いも‐づる【芋蔓】
ヤマノイモやサツマイモのつる。
いもづる‐しき【芋蔓式】
蔓をたぐると芋が次々に出てくるように、多くの出来事が関連して続くこと。「疑獄事件の関係者が—に検挙される」
いも‐でんがく【芋田楽】
1 サトイモを蒸して串に刺し、味噌をつけてあぶった料理。 2 《親芋と子芋を一つ串に刺すところから》親子の間柄で情...
いも‐と【妹】
「いもうと」の音変化。
いも‐なっとう【芋納豆】
サツマイモを細かい角形あるいは輪切りにしてゆで、糖蜜にひたしてから煮つめ、砂糖をまぶした菓子。
いもに‐かい【芋煮会】
サトイモなど野菜や肉を野外で煮て食べる集まり。主に東北地方で行われる。《季 秋》
いも‐に‐こい【妹に恋ひ】
[枕]妹(いも)を恋い、我(あ)が待つ意から、「あがの松原」にかかる。「—吾(あが)の松原見渡せば」〈万・一〇三〇〉
寝(い)も寝(ね)◦ず
眠りもしない。「冬の夜の明かしも得ぬを—◦ずに」〈万・一七八七〉
寝(い)も寝(ね)られ◦ず
眠ることもできない。少しも眠れない。「恐ろしくて—◦ず」〈更級〉
い‐もの【鋳物】
鉄・青銅・錫(すず)・鉛・アンチモン・アルミニウムなどの金属を溶かし、鋳型に流し込んで器物をつくる工法。また、その...
いも‐の‐こ【芋の子】
1 親芋のまわりについている小さな芋。子芋。《季 秋》 2 形が1に似ている、茶道具の茶入れ。
いもの‐し【鋳物師】
鋳物をつくる職人。いもじ。
いもの‐じゃく【鋳物尺】
鋳物用の木型をつくるときに使う物差し。溶けた金属が冷えて固まると収縮して小さくなるため、実際の寸法より目盛り間隔を...
いもの‐ずな【鋳物砂】
鋳物用の鋳型をつくるために用いる砂。強度が大きく、耐火性・通気性・伸縮性などがよいものを使う。鋳型砂。
芋(いも)の煮(に)えたも御存(ごぞん)じない
芋が煮えたのか煮えてないのかの区別もつかない。世間知らずな者をあざけっていう言葉。
いものほうろう‐なべ【鋳物琺瑯鍋】
鋳鉄(ちゅうてつ)に琺瑯(ほうろう)を焼き付けた鍋。熱効率がよく保温性に優れるため、煮込み料理などに向く。
いもの‐ぼり【鋳物彫(り)】
鋳造したものに彫刻すること。また、その製品。
いも‐の‐やま【芋の山】
連歌の用字法(修辞法)の一。語を転倒して、意味を強く印象づける手法。「山の芋」とあるべきところを「芋の山」とする類。
いも‐ばん【芋版】
サツマイモなどを輪切りにした面に、文字や図案を彫りつけた版。絵の具や墨を塗って紙や布に押す。
イモビ‐カッター
《「イモビ」は「イモビライザー」の略》イモビライザーという自動車の盗難防止装置を不正に解除する器具。車体の電子制御...
イモビライザー
自動車盗難を防ぐための電子装置。鍵に組み込まれたIDコードと車両のIDコードが一致しないとエンジンを始動できないよ...
イモビライザー‐わりびき【イモビライザー割引】
⇒盗難防止装置割引
イモビライゼーション
動けなくすること。安定させること。不動化。固定化。
いも‐ほり【芋掘り】
1 芋を掘ること。《季 秋》 2 田舎者を見下していう語。
いもほり‐ぼうず【芋掘り坊主】
《芋を掘るよりほかに能のない僧の意から》無学の僧をののしっていう語。芋掘り僧。芋掘り僧都(そうず)。「かく浅ましき...
いも‐ぼう【芋棒】
エビイモと棒鱈(ぼうだら)を煮合わせたもの。京都の名物料理。
いも‐むし【芋虫】
1 蝶や蛾の幼虫のうち、毛のないものの総称。特に、サツマイモの葉につくスズメガ類の幼虫。《季 秋》「—や半分蝶にな...
いもむし‐ころころ【芋虫ころころ】
遊戯の一。大ぜいの子供が縦に並んでしゃがみ、前の子供につかまって、頭を左右に振りながら「いもむしころころ、ひょうた...
いも‐めいげつ【芋名月】
《里芋を供えるところから》陰暦8月15日夜の月。中秋(ちゅうしゅう)の名月。初名月。《季 秋》「雲霧や—の衣(きぬ...
いも‐めし【芋飯】
サツマイモ・ジャガイモ・サトイモなどを入れた炊き込みご飯。
いも‐めじ【芋目地】
「芋継ぎ1」に同じ。
いも‐もち【芋餅】
ゆでたり蒸したりした芋をつぶし、餅米や片栗粉と合わせてこね、焼いたもの。ジャガイモ・サツマイモ・サトイモなど、地域...
いも‐やま【妹山】
一対の山を男女・夫婦に見立てたときの、女性・妻にあたる山。→妹背山(いもせやま)
いも‐ようかん【芋羊羹】
サツマイモを蒸してつぶし、砂糖を加えて作ったようかん。
い‐もり【井守/蠑螈】
有尾目イモリ科の両生類。日本固有種。体長8〜13センチ。背面は黒褐色で、腹面は赤色に黒い斑紋がある。四肢は短くて、...
いもり‐の‐くろやき【井守の黒焼(き)】
ほれ薬の一。イモリの雌雄を焼いて粉末にしたもの。思う相手に知らせずに振りかけたり、酒に入れて飲ませたりすると、相手...
芋(いも)を洗(あら)うよう
《里芋を桶(おけ)などに入れて棒でかきまぜて洗うようすから》狭い所で多数の人が込み合うようすのたとえ。芋の子を洗うよう。
い‐もん【倚門】
門戸に寄りかかること。門口に立つこと。
い‐もん【異文】
普通と異なった模様や文様。
い‐もん【慰問】
[名](スル)不幸な境遇の人や、災害・病気で苦しんでいる人などを見舞うこと。「老人ホームを—する」「—品」
いもん‐の‐ぼう【倚門の望】
《「戦国策」斉策から》外出した子の帰りを待ちわびる母の愛情。倚閭(いりょ)の望。倚門の情。
いもん‐ぶくろ【慰問袋】
出征軍人などの慰問のために手紙・日用品・娯楽品などを入れた袋。
イモータル
[形動]不滅の。永久の。不死の。
いや【礼】
敬うこと。尊敬すること。礼儀。うや。「賢弟の—を納むる、何の望みかこれに過ぐべき」〈読・雨月・菊花の約〉
いや【祖谷】
徳島県三好(みよし)市の祖谷川・松尾川両流域一帯の称。平家落人(おちうど)伝説を伝える集落が多い。
イヤ
《「イヤー」とも》耳。「—ホン」「—パッド(=耳当て)」
いや【嫌/厭】
《「否(いや)」と同語源》 [形動][文][ナリ] 1 欲しないさま。したくないさま。きらいだ。「—なものは—だ」...
い‐や【弥】
[副]《程度がはなはだしいさまを表す副詞「や」に接頭語「い」の付いたもの》 1 いよいよ。ますます。「明治の御代も...
いや
[感] 1 驚いたり感嘆したりしたときに発する語。やあ。「—、これはすごいね」 2 人に呼びかけるときや言い始める...
いや【否】
[感]《「嫌(いや)」と同語源》 1 相手の言ったことを否定し、自分の考えを述べようとするときに用いる語。いいえ。...