はこ【箱/函/匣/筐/筥】
1 木・紙・竹などで作った、物を入れるための器。多くは方形。「—に詰める」「段ボール—」 2 方形の乗り物。列車の...
はこ‐いり【箱入り】
1 箱に入れてあること。また、箱に入っているもの。「—のチョコレート」 2 大切にしまっておくこと。また、大切にし...
はこいり‐むすめ【箱入り娘】
めったに外へも出さないようにして、家庭の中で大事に育てられた娘。
は‐こう【八講】
「はっこう」の促音の無表記。「院の御ために、—行はるべきこと、まづいそがせ給ふ」〈源・明石〉
は‐こう【波高】
波の高さ。波の谷から山までの垂直距離。
は‐こう【爬行】
[名](スル)はって行くこと。「蜘蛛の紙上に—せる痕跡」〈中村訳・西国立志編〉
は‐こう【跛行】
[名](スル) 1 片足をひきずるようにして歩くこと。 2 つりあいのとれていない状態のまま、物事が進行していくこ...
はこう‐だん【破甲弾】
軍艦・戦車などの装甲を貫き、内部に入ってから爆発する砲弾。
はこう‐ぶんせきき【波高分析器】
電圧パルスの波高を測定する機器。パルスの最大値を保持し、AD変換によって計測する。放射線測定器などに用いられる。パ...
はこう‐ほんいせいど【跛行本位制度】
法制上は金銀複本位制度を採用しているが、銀貨の自由鋳造が禁止され、事実上は金本位となった制度。
はこ‐うま【箱馬】
1 高い所の物を取るときなどに使う踏み台。 2 写真や映画などの撮影の際に、被写体を載せるなどの用途で使う台。 3...
はこえ
《動詞「はこゆ」または「はこう」の連用形の名詞化とされ、歴史的かなづかいは「はこえ」か「はこへ」か未詳》縫腋(ほう...
はこ‐えび【箱海老】
イセエビ科のエビ。水深30〜200メートルの砂泥底にすむ。体長36センチくらい。イセエビに似るが、頭胸甲は箱形で、...
はこおとこ【箱男】
安部公房の長編小説。昭和48年(1973)刊。ダンボール箱を頭からかぶり、その隙間から世界を眺める男の彷徨(ほうこ...
はこ‐おとし【箱落(と)し】
小形の獣類を捕獲するのに用いる猟具。箱の中の餌を引くと、支点がはずれて上のおもしが落下する。
はこ‐かいだん【箱階段】
「箱梯子(はこばしご)」に同じ。
はこ‐かなもの【箱金物】
コの字形の建築用金物。柱と梁(はり)、小屋束(こやづか)と小屋梁(こやばり)などの結合に用いる。
はこ‐がい【箱買い】
[名](スル)同一の商品を、箱ごとまとめて買うこと。「ミカンを—する」
はこ‐がき【箱書(き)】
[名](スル) 1 書画・陶磁器などを入れた箱に、作者が題名などを記し、署名・押印すること。また、そのもの。鑑定家...
はこ‐がた【箱形/箱型】
箱のような形。立方体や直方体、またはそれに近い形。
はこ‐がまえ【匚構え】
漢字の構えの一。「匠」「匡」などの「匚」の称。→匸構(かくしがま)え
はこ‐がめ【箱亀】
ヌマガメ科の一群のカメ。腹甲が蝶番(ちょうつがい)状に連結しており、甲内に体を引っ込めたあと、ふたをしてしまうこと...
はこ‐くらげ【箱水母】
箱虫綱の腔腸(こうちょう)動物の総称。箱型の傘をもち、刺胞動物の中でも毒性が強い種類が多い。アンドンクラゲ・ハブク...
はこ‐ぐるま【箱車】
1 屋形のある牛車(ぎっしゃ)。 2 箱形の物入れを取り付けた荷車。
はこざき‐ぐう【筥崎宮】
福岡市東区にある神社。旧官幣大社。祭神は応神天皇・神功(じんぐう)皇后・玉依姫命。敵国降伏の神として信仰された。筑...
はこざきジャンクション【箱崎ジャンクション】
藤沢周の長編小説。平成13年(2001)から平成15年(2003)、雑誌「文学界」に連載。単行本は平成15年(20...
はこ‐し【箱師】
列車・バスの中を専門とする、すり。
はこしき‐せっかん【箱式石棺】
板石を箱状に組み合わせた石棺。日本では弥生時代から古墳時代に用いられた。
はこ‐じゃく【箱尺】
水準測量で用いる、水平視線の高さを測定する標尺。全長2〜5メートルあるが、箱状の尺が二段または三段に入れ子状になっ...
はこ‐じょう【箱錠】
錠の一。金属製の箱の中に開閉機構などの装置を納めたもの。
はこ‐スパナ【箱スパナ】
くぼんだ穴の中などのボルトやナットにはめ込んで回す箱状のスパナ。ボックススパナ。
はこ‐ずし【箱鮨】
⇒押し鮨
はこ‐せこ【筥迫/函迫/筥狭子】
和装の女子が懐に入れて持つ箱形の紙入れ。江戸時代、奥女中や武家婦人が正装の際に用いた。現在では花嫁衣装や七五三の祝...
はこ‐ぜん【箱膳】
ふだんは食器を入れ、食事の際にふたを膳として用いた箱。飯台。切り溜(だ)め。
はこ‐そ【箱訴】
江戸時代、8代将軍徳川吉宗が、庶民からの直訴(じきそ)を受けるために設けた制度。評定所門前に置いた目安箱に訴状を投...
はこ‐ぞり【箱橇】
台木の上に箱をつけたそり。
はこだて【函館】
北海道南西部の市。津軽海峡に面する。渡島(おしま)総合振興局所在地。もと江戸幕府直轄領。安政元年(1854)開港。...
はこだて‐くうこう【函館空港】
北海道函館市にある空港。国管理空港の一。昭和36年(1961)開港。海上保安庁の基地を併設する。→拠点空港
はこだて‐こう【函館港】
北海道函館市、津軽海峡に面する港。重要港湾の一で、管理者は函館市。日米修好通商条約により安政6年(1859)開港。...
はこだて‐し【函館市】
⇒函館
はこだて‐せんそう【箱館戦争】
明治元年(1868)から翌年にかけて、箱館五稜郭を中心に、榎本武揚ら旧幕臣が臨時政府をつくって官軍に抵抗した戦い。...
はこだて‐だいがく【函館大学】
北海道函館市にある私立大学。昭和40年(1965)の開学。昭和13年(1938)創立の函館計理学校以来の実学教育の...
はこだて‐はちまんぐう【函館八幡宮】
北海道函館市にある神社。祭神は品陀和気命(ほんだわけのみこと)・住吉大神・金刀比羅(ことひら)大神。文安2年(14...
はこだて‐ぶぎょう【箱館奉行】
江戸幕府の職名。遠国奉行の一。老中に属し、蝦夷(えぞ)地の行政を管掌し辺境防備に当たった。享和2年(1802)創設...
はこだて‐へいや【函館平野】
北海道南西部、渡島(おしま)半島にある平野。中心地は北斗市で、中心に大野川が流れ、その沖積平野が主で、一部に段丘地...
はこだて‐ほんせん【函館本線】
北海道函館から小樽・札幌を経て旭川に至るJR線。明治42年(1909)全線開通。全長423.1キロ。
はこだて‐やま【函館山】
北海道函館市南西部にある山。標高334メートル。亀田半島との陸繋(りくけい)島。南端に大鼻岬、東端に立待岬がある。...
はこだて‐わん【函館湾】
北海道南西部、津軽海峡に面した湾。函館山が噴火したのち、亀田半島との間に陸繋島(りくけいとう)ができて形成された。...
はこ‐だん【箱段】
「箱梯子(はこばしご)」に同じ。
はこ‐ぢょうちん【箱提灯】
提灯の一。上下に丸く平たいふたがあり、畳むと全体が丸箱に入ったようになるもの。