かん‐と【奸徒/姦徒】
悪者ども。悪徒。「速(すみや)かに—の罪状を糺明(きゅうめい)し」〈藤村・夜明け前〉
かん‐と【官途】
《古くは「かんど」》 1 官吏の職務、または地位。官職。 2 鎌倉時代、受領(ずりょう)に対して、京官の称。
かん‐と【環堵】
1 家の周囲を取り巻いている垣根。 2 小さな家。狭い部屋。また、貧しい家。
カント
《斜面の意》鉄道線路・道路の曲線部における、外側部分と内側部分との高さの差。遠心力で車両が外側に出るのを防ぐために...
カント
[1724〜1804]ドイツの哲学者。あらゆる権威の徹底的批判を根本精神とする批判哲学を大成し、近代哲学の祖とよば...
カン‐トー
ベトナム南部、カントー省の都市。同省の省都。ホーチミンの南西約130キロメートル、メコン川の分流の一つであるハウザ...
カントゥス‐フィルムス
定旋律。多声音楽(ポリフォニー)において基礎となる旋律で、これに対旋律を付して作曲する。
かん‐とう【奸盗/姦盗】
たちの悪い盗賊。「其性—を為すの才あり」〈織田訳・花柳春話〉
かん‐とう【完投】
[名](スル)野球で、一人の投手が1試合の最初から最後まで投げきること。「延長12回を—した」「—勝利」
かん‐とう【官当】
古代の律における減刑法の一。官位のある者が罪を犯したとき、その官位を下げるか、取り上げることにより、罪を償わせたこと。
かん‐とう【官等】
官吏の等級。官位。官階。
かん‐とう【官稲】
律令制で、田租として徴収され、諸国に納められた稲。正税(しょうぜい)・公廨稲(くがいとう)・雑稲(ざっとう)の3種...
かん‐とう【竿灯】
8月3〜6日の夜、秋田市などで行われる七夕(たなばた)祭りの行事。また、それに用いる、たくさんの提灯(ちょうちん)...
かん‐とう【竿頭】
さおの先。「百尺—に一歩を進む」
かん‐とう【巻頭】
1 書物や巻物などの最初の部分。巻首。「—を飾る論文」⇔巻末。 2 多くの短歌や俳句を並べて載せる場合の最初の位置...
かん‐とう【敢闘】
[名](スル)勇敢に戦うこと。「強豪を相手によく—した」「—賞」
かん‐とう【款冬】
《「かんどう」とも》 1 フキの別名。 2 ツワブキの別名。
かんとう【間島】
中国吉林(きつりん)省東部、朝鮮民主主義人民共和国との国境に近い延吉一帯の旧称。多数の朝鮮人が居住する。現在の延辺...
かん‐とう【間道/漢島】
《「かんどう」とも》織物の名。16、7世紀ごろ、中国や南方から渡来した縞(しま)織物。また、その模様。名物切(ぎれ...
かん‐とう【寒冬】
平年より寒さの厳しい冬。
かん‐とう【寒灯】
寒そうに感じられる冬の灯火。《季 冬》「—の一つ一つよ国敗れ/三鬼」
かん‐とう【関東】
《関所の東の意》 「関東地方」の略。 奈良時代以来、鈴鹿・不破・愛発(あらち)の三関以東の地。のちに、逢坂(おうさ...
かん‐とう【関頭】
重大な分かれ目。瀬戸際。「生死の—に立つ」
かん‐とう【完登】
[名](スル) 1 登山で、一つのルートを登り切ること。また、ある一定の基準で選ばれた山々のすべてに登頂すること。...
かんとう‐い【貫頭衣】
布の中央に穴をあけ、そこに頭を通して着る、原始的な形の衣服。
かんとう‐かんれい【関東管領】
室町幕府の職名。鎌倉公方の補佐役で、上杉憲顕(うえすぎのりあき)が任ぜられて以後、その子孫が世襲した。かんとうかん...
かんとうがくいん‐だいがく【関東学院大学】
横浜市金沢区に本部のある私立大学。前身は明治17年(1884)設立のバプテスト神学校(のち日本バプテスト神学校)と...
かんとうがくえん‐だいがく【関東学園大学】
群馬県太田市にある私立大学。昭和51年(1976)に開学した。
かんとう‐くぼう【関東公方】
⇒鎌倉公方(かまくらくぼう)
かんとう‐ぐん【関東軍】
満州に駐屯していた日本陸軍部隊。日露戦争後、関東州と南満州鉄道の権益を保護するために設置された関東都督府を前身とし...
かんとう‐ぐんだい【関東郡代】
江戸幕府の職名。関東の幕府直轄領を支配した。
かんとう‐げん【巻頭言】
雑誌などの初めに掲げる文章や言葉。
かんとう‐ごぶんこく【関東御分国】
鎌倉時代、将軍家の知行国。また、幕府の行政権が及んだ諸国。時期により異同があり、十余国から数か国。
かんとう‐ごりょう【関東御領】
鎌倉時代、将軍家の直轄領。また、将軍より御家人に与えた恩給地。
かんとう‐さんち【関東山地】
関東・中部両地方にかけて横たわる山地。北は碓氷(うすい)峠付近から、秩父(ちちぶ)山地・丹沢山地に至る。
かんとう‐し【間投詞】
《interjection》「感動詞」に同じ。
かんとう‐しゅう【関東州】
中国、遼東(りょうとう)半島の西南端にあった日本の租借地。日露戦争後、明治38年(1905)のポーツマス条約でロシ...
かんとうしゅう【寒灯集】
会津八一の歌集。昭和22年(1947)刊行。
かんとう‐じしん【関東地震】
相模トラフ沿いを震源とし、約200年〜400年周期で繰り返し発生する地震。マグニチュード8程度のプレート境界地震で...
かんとう‐じっさつ【関東十刹】
鎌倉五山に次ぐ臨済宗の10の寺。→十刹(じっせつ)
かんとう‐じゅ【竿頭綬】
警察・消防などで、隊旗や団旗の先端に付ける帯状の綬(リボン)。功労による表彰を受けた際、また大会等で優勝などの実績...
かんとう‐じゅうはちだんりん【関東十八檀林】
江戸幕府が定めた、関東における浄土宗の僧の学問所としての18の寺院。阿弥陀仏の第十八願にちなむといわれる。増上寺・...
かんとう‐じょし【間投助詞】
助詞の種類の一。文中または文末の文節に付いて、語調を整え、感動・余情・強調などの意を添える助詞。現代語の「な(なあ...
かんとう‐たんぽぽ【関東蒲公英】
キク科タンポポ属の多年草。関東地方から中部地方東部に分布する、日本在来のタンポポ。外側の総苞片(そうほうへん)は直...
かんとう‐だいしんさい【関東大震災】
大正12年(1923)9月1日午前11時58分に、相模(さがみ)湾を震源として発生した大地震により、関東一円に被害...
かんとう‐だいじしん【関東大地震】
⇒関東地震
かんとう‐だき【関東煮き/関東炊き】
関西で、煮込みおでんのこと。関東煮(に)。かんとだき。《季 冬》
かんとう‐だち【環頭大刀】
柄頭(つかがしら)が環状になった大刀。高麗剣(こまつるぎ)。頭椎(かぶつち)の大刀(たち)。
かんとう‐ちほう【関東地方】
東京都と神奈川・埼玉・群馬・栃木・茨城・千葉の6県の地域。関東。
かんとうとりしまり‐しゅつやく【関東取締出役】
江戸幕府の職名。勘定奉行の直属下に編成され、関八州を幕領・私領(水戸藩を除く)の区別なく巡回し、治安の取り締まりに...