しお‐みず【潮水】
海の水。うしお。
しおみ‐だけ【塩見岳】
静岡・長野の県境にある、赤石山脈(南アルプス)中部の高峰。標高3047メートル。
しお‐みち【潮道】
「しおじ(潮路)」に同じ。
しおみつ‐たま【潮満つ珠/潮盈つ瓊】
潮を満ちさせる霊力があるという玉。満珠(まんじゅ)。しほみちのたま。→潮干(しおひ)る珠(たま)
しおみ‐ばし【潮見橋】
日本庭園で、古船の底板などを使ってつくった小さな橋。
しおみ‐ひょう【潮見表】
⇒潮汐表
しおみ‐まさなり【塩見政誠】
[1646〜1719]江戸中期の蒔絵(まきえ)師。京都の人。落ち着いた気品のある研ぎ出し蒔絵は、「塩見蒔絵」と称さ...
しお‐むき【塩剝き】
アサリやハマグリなどをむき身にすること。また、そのむき身。
しお‐むし【塩蒸(し)】
[名](スル)アワビ・タイ・エビなどに塩を振って蒸すこと。また、その料理。
しお‐むし【潮虫】
コツブムシ科の甲殻類。北方の海にすみ、体長約1.5センチ、体は平たく小判形。腹部を上にして泳ぐ。養殖魚のえさにする。
シオムス
《Council for International Organization of Medical Scienc...
しお‐め【塩目】
1 塩の分量。塩加減。 2 人品。品格。「仲人が袷(あはせ)羽織も—よき」〈浄・薩摩歌〉
しお‐め【潮目】
1 速さの違う潮の流れがぶつかり合う場所で、海面上に細長く伸びた筋が見える所。その筋に沿って、藻、木片や泡などが集...
しおもかないぬ【潮もかなひぬ】
赤瀬川隼の短編小説。昭和58年(1983)、「別冊文芸春秋」誌に発表。その後改稿した長編作品を昭和60年(1985...
しお‐もの【塩物】
塩漬けにした食品。特に、塩漬けの魚類。塩引き。
しお‐もみ【塩揉み】
[名](スル)生の野菜などに塩を振りかけてもむこと。また、その食品。
しお‐や【塩屋】
1 塩を売る家。また、その人。 2 海水を煮て塩を作る小屋。「これなる海人(あま)の—に立ち寄りて」〈謡・松風〉 ...
しお‐やいと【塩灸】
塩を塗り、上にもぐさを置いて据える灸(きゅう)。「あとほど煙強くなりて、—を待ちかねしに」〈浮・五人女・三〉
しお‐やき【塩焼(き)】
1 魚肉などに塩を振って焼くこと。また、焼いたもの。 2 海水を煮て塩を作ること。また、それを業とする人。「—の文...
しおやき‐ぎぬ【塩焼き衣】
塩を作る人が着る粗末な衣服。しおやきごろも。「須磨の海人(あま)の—のなれなばか一日(ひとひ)も君を忘れて思はむ」...
しおやき‐ごろも【塩焼き衣】
「しおやきぎぬ」に同じ。「志賀の海人(あま)の—なれぬれど恋といふものは忘れかねつも」〈万・二六二二〉
しお‐やけ【潮焼け/汐焼け】
[名](スル) 1 潮風と日光にさらされて皮膚の色が赤黒くなること。「—した顔」《季 夏》 2 海上の水蒸気が日光...
しおや‐ざき【塩屋埼】
福島県いわき市東部にある岬。高さ50メートルの海食崖で太平洋に突出している。先端には明治32年(1899)建造の灯...
しおや‐とんぼ【塩屋蜻蛉】
トンボ科の昆虫。シオカラトンボに似るがやや小形。成熟した雄の腹部は青白粉に覆われる。雌は黄褐色。春から初夏にかけて...
しお‐ゆ【塩湯/潮湯】
1 「塩風呂(しおぶろ)」に同じ。 2 塩分を含む温泉。 3 食塩をまぜた白湯(さゆ)。
しお‐ゆあみ【潮浴み】
療治・みそぎなどのため、海水につかること。潮湯治(しおとうじ)。「播磨の明石といふ所に、—にまかりて」〈後拾遺・羇...
しお‐ゆで【塩茹で】
[名](スル)湯に少量の塩を加えてゆでること。魚介類・野菜などに塩味をつけるほか、色を鮮やかにする効果がある。
しおらし・い
[形][文]しをら・し[シク]《「しお(萎)れる」の形容詞化か》 1 控えめで従順である。慎み深く、いじらしい。「...
しおり【撓/萎】
1 (ふつう「シオリ」と書く)能で、泣くようすを表現する型。手の指を伸ばしてそろえ、斜めに顔の前に上げ、面(おもて...
しおり【枝折(り)/栞】
1 紙・布・革などで作り、書物の間に挟んで目印とするもの。 2 簡単な手引書。案内書。「修学旅行の—」 3 山道な...
しおり【栞】
《原題、(イタリア)Segnalibro》イタリアの詩人、サングイネーティの詩集。1982年刊。
しおり‐がき【枝折(り)垣/柴折(り)垣】
折った木の枝や竹などを縄で結んでつくった粗末な垣。
しおり‐ど【枝折(り)戸/柴折(り)戸】
折った木の枝や竹をそのまま使った簡単な開き戸。多く庭の出入り口などに設ける。
し‐お・る【為居る】
[動ラ五(四)]しておる。しやがる。他人の行為を軽蔑して言うときに用いる、乱暴な言い方。「悪さばかり—・って」
しお・る【責る】
[動ラ四]せめさいなむ。折檻(せっかん)する。「女をばまかでさせて、蔵にこめて—・り給うければ」〈伊勢・六五〉
しお・る【撓る/萎る】
[動ラ四] 1 しなわせる。たわめる。「秋風は軒場の松を—・る夜に月は雲居をのどかにぞ行く」〈玉葉・秋下〉 2 し...
しお・る【霑る】
[動ラ四]濡らす。しめらす。「公卿・殿上人皆涙を流し、袖を—・らぬはなかりけり」〈保元・上〉 [動ラ下二]濡れる。...
しお・る【枝折る/栞る】
[動ラ四]《「撓(しお)る」と同語源で、木の枝を折りたわめるところからか》 1 木の枝などを折って、道しるべとする...
しお・れる【萎れる】
[動ラ下一][文]しを・る[ラ下二] 1 草木が生気を失って、ぐったりする。「花が—・れる」 2 気落ちして、しょ...
塩(しお)を◦する
調理の下ごしらえとして、魚などに塩をふりかける。「開いたアジに—◦する」
塩(しお)を踏(ふ)・む
世間に出て苦労する。「この浦の—・んで、老いてのはなしにもと思ふぞ」〈浮・一代男・五〉
し‐おん【子音】
⇒しいん(子音)
し‐おん【四恩】
仏語。人がこの世で受ける4種の恩。「心地観経」では、父母・衆生(しゅじょう)・国王・三宝の恩。
し‐おん【至恩】
この上もなく大きな恩。
し‐おん【私恩】
個人的に特別にその人に与える恩恵。「—を施す」
し‐おん【師恩】
先生から受けた恩。師匠の恩。
し‐おん【紫苑/紫菀】
1 キク科の多年草。山間の草地に自生し、高さ1.5〜2メートル。根際に大きな葉が群生。秋、多数の淡紫色の花を開く。...
し‐おん【歯音】
歯や歯ぐきと舌との間で調節される音。破裂音の[t][d]や摩擦音の[s][z]など。
シオン
スイス南西部、バレー州の都市。同州の州都。商工業、ワイン生産が盛ん。旧市街を見下ろす二つの丘にあるバレール教会やト...
シオン
パレスチナ地方の古都エルサレム南東部の丘。ダビデ王が祭壇を築いて以来、聖なる山となった。エルサレムの象徴となってい...