さぬき【讃岐】
旧国名の一。南海道に属し、現在の香川県にあたる。讃(さん)州。
さぬき【讃岐】
[1141ころ〜1217ころ]平安末期の歌人。源頼政の娘。二条天皇ほかに出仕。勅撰集には千載集ほかに70首選ばれ、...
さぬき‐うどん【讃岐饂飩】
香川県特産のうどん。手打ちや足踏みで作られ、こしが強いものが多い。
さぬき‐がん【讃岐岩】
讃岐地方に産する古銅輝石安山岩。黒色、緻密(ちみつ)で硬く、たたくと澄んだ音がするのでかんかん石ともいう。サヌカイト。
さぬき‐さんみゃく【讃岐山脈】
香川・徳島県境を東西に走る山脈。最高峰は竜王山で、標高1060メートル。阿讃(あさん)山地。
さぬき‐し【さぬき市】
⇒さぬき
さぬき‐の‐くに【讃岐国】
⇒讃岐
さぬきのすけのにっき【讃岐典侍日記】
平安後期の日記。2巻。讃岐入道藤原顕綱(ふじわらのあきつな)の娘長子作。嘉承2年(1107)6月から翌年12月晦日...
さぬき‐はんとう【讃岐半島】
四国北東部にある瀬戸内海の備讃(びさん)瀬戸に突き出た半円状の半島。香川県の陸地全域にあたる。北部に屋島・五色台な...
さぬき‐へいや【讃岐平野】
香川県北部の平野。雨が少ないため、満濃池(まんのういけ)など灌漑(かんがい)用の溜め池が多い。
さぬき‐わらざ【讃岐藁座】
讃岐産の藁座。讃岐円座。
サヌール
インドネシア南部、バリ島南岸の海岸保養地。オランダ統治下の1930年代より欧米の芸術家が訪れ、古くから観光開発が進...
さね【札】
鎧(よろい)を構成する細長い小板。鉄または革製で、1領に800〜2000枚をうろこ状に連結して鎧を作る。こざね。
さ‐ね【実/核】
《「真(さ)根(ね)」の意》 1 果実の中心にある堅い部分。種。 2 板と板をつなぎ合わせるとき、一方の板の側面に...
さ‐ね【さ寝】
《動詞「さぬ」の連用形から》寝ること。特に、男女が共寝すること。「まかなしみ—に我(わ)は行く鎌倉の水無瀬川(みな...
さ‐ね
[副] 1 (奈良時代は、あとに打消しの語を伴って)少しも。決して。「さ寝(ぬ)る夜は多くあれども物思はず安く寝る...
さ‐ね
[連語]《尊敬の助動詞「す」の未然形+終助詞「ね」。上代語》敬意を込めて相手にぜひそうしてほしいという気持ちを表す...
さね‐おい【実生い】
草木が種子から生長すること。また、生長したもの。みしょう。
さね‐かずら【真葛/実葛】
[名]マツブサ科の蔓性(つるせい)の常緑低木。暖地の山野に自生。葉は楕円形で先がとがり、つやがある。雌雄異株で、夏...
さ‐ねかや【さ根萱】
根のついたままのカヤ。「岡に寄せ我が刈る萱の—の」〈万・三四九九〉
さね‐がしら【札頭】
鎧(よろい)の札の上部。
さねさし
[枕]「相模(さがむ)」にかかる。「—相模の小野に燃ゆる火の」〈記・中・歌謡〉
さね‐さ・ぬ【さ寝さ寝】
[動ナ下二]たびたび寝る。特に、共寝をたび重ねる。「川上の根白高萱あやにあやに—・ねてこそ言(こと)に出にしか」〈...
さねたかこうき【実隆公記】
三条西実隆の日記。文明6年(1474)から天文5年(1536)に至る自筆本が現存。応仁の乱後の幕府・朝廷の動向、公...
さね‐つぎ【実接ぎ】
「実矧(さねは)ぎ」に同じ。
さ‐ねど【さ寝処】
寝る場所。特に、男女の寝所。「梓弓(あづさゆみ)欲良(よら)の山辺のしげかくに妹ろを立てて—払ふも」〈万・三四八九〉
さ‐ねどこ【さ寝床】
寝る床。特に、共寝をする床。「沖つ藻は辺(へ)には寄れども—も与(あた)はぬかもよ浜つ千鳥よ」〈神代紀・歌謡〉
さね‐はぎ【実矧ぎ】
板の接合法の一。一方の板の側面に彫った溝に、他方の板に作った突起(実(さね))を差し込んで接合する本実矧ぎと、両方...
さね‐ひじき【実肘木】
巻斗(まきと)の上にあって、桁(けた)を直接に受ける肘木。
さね‐ぶと【核太】
「核太棗(さねぶとなつめ)」の略。
さねぶと‐なつめ【核太棗/酸棗】
クロウメモドキ科の落葉低木。ナツメの原種。葉は長卵形でつやがある。実が小さく、そのわりに核が大きい。種子を漢方で酸...
さねもり【実盛】
謡曲。二番目物。世阿弥作で、平家物語などに取材。加賀国篠原で遊行上人(ゆぎょうしょうにん)が説法をしていると、斎藤...
さねもり【真守】
平安時代の刀工。伯耆(ほうき)の人。安綱の子。平家の重宝「抜丸」の作者という。生没年未詳。
さねもり‐おくり【実盛送り】
西日本で行われる虫送りの行事。イナゴがその化身だとされる斎藤実盛のわら人形を作り、かね・太鼓を鳴らしてあぜ道を練り...
さねもりものがたり【実盛物語】
浄瑠璃「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)」の三段目切(きり)「九郎助住家」の段の通称。
さの【佐野】
栃木県南西部の市。中世は佐野氏の城下町、江戸時代は日光街道の宿場町。古くから佐野縮(ちぢみ)の産地。中部に出流原(...
さの【佐野】
姓氏の一。 [補説]「佐野」姓の人物佐野源左衛門尉常世(さのげんざえもんのじょうつねよ)佐野次郎左衛門(さのじろう...
さ‐のう【砂嚢】
1 砂を入れた袋。すなぶくろ。 2 鳥類の胃で、前胃の後ろにある部分。胃壁は厚く、内部には飲み込んだ砂礫(されき)...
さ‐のう【左脳】
大脳半球左側の通称。右半身を制御する。⇔右脳。 [補説]計算や論理的思考などに大きく関わるともいわれる。
さの‐けんざん【佐野乾山】
尾形乾山が晩年、下野(しもつけ)国佐野に招かれて焼いた陶器。
さのげんざえもんのじょう‐つねよ【佐野源左衛門尉常世】
鎌倉時代の武士。上野(こうずけ)の人。謡曲「鉢木(はちのき)」の主人公。生没年未詳。→鉢木
さのさ
[感]小唄・民謡などに用いられる囃子詞(はやしことば)。 [名]「さのさ節」の略。
さのさ‐ぶし【さのさ節】
俗謡。法界節の変化したもので、明治30年(1897)ころから流行。一節の最後に「さのさ」という囃子詞(はやしことば...
さの‐し【佐野市】
⇒佐野
さの‐しんいち【佐野真一】
[1947〜2022]ノンフィクション作家。東京の生まれ。民俗学者宮本常一と渋沢敬三の交流を描いた「旅する巨人」で...
さの‐じろうざえもん【佐野次郎左衛門】
江戸中期の下野(しもつけ)佐野の農民。享保(1716〜1736)のころ、江戸吉原の遊女八橋(やつはし)を恨み、八橋...
さの‐ちぢみ【佐野縮】
栃木県佐野市付近から産出する木綿縮の織物。
さ‐のつどり【さ野つ鳥】
[名]野の鳥。特に、キジをいう。「—来鳴き翔(かけ)らふ」〈万・三七九一〉 [枕]「雉(きぎし)」にかかる。「—雉...
さの‐つねたみ【佐野常民】
[1823〜1902]政治家・社会事業家。佐賀の生まれ。西南戦争に際し、博愛社を創立、のち日本赤十字社と改称し初代...
さのでんしょ【佐野伝書】
⇒陶磁製方