かん‐そ【閑素】
[名・形動ナリ]平穏で質素な暮らしをすること。また、そのさま。「伊賀の古郷に庵を構へ、爰にてしばしの—をうかがひ給...
かん‐そ【簡素】
[名・形動]飾りけがなく、質素なこと。また、そのさま。「—な住まい」「—な結婚式」 [派生]かんそさ[名]
かん‐そ【簡粗】
[名・形動]簡単で粗末なこと。また、そのさま。「何も彼も黒づくめに、—な飾付がしてあったが」〈里見弴・大道無門〉
かん‐そう【汗瘡】
あせも。
かん‐そう【完走】
[名](スル) 1 競技などで最後まで走り抜くこと。「フルマラソンを—する」 2 俗に、長期にわたる物事を最後まで...
かん‐そう【官奏】
太政官から天皇に申し上げること。平安時代の重要な朝儀であったが、のちに、田の荒熟(凶豊)の状況を奏上し、減税を奏請...
かん‐そう【官僧】
1 国家から度牒(どちょう)を得て、公に出家を認められた僧。私度(しど)僧に対していう。 2 僧正(そうじょう)・...
かん‐そう【疳瘡】
梅毒による陰部のただれ。
かん‐そう【乾草】
かわかした草。ほしくさ。
かん‐そう【乾燥】
[名](スル) 1 かわくこと。湿気や水分がなくなること。「空気が—する」「—地」 2 かわかすこと。「洗濯物を—...
かん‐そう【間奏】
一曲の途中に挟んで器楽だけで演奏される部分。
かん‐そう【閑窓】
もの静かな窓。ひっそりとした静かな住まい。「—の月に嘯(うそぶ)けば」〈太平記・三七〉
かん‐そう【寒草】
冬の草。枯れた草。《季 冬》
かん‐そう【感想】
物事について、心に感じたことや思ったこと。所感。「—を述べる」「読書—文」
かん‐そう【歓送】
[名](スル)その人の出発を喜び、励まして送ること。「—会」「あの空地で—されて行った青年の幾人かを知っていた」〈...
かん‐そう【監倉】
牢屋(ろうや)。監獄。
かん‐そう【盥漱】
[名](スル)手を洗い、口をすすぐこと。身を清めること。「婦の早起—する時より、深更寝に就く時に至るまで」〈鴎外訳...
かん‐そう【翰藻】
詩歌や文章。
かん‐そう【諫争/諫諍】
争ってまでも強く目上をいさめること。「策士論客は将軍に謁して一戦の奮発を促がし、—の極、声を放って号泣する」〈福沢...
かん‐そう【還送】
[名](スル)送り返すこと。送還。「母国に—する」
かん‐そう【観相】
1 容貌(ようぼう)・骨格などから、その人の性質・運命などを判断すること。人相を見ること。 2 連句の付け方の八体...
かん‐そう【観想】
[名](スル) 1 仏語。特定の対象に向けて心を集中し、その姿や性質を観察すること。観念。 2 そのものの真の姿を...
かん‐そう【換装】
[名](スル)部品や装備を、性能の異なる他の部品や装備に取り換えること。「パソコンのOSを—する」
かんそう‐いも【乾燥芋】
生(なま)のままか、あるいは蒸したり茹(ゆ)でたりしたサツマイモを、薄く切って干した食品。ほしいも。 [補説]薄切...
かんそう‐か【乾燥果】
⇒乾果(かんか)
かんそう‐がく【観相学】
顔だちや表情から、その人の性格・気質、また才能を判定しようとする学問。18世紀、スイスのラバーターが基礎をつくり、...
かんそう‐き【乾燥器/乾燥機】
水分を除いて乾燥させる装置。「布団—」
かんそう‐きこう【乾燥気候】
雨量が少ないため樹木が生育せず、最暖月の平均気温がセ氏10度以上の気候。ケッペンの気候区分における符合はB。より乾...
かんそう‐きょく【間奏曲】
1 劇や歌劇の幕間(まくあい)に演奏される音楽。インテルメッツォ。 2 自由な形式の器楽小品。インテルメッツォ。
かんそう‐けっしょう【乾燥血漿】
血液から血球を除いて、あとの血漿を凍結乾燥したもの。保存が利き、血液型に関係なく使えるが、血清肝炎の感染は防止できない。
かんそう‐こうぼ【乾燥酵母】
酵母を乾燥し粉末としたもの。酵母の生存している製パン用のものと、酵母が生存していないビタミン剤・食品・飼料用のもの...
かんそう‐ざい【乾燥剤】
1 水分を除去し、乾燥させるために用いる吸湿性の強い物質。塩化カルシウム・濃硫酸やシリカゲルなど。防湿剤。 2 ワ...
かんそう‐し【監送使】
古代、斎宮が伊勢に下向するのを送る勅使。納言・参議などの公卿が任ぜられた。長奉送使(ちょうぶそうし)。
かんそう‐しつ【乾燥室】
物を乾燥させるために、熱空気を通すなどの装置をした部屋。
かんそう‐じゅうりょう【乾燥重量】
1 水分を含むものを乾燥させたときの重量。「樹木の—を測る」 2 燃料や潤滑油・冷却水などを充塡していない状態での...
かんそう‐じゅくせい【乾燥熟成】
⇒ドライエージング
かんそう‐せん【感想戦】
囲碁や将棋で、対局終了後に互いの打ち方・指し手を振り返り、研究・検討すること。
かんそう‐たい【乾燥帯】
乾燥気候の地域。南北の回帰線付近の緯度で、大陸の西側に多い。
かんそう‐たいじゅう【乾燥体重】
⇒ドライウエイト1
かんそうだんねつ‐げんりつ【乾燥断熱減率】
水蒸気が不飽和である空気塊が上昇し、断熱膨張するときの気温の下がる割合。100メートルにつきセ氏1度の割合で下がる。
かんそう‐ちけい【乾燥地形】
乾燥気候の地域に発達する地形。風化作用や一時的な豪雨による流水作用で、砂漠・ワジ・岩石床・きのこ岩などの景観が見られる。
かんそう‐はだ【乾燥肌】
ドライスキンのこと。
かんそう‐ひょうほん【乾燥標本】
長期保存できるよう、生物体を乾燥させた標本。植物の押し葉標本や外骨格をもつ昆虫類などを乾燥させた標本を指す。
かんそう‐まさつ【乾燥摩擦】
二つの物体の接触面が、薄膜などに覆われず化学的に清浄である場合の摩擦。⇔境界摩擦。
かんそう‐むみ【乾燥無味】
[名・形動]潤いがなく、おもしろみのないこと。また、そのさま。無味乾燥。「—な小説」
かんそう‐やさい【乾燥野菜】
乾燥させて保存の利くようにした野菜。凍結乾燥したり生干しにしたりしたもの。
かんそう‐ゆ【乾燥油】
⇒乾性油(かんせいゆ)
かんそ‐か【簡素化】
[名](スル)むだを省いて簡単にすること。「事務処理の—」
かん‐そく【管束】
⇒維管束(いかんそく)
かん‐そく【管足】
ウニ・ヒトデなどの棘皮(きょくひ)動物の体表から突出している細管。移動や摂食のほか、感覚・呼吸器官としての働きもする。