に遅れたとき、意外なときなどに、あきれた気持ちをこめ...
いまさ・う【坐さふ】
[動ハ四]《動詞「います」の連用形「いまし」に、皆が…する意の「あ(合)う」の付いた「いましあう」の音変化。また、...
いまそう【坐さふ】
[動ハ四]⇒いまさう
いま‐さら【今更】
[副] 1 もっと早ければともかく、今となっては遅すぎる、という意を表す。今ごろになって。「—何を言っているんだ」...
いまさら‐かん【今更感】
俗に、遅すぎて間に合わない感じ。いまさら意味がない感じ。
いまさら‐め・く【今更めく】
[動カ五(四)] 1 今となってはもう遅すぎる気がする。「こんなことを言っても—・いて聞こえるでしょうが」 2 事...
いまさら‐らし・い【今更らしい】
[形][文]いまさらら・し[シク]今初めて気づいたというさま。「—・く驚いてみせる」
いまざと‐すじ【今里筋】
大阪市の東部を南北に走る道路の呼び名。西域に生野(いくの)コリアタウンなどがある。
イマザリル
ベルギーのヤンセン社が製造する殺菌剤の商標名。米国で柑橘(かんきつ)類の防かび剤として使用、日本でも平成4年(19...
いまし【汝】
[代]二人称の人代名詞。親しみの気持ちで相手をさす。そなた。なんじ。おまえ。「駿河の海おしへに生ふる浜つづら—をた...
いま‐し【今し】
[連語]《「し」は副助詞》 1 たった今。今という今。「—、はねといふ所に来ぬ」〈土佐〉 2 今となって。「かなし...
いま‐し‐がた【今し方】
ついさっき。たった今。「—帰ったところだ」
いまし・む【戒む/誡む/警む/縛む】
[動マ下二]「いましめる」の文語形。
いましめ【戒め/誡め/警め/縛め】
1 前もって注意すること。また、その言葉。訓戒。「今後の—とする」 2 過ちを犯さないようにこらしめること。「—に...
いまし・める【戒める/誡める/警める/縛める】
[動マ下一][文]いまし・む[マ下二] 1 まちがいをしないように前もって注意する。教えさとす。「気を緩めないよう...
いま‐し‐も【今しも】
[連語]《「も」は係助詞》ちょうど今。「—列車は出発するところだった」
イマジズム
1910年代の英米で推進された詩作上の運動。エズラ=パウンドが首唱し、明確なイメージによって対象を直接的、具体的に...
イマジナリー‐コンパニオン
幼児などが空想する、架空の遊び相手。イマジナリーフレンド。
イマジナリー‐フレンド
⇒イマジナリーコンパニオン
イマジナリー‐ライン
映画の撮影などで、会話する二人の人物を結ぶ仮想的な線。複数のカメラを用いた映像をつなげる際に、この線を超えずに撮影...
イマジナリー
[形動]実在しないさま。架空であるさま。「—な存在」
イマジネーション
想像。想像力。
いま‐じぶん【今時分】
1 だいたい今と同じ時期や時刻。今ごろ。「毎年—に風邪を引く」 2 時期に遅れた今。今どき。「—来ても間に合わない」
イマジン
想像すること。心に思い描くこと。
い‐ま・す【坐す/在す】
《「い」は接頭語、「ます」は尊敬語動詞》 [動サ四] 1 「あり」「居(お)り」の尊敬語。いらっしゃる。おありにな...
いますが・り【在すがり/坐すがり】
[動ラ変]《「いますかり」とも。「いますがあり」の音変化という》 1 「あり」「居(お)り」の尊敬語。いらっしゃる...
いま‐すこし【今少し】
[副]もう少し。もうちょっと。「—待ってください」
いま‐ずり【今摺り】
1 版画などで最近すったもの。また、最近の複製による摺り本。 2 籾(もみ)を摺りとってから間がないこと。「—米(...
いまそう・ず【坐さうず】
[動サ変]《動詞「いまさう」の連用形にサ変動詞「す」の付いた「いまさいす」の音変化》(人々が)いらっしゃる。おいで...
いまそが・り【在そがり/坐そがり】
[動ラ変]《「いまそかり」とも》「いますがり」に同じ。「右大将に—・りける藤原の常行と申す—・りて」〈伊勢・七七〉
いま‐たいこう【今太閤/今大閤】
《豊臣秀吉が卑賤から身を起こしてついには太閤となったように》立身出世して最高権力者となった人をいう。
いま‐だ【未だ】
[副] 1 今になってもまだ実現していないさま。「—はっきりしない事故原因」 2 以前のままであるさま。「周囲の山...
いま‐だいり【今内裏】
皇居が焼失したときなどの仮の皇居。「—の東(ひむがし)をば北の陣といふ」〈枕・一二〉
いまだ‐かつて【未だ曽て/未だ嘗て】
[副](あとに打消しの語を伴って)今までに一度も。「—師の命に背いたことはない」
いまだ・し【未だし】
[形シク]《副詞「いまだ」の形容詞化》まだその時に達していないさま。まだ早い。未熟だ。現代語でも終止形を体言的に用...
いまだ‐に【未だに】
[副]今になってもまだ。今もなお。「—雨が降っている」「—忘れられない」 [補説]「今だに」と書くのは誤り。