か‐たく【家宅】
住居。住宅。家。
カタク
⇒カタック
かたく‐しんにゅうざい【家宅侵入罪】
⇒住居等侵入罪
かた‐くずれ【形崩れ】
[名](スル)長く用いている間に、また、品質不良などのために、衣服などの本来の形が崩れること。「—した背広」
かたく‐そう【火宅僧】
妻のある僧。妻帯僧。
かたく‐そうさく【家宅捜索】
検察官・警察官などが、職権に基づいて、刑事事件の犯人や証拠物件をその住居に入って捜し求めること。
かた‐くち【片口】
1 一方の人だけの言い分。「—では事の真相はわからない、と思い返して」〈里見弴・安城家の兄弟〉 2 一方にだけつぎ...
かた‐ぐち【肩口】
《「かたくち」とも》肩先のこと。
かたくち‐いわし【片口鰯】
ニシン目カタクチイワシ科の海水魚。全長約15センチ。背部は暗青色、腹部は銀白色。沿岸の表層を回遊し、太平洋沿岸の各...
かた‐くな【頑な】
[形動][文][ナリ] 1 意地を張って自分の主張や態度を変えないさま。頑固。「—に拒みつづける」「—な態度」 2...
難(かた)くな・い
難しくない。容易である。「想像するに—・い」
かたくな・し【頑なし】
[形シク] 1 意地っ張りである。「いとど痴(をこ)に—・しき入道の心ばへも」〈源・明石〉 2 物わかりが悪い。「...
かたくな‐わ・し【頑なはし】
[形シク]「頑(かたく)なし」に同じ。「今までは—・しきところもおはしまさず」〈義経記・七〉
固(かた)くな・る
緊張しすぎて、動作や発言などが不自然になる。「試験官の前で—・る」
かたくのひと【火宅の人】
檀一雄の小説。「新潮」誌上で昭和30年(1955)より20年にわたり断続的に連載。流浪の作家と彼をとりまく女性たち...
かた‐くま【肩くま】
《「かたこま(肩駒)」の音変化という》「肩車1」に同じ。「—にのせたる娘も」〈浮・一代男・八〉
かたくら‐かねたろう【片倉兼太郎】
[1850〜1917]事業家。長野の生まれ。製糸業を始め、明治28年(1895)片倉組を設立し、片倉財閥の基礎を築いた。
かた‐くり【片栗】
1 ユリ科の多年草。山地の林に生え、高さ約15センチ。葉は楕円形で、表面に紫色の斑紋がある。早春、花茎の頂に紫色の...
かたくり‐こ【片栗粉】
カタクリの地下茎から作られる白色のでんぷん。料理や菓子材料などに用いる。現在、多くはジャガイモのでんぷんで代用。
かた‐くるし・い【堅苦しい】
[形][文]かたくる・し[シク]気楽なところがなくて窮屈である。かたっくるしい。「—・いあいさつは抜きにする」「—...
かた‐くろし・い【堅くろしい】
[形][文]かたくろ・し[シク]「堅苦しい」に同じ。「まあ其様に—・く挨拶には及ばぬわ」〈露伴・いさなとり〉
かた・ぐ【傾ぐ】
[動ガ四]かたむく。かたよる。「杉の木末に月—・ぐなり/利牛」〈炭俵〉 [動ガ下二]「かた(傾)げる」の文語形。
かた・ぐ【担ぐ】
[動ガ下二]「かた(担)げる」の文語形。
かた‐ぐるし【片苦し】
[形動ナリ]片思いでせつない気持ちになるさま。「榊葉(さかきば)の常磐堅磐(ときはかきは)に木綿四手(ゆふしで)や...
かた‐ぐるま【肩車】
1 人を肩や首の辺りにまたがらせて担ぐこと。 2 柔道で、相手を肩にのせ、担いで自分の前方へ投げる技。
かた‐け【片食】
[名]《「け」は食事の意。「かたげ」とも》朝夕どちらかの食事。江戸時代、一日に朝夕二度の食事が普通であったところか...
かた‐けい【片敬】
江戸時代、武家の会見のあいさつや書状などで、一方だけが相手に対して敬称を用いたこと。⇔諸敬(もろけい)。
かた‐けい【片系】
障害の発生に備えて、予備を一つ追加したシステムや機器における、どちらか一方の系統。→両系
かたけずり‐ばん【形削り盤】
刃物を往復させて工作物の平面を削る工作機械。シェーパー。
かたげ‐さく【片毛作】
湿地または深田のため、稲作のほかに裏作のできないこと。また、その耕地。→両毛作
かた‐げしょう【片化粧】
喪服の女性がする薄化粧。派手にならないよう紅を使わないのが原則だが、口紅は薄い色のものならよいとされる。
かた‐げっけい【過多月経】
経血の量が非常に多い月経。おおむね出血量が140または150ミリリットル以上のものを指し、しばしばレバーのような血...
かた・げる【担げる】
[動ガ下一][文]かた・ぐ[ガ下二]《「かた(肩)」の動詞化》 1 肩にのせる。になう。かつぐ。「錆びた鋸と桑剪(...
かた・げる【傾げる】
[動ガ下一][文]かた・ぐ[ガ下二]かたむける。かしげる。「端然と坐って、…小首を—・げていた」〈犀星・性に眼覚める頃〉
かた‐こ【片子】
1 1歳未満の子。あかご。「これは今年生まれ、—でおいりある」〈咄・醒睡笑・一〉 2 「加地子(かじし)1」に同じ。
かた‐こい【片恋】
一方だけが恋い慕うこと。片思い。 [補説]書名別項。→片恋
かたこい【片恋】
二葉亭四迷の翻訳小説。明治29年(1896)刊。ツルゲーネフの中編「アーシヤ」(1858年作)が原作。
かた‐こう【形鋼】
一定の断面形状をもつように圧延して作った長い鋼材。断面形状により、山形鋼・I形鋼・T形鋼・H形鋼・溝形鋼などという。
かた‐こし【肩輿】
轅(ながえ)を肩に担ぐ輿。けんよ。
かた‐こと【片言】
1 語られる言葉の一部分。へんげん。「—も聞きもらさない」 2 幼児や外国人などの話す、たどたどしい不完全な言葉。...
かた‐こと
[副]かたくて軽い物が触れ合って出る小さな音を表す語。「台所で—(と)音がする」
かたこと‐まじり【片言交じり】
片言をまじえて話すこと。「—の英語」
かた‐こびん【片小鬢】
片方の小鬢。近世、遊郭の制裁として男の片小鬢を剃り落とす風習があった。
かた‐こま【片駒】
将棋で、棋力の上の者が、飛車または角行を落として対局すること。一枚落ち。→駒落ち
かた‐こり【肩凝り】
肩の辺りがこわばって、重苦しく感じられる症状。
カタコンブ
初期キリスト教徒の地下墓所。キリスト教が迫害された当時は礼拝所として使用された。天井や壁には壁画や碑文が残されてい...
カタコンベ
⇒カタコンブ
カタコンベ‐デイ‐カプチーニ
イタリア南部、シチリア島、シチリア自治州の都市パレルモにある地下墓所。カトリック修道会フランチェスコ会の三独立分派...
かた‐ごころ【片心】
少しばかり心にかけること。少しの関心。「らうたげなる姫君の物思へる見るに、—つくかし」〈源・蛍〉
かた‐ごし【肩越し】
前にいる人の肩の上を越して物事をすること。「—にのぞき込む」