かん‐の‐との【長官の殿】
律令制の官司の長官。かんのきみ。こうのとの。
かんの‐どうめい【簡野道明】
[1865〜1938]漢学者。愛媛の生まれ。名は「みちあき」とも。東京女高師教授。中国へ留学し、古書の収集と研究に...
かん‐の‐みず【寒の水】
寒中の水。薬になるといわれ、この水で餅(もち)をついたり、服薬に用いたりする。《季 冬》「見てさへや惣身にひびく—...
かん‐の‐むし【疳の虫】
小児の疳を起こすと考えられていた虫。「—がおこる」「—封じ」
かん‐の‐もどり【寒の戻り】
晩春のころ、一時的に寒さがぶり返すこと。
かんのわのなのこくおう‐の‐いん【漢倭奴国王印】
福岡市東区の志賀島から出土した金印。天明4年(1784)に発見。印文は「漢委奴国王」の5字が刻まれている。西暦57...
かんのん【観音】
《「かんおん」の連声(れんじょう)》「観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)」の略。
かんのんいわ【観音岩】
川上眉山の長編小説。明治39年(1906)、前・後篇の2部に分けて刊行。村八分の慣習の残る農村を描いた。
かんのん‐かん【観音観】
観無量寿経に説く十六観の一。極楽浄土に往生することを念じ、観世音菩薩(ぼさつ)の相を観想する観法。
かんのん‐ぎょう【観音経】
法華経第25品、観世音菩薩普門品(ふもんぼん)の通称。観音品(かんのんぼん)。→普門品
かんのん‐くじ【観音籤】
「阿弥陀籤(あみだくじ)」に同じ。
かんのん‐ぐ【観音供】
宮中で毎月18日に行われた、観音を供養する法会。
かんのん‐こう【観音講】
1 観音経を講じる法会。 2 観世音菩薩を信仰し、参詣するために組織された団体。
かんのん‐ざき【観音崎】
神奈川県、三浦半島東端の岬。横須賀市に属する。東京湾口に位置し、千葉県の富津岬に対する。明治2年(1869)に建て...
かんのん‐じ【観音寺】
⇒観世音寺(かんぜおんじ)
かんのん‐せんぼう【観音懺法】
観世音菩薩を本尊として行う懺法。
かんのん‐そう【観音草】
キチジョウソウの別名。
かんのん‐ちく【観音竹】
ヤシ科の常緑低木。枝を出さず、幹は古い葉鞘(ようしょう)の繊維でかたく包まれる。葉は手のひら状に四〜八つに深く裂け...
かんのん‐どう【観音堂】
観世音菩薩の像を安置してある堂。
かんのん‐の‐ほんぜい【観音の本誓】
観世音菩薩が、33種に身を変じて、六道の衆生を救済しようとする大慈悲の誓願。
かんのん‐びらき【観音開き】
左右の扉が中央から両側へ開くように作った開き戸。観世音を納める厨子(ずし)の戸をまねたもの。
かんのん‐ぼさつ【観音菩薩】
「観世音菩薩」の略。
かんのん‐ぼん【観音品】
⇒観音経(かんのんぎょう)
かんのん‐めぐり【観音巡り】
西国巡礼にならって、各所の観音堂を巡拝すること。
かんのん‐りき【観音力】
観音の功徳の力。観音に備わる法力。
カンノーリ
《cannolo(カンノーロ)の複数形》リコッタチーズに刻んだチョコレート、ピールなどを混ぜ、筒状にして焼いたパイ...
かん‐はか・る【神議る】
[動ラ四]⇒かむはかる
かん‐はた【綺】
《古くは「かむはた」と表記》日本古代の織物の名で、幅の狭いひも状の織物。横糸に色糸を用いて織り縞を表している。朝服...
かん‐はっしゅう【関八州】
江戸時代、関東8か国の総称。相模(さがみ)・武蔵(むさし)・安房(あわ)・上総(かずさ)・下総(しもうさ)・常陸(...
間(かん)髪(はつ)を容(い)れず
《「説苑(ぜいえん)」正諫から。あいだに髪の毛1本も入れる余地がない意》少しの時間も置かないさま。「質問に—答えた...
かん‐はんとう【韓半島】
朝鮮半島の、大韓民国での呼称。ハンバンド。
かんば【樺】
《「かには」の音変化》「かば(樺)」に同じ。
かん‐ば【汗馬】
1 馬を走らせて汗をかかせること。また、走って汗をかいた馬。 2 1日に千里を走るような名馬。駿馬(しゅんめ)。→...
かん‐ば【燗場】
料理屋などで、酒の燗をする場所。
かん‐ば【駻馬/悍馬】
気が荒く、制御しにくい馬。あばれうま。あらうま。「—を御する」
かん‐ばい【完売】
[名](スル)商品を売りつくすこと。「即日—する」
かん‐ばい【寒梅】
寒中に咲く梅。冬至梅(とうじばい)・寒紅梅などの品種のもの。《季 冬》「—を手折るひびきや老が肘(ひぢ)/蕪村」
かん‐ばい【観梅】
梅の花を観賞すること。梅見(うめみ)。《季 春》
かん‐ぱく【関白】
《「関(あず)かり白(もう)す」の意。近世までは「かんばく」》 1 帝王の政務にあずかって意見を言上すること。 2...
かんばくず【観瀑図】
⇒観瀑僧図
かんばくそうず【観瀑僧図】
室町時代の画家、芸阿弥の水墨山水図。端正な筆致で滝を描いている。月翁周鏡ほか2名の僧の賛がある。国の重要文化財に指...
かん‐ばこ【棺箱】
棺。棺桶。
かん‐ばし【羹箸】
正月の雑煮を食べるときに使う、白木の丸箸。祝い箸。雑煮箸。
かんばし・い【芳しい/馨しい/香しい】
[形][文]かんば・し[シク]《「かぐわしい」の音変化》 1 においがよい。こうばしい。「—・い花の香り」「栴檀(...
かん‐ばし・る【甲走る/癇走る】
[動ラ五(四)]声が、きんきんと高く響く。「—・った声」
カンバス
1 麻などで目を粗く織った布。ズック。キャンバス。 2 油絵用の画布。麻などの布地に油その他を塗ったもの。キャンバス。
かん‐ばせ【顔】
《「かおばせ」の音変化》 1 顔のようす。顔つき。容貌(ようぼう)。「花の—」 2 体面。面目。「何の—あって父母...
カンバセーショナル‐コマース
⇒チャットコマース
カンバセーション
会話。談話。
かん‐バッジ【缶バッジ】
ブリキ製の円盤の裏に留め具をつけたバッジ。缶バッチ。