はん‐じゅ【半寿】
《「半」の字を分解すれば「八十一」になるところから》81歳。また、81歳の祝い。
はん‐じゅ【判授】
律令制の叙位の方法の一。奏聞(そうもん)を経ないで太政官(だいじょうかん)から直接に叙位を行うもの。外八位以下はこ...
はん‐じゅ【藩儒】
藩主に仕えた儒学者。→儒学
はん‐じゅう【半獣】
上半身または下半身が人間で、他の半身がけものの姿をしていること。
はん‐じゅう【飯頭】
禅寺で、粥飯(かゆめし)を大衆(だいしゅ)に供する役僧。はんとう。
はんじゅう‐しん【半獣神】
牧神の異称。
はんじゅうしんのごご【半獣神の午後】
《原題、(フランス)L'Après-midi d'un faune》マラルメの詩作品。1866年頃に書かれた作品で...
はん‐じゅうりょうせい【半従量制】
⇒定額従量制
はん‐じゅうりょく【反重力】
物質に加わる重力を打ち消す斥力。仮説的な力であり、現実の物理学においてはその存在は確認されていない。しばしばSF小...
はん‐じゅく【半熟】
1 食べ物が十分煮えたりゆだったりしていないこと。なま煮え。 2 「半熟卵」の略。 3 果実などが十分熟していない...
はんじゅく‐たまご【半熟卵/半熟玉子】
白身も黄身も完全に固まらない程度に煮るかゆでるかした卵。
はんじゅざんまいきょう【般舟三昧経】
大乗経典。後漢の支婁迦讖(しるかせん)訳3巻のほか数種あるが、梵本は散逸。現存する大乗経典で初期のもの。
はんじゆう‐おんじょう【半自由音場】
反射性の境界面より上半分の空間が自由音場と見なせる音場。音源が床面の上に位置し、一般的な音響空間と見なすことができ...
はん‐じょ【班女】
班婕妤(はんしょうよ)のこと。 謡曲。四番目物。世阿弥作。恋する吉田少将の残して行った扇を持った遊女の花子(はなご...
はん‐じょう【半帖】
紙・干し海苔(のり)などの一帖の半分。
はん‐じょう【半畳】
1 畳(たたみ)一畳の半分。また、その畳。 2 江戸時代、芝居小屋などで観客が用いた一人用の小さな敷物。また、その...
はん‐じょう【犯情】
犯罪に至るまでの事情。
はん‐じょう【斑条】
まだらの筋。縞(しま)。
はん‐じょう【煩冗/繁冗】
[名・形動]やたらに多くてわずらわしいこと。また、そのさま。「浩瀚の者は却って—に過ぎ」〈秋水・社会主義神髄〉
はん‐じょう【煩擾】
わずらわしいほど乱れること。ごたごたと乱れること。「胸底の—をじっと押しこらえているにしては」〈里見弴・多情仏心〉
はん‐じょう【繁盛/繁昌】
[名・形動](スル)にぎわい大いに栄えること。また、そのさま。はんせい。「店が—する」「商売—」「どうか二三年の内...
はんじょう‐そしき【斑状組織】
急冷によってできた細粒の結晶やガラス質からなる石基の中に斑晶が散在する火成岩の組織。火山岩に多い。
はんじょう‐てい【繁昌亭】
大阪市北区にある演芸場。平成18年(2006)開場。上方落語を中心に上演。天満天神繁昌亭。
はんじょうにほんばしべんぎく【繁盛にほんばし弁菊】
青島幸男の自伝的小説。昭和60年(1985)刊。
半畳(はんじょう)を入(い)・れる
芝居で見物人が役者の芸に不満なとき、敷いている半畳を舞台に投げ入れる。転じて、他人の言動に非難やからかいの言葉をか...
半畳(はんじょう)を打(う)・つ
「半畳を入れる」に同じ。「見物おけやいおけやいと、声々いふより、半畳五、六枚打ち込むといなや」〈役者論語・佐渡島日記〉
班女(はんじょ)が閨(ねや)
《班婕妤(はんしょうよ)が帝の愛を失ったとき、わが身をもはや不用となった秋の扇にたとえて詩を作ったという「怨歌行」...
はん‐じょく【繁縟】
1 種々様々のいろどり。 2 「繁文縟礼(はんぶんじょくれい)」の略。
はん‐じり【半尻】
裾の後ろが前よりも短い狩衣(かりぎぬ)。貴族の子供が着用した。小狩衣。
はん‐じりき【半自力】
南無阿弥陀仏と唱える念仏の「南無」は衆生の自力を表すとする考え方。また、他力本願に任せきれないで、自分の念仏の功徳...
はん・じる【判じる】
[動ザ上一]「はん(判)ずる」(サ変)の上一段化。「昨夜の夢を—・じる」
はん‐す【半使/判使/判事/判司】
高麗茶碗(こうらいぢゃわん)の一。白土にやや黄みを帯びたねずみ色の釉(うわぐすり)がかかり、淡紅色の円い斑文(はん...
クレブス
[1900〜1981]英国の生化学者。ドイツの生まれ。ナチスの迫害で英国に移住。生体内で尿素が形成されるオルニチン...
ベーテ
[1906〜2005]米国の物理学者。ドイツ生まれ。原子核物理学の開拓に貢献し、核反応理論、特に恒星のエネルギー生...
アルプ
[1887〜1966]ドイツからフランスに帰化した彫刻家・画家・詩人。簡潔な曲線を用いた有機体を思わせる具体美術(...
はん‐すい【半酔】
[名](スル)なかば酒に酔っていること。「—半醒」
はん‐すい【半睡】
[名](スル)なかば眠っていること。「半醒—」「—状態」
イェンゼン
[1907〜1973]ドイツの物理学者。原子核の殻構造を研究し、光核反応の分野にも貢献。1963年、M=G=メーヤ...
はん‐すいそ【反水素】
水素の反物質。反陽子と陽電子からなる。それぞれ加速器で生成できるが、そのままでは非常にエネルギーが高いため、199...
はんすい‐はんかく【半睡半覚】
「半醒半睡」に同じ。
はん‐すいりしょうせつ【反推理小説】
⇒アンチミステリー
はん‐すう【反芻】
[名](スル) 1 一度飲み下した食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込むこと。 2 繰り返し考え、よく味わう...
はん‐すう【反数】
1 ある数の符号を変えた数。aに対して−aを反数という。 2 ⇒逆数
はん‐すう【半数】
全体の半分の数。「出席者は—を割った」
ガイガー
[1882〜1945]ドイツの物理学者。ラザフォードのもとで放射線を研究。放射能の測定器を発明。また、α(アルファ...
はんすう‐い【反芻胃】
反芻類のもつ胃。ふつう四つの室に分かれ、飲み込んだ食物を第1胃(こぶ胃)・第2胃(蜂の巣胃)に一時蓄えて共生微生物...
はんすう‐しょう【反芻症】
飲み込んだものが口腔に逆流する病状。神経性の胃障害によることが多い。反芻性障害。
はんすうせい‐しょうがい【反芻性障害】
⇒反芻症
はんすう‐たい【半数体】
1 体細胞の染色体数が半数になっている個体。ふつうゲノム一組だけをもつものが多い。 2 核相交代の結果生じる単相の...
はんすう‐ちしりょう【半数致死量】
⇒エルディー‐ごじゅう(LD50)