からくり‐まと【絡繰り的】
矢が的に当たると、的がひっくり返ってさまざまな人形が現れる仕掛け。祭礼などに、香具師(やし)が設けた。
からくり‐めがね【絡繰り眼鏡】
⇒覗(のぞ)き絡繰り
から‐く・る【絡繰る】
[動ラ四] 1 糸を縦横から引っ張って仕掛けを動かす。そういう仕掛けを工夫する。「何と能(よ)く—・った人形ではな...
から‐くれない【唐紅/韓紅】
《舶来の紅の意》鮮やかな濃い紅の色。
から‐くわ【唐桑】
1 中国から渡来した桑の木材。木目が美しく、細工物の材料とする。とうぐわ。 2 ハナズオウの別名。
からくわ‐はんとう【唐桑半島】
宮城県北東端にある半島。太平洋に突出したリアス式海岸の続く半島。東岸に巨釜(おおがま)半造(はんぞう)などの奇勝が...
カラクン‐ちょう【カラクン鳥】
《(オランダ)kalkoenからか》シチメンチョウの別名。カラクン。
から・ぐ【絡ぐ/紮ぐ】
[動ガ下二]「からげる」の文語形。
から‐ぐるま【空車】
1 乗客・荷物などをのせていない車。くうしゃ。 2 機械が運転を中止している間も回転を続けるベルト車。
から‐ぐるま【唐車】
大型で、最も華美な様式の牛車(ぎっしゃ)。唐破風(からはふ)造りの屋根をつけて檳榔(びろう)の葉で葺(ふ)き、同じ...
カラ‐グレ
「カラーグレーディング」の略。
から‐げいき【空景気】
《「からけいき」とも》表面だけは景気がよさそうに見えること。また、無理に景気がよさそうに見せかけること。「—をつける」
から‐けつ【空穴】
[名・形動]金銭・財産などをまったく持っていないこと。また、そのさま。おけら。からっけつ。「給料日前で—だ」
からげ【絡げ/紮げ】
1 束ねくくること。また、くくったもの。「十把一—(じっぱひとからげ)」 2 着物の裾を帯に挟むこと。また、その裾...
からげ‐あみ【絡げ編み】
からげて編むこと。また、そのもの。
からげ‐ぬい【絡げ縫い】
布の裁ち目がほつれないように、からげて縫うこと。かがり縫い。まとい縫い。
から・げる【絡げる/紮げる】
[動ガ下一][文]から・ぐ[ガ下二] 1 縄やひもなどで結わえる。くくる。「荷物を麻ひもで—・げる」 2 衣服の一...
から‐げんき【空元気】
うわべだけ元気よく見せること。また、見せかけの元気。「—を出す」
から‐こ【唐子】
1 中国風の服装や髪形をした子供。また、その姿。陶器の平戸焼の図柄として著名。 2 「唐子髷(からこまげ)」の略。...
から‐こ【殻粉】
1 麩(ふすま)。 2 米の粉や小麦粉で作った団子。
からこ‐いせき【唐古遺跡】
奈良県磯城(しき)郡田原本町の唐古池を中心とする弥生時代の遺跡。豊富な木製農具の出土によって稲作農耕の存在を実証し...
から‐こうもく【空項目】
⇒空見出し [補説]この項目自体が「空見出し」。
からこぎ‐かえで【唐子木楓】
ムクロジ科の落葉小高木。湿地に自生。葉は楕円形で先がとがる。5、6月ごろ、黄緑色の花をつける。
から‐こざね【唐小札】
鎧(よろい)の小札で、1枚ごとに上へ打ち出し、漆の盛り上げに見せかけたもの。
から‐こと【唐言】
1 「唐語(からことば)」に同じ。「あなむつかしの—書きたる物」〈読・雨月・蛇性の婬〉 2 「挟み詞(ことば)2」...
から‐ことば【唐語/韓語】
中国語や朝鮮語。また、その他の外国の言語。からこと。〈日葡〉
からこ‐にんぎょう【唐子人形】
唐子の姿をした人形。
からこ‐まげ【唐子髷】
中世から近世へかけての元服前の子供の髪の結い方の一。唐子のように髻(もとどり)から上を二つに分け、頭の上で二つの輪...
カラコル
中央アメリカ、ベリーズ南西部にあるマヤ文明の遺跡。サンイグナシオの南約40キロメートルに位置する。古典期に栄えた都...
カラコル
キルギス北東部にある都市。イシククル州の州都。1941年から1991年までの旧称プルジェバリスク。テルスケイアラタ...
カラコルム
モンゴル中央部のモンゴル帝国の首都があった所。現代モンゴル語名ハラホリン。哈剌和林。和林。和寧。
カラコルム‐さんみゃく【カラコルム山脈】
《Karakorum》インド・パキスタン・中国の国境地帯にある大山脈。7000メートル級の高山が多く、最高峰はK2...
カラコルム‐ハイウエー
中国新疆ウイグル自治区西部とパキスタン北部のギルギットバルティスターン州を結ぶ道路。カラコルム山脈の標高4693メ...
カラ‐コレ
「カラーコレクション」の略。
から‐ころ
[副]下駄などで歩くときに生じる、乾いた軽い音を表す語。「—と下駄の音をさせる」
から‐ころも【唐衣/韓衣】
[名]唐風の衣服。袖が大きく、丈が長くて、上前・下前を深く合わせて着るもの。「—君にうち着せ見まくほり」〈万・二六...
からごろも‐きっしゅう【唐衣橘洲】
[1744〜1802]江戸中期の狂歌師。江戸の人。本名、小島源之助。号、酔竹庵。田安家の臣。四方赤良(よものあから...
カラ‐コン
「カラーコンタクトレンズ」の略。
から‐ごえ【枯ら声】
しわがれた声。かれごえ。「気色(けしき)ある鳥の—に鳴きたるも」〈源・夕顔〉 [補説]一説に、「空声」で、うつろな...
から‐ごえ【漢音】
漢音(かんおん)のこと。呉音(ごおん)を倭音(やまとごえ)というのに対していう。
から‐ごころ【漢心/漢意】
中国的なものの考え方。中国の文化に心酔し、それに感化された思想を持つことを、江戸時代の国学者が批判的にいった語。→...
から‐ごと【唐琴】
昔、中国から渡来した琴(きん)・箏(そう)の総称。→大和琴(やまとごと)
からさき【唐崎/辛崎】
滋賀県大津市北西部、琵琶湖岸の地名。唐崎神社があり、近江八景の一つ、唐崎の夜雨で知られる。[歌枕]「ささなみの志賀...
から‐ざけ【乾鮭】
サケの腹を裂いてはらわたを取り除き、塩を振らずに陰干しにした食品。《季 冬》「—も敲(たた)けば鳴るぞなむあみだ/一茶」
からさで‐まつり【からさで祭/神等去出祭】
陰暦10月、出雲に集まった全国の神々をそれぞれの国に送り返す神事。島根県松江市の佐太神社では11月25日に、出雲大...
から‐さわ【涸沢】
水が干上ってしまった沢。
から‐さわぎ【空騒ぎ】
[名](スル)たいしたことではないのに、やたらに騒ぎたてること。また、騒いだわりに実りのないこと。「マスコミの—に...
からさわ‐やま【唐沢山】
栃木県南西部、佐野市にある山。標高230メートル。藤原秀郷(ふじわらのひでさと)の居城があった。
からさわやま‐じんじゃ【唐沢山神社】
唐沢山にある神社。旧別格官幣社。祭神は藤原秀郷。
から‐さんがい【唐三界】
はるかに遠い唐の地。唐くんだり。「いつの便宜(びんぎ)に—」〈浄・国性爺〉