はんりょう‐せん【半両銭】
秦の始皇帝が中国統一後に定めた円形の銅貨。方形の孔(あな)があり、「半両」の文字が刻まれている。漢代にも鋳造された。
はんり‐ろん【汎理論】
⇒汎論理主義
はん‐りん【半輪】
輪を半分にした形。半円形。「空に—の月はあれども」〈鉄腸・花間鶯〉
はん‐るい【煩累】
わずらわしくめんどうな物事。「世俗の—を避ける」「自分達の命令を奉じて働いた配下に—を及ぼしたくないと」〈鴎外・堺事件〉
はん‐れい【凡例】
書物の巻頭にあって、その編述の方針や使用法などを述べたもの。例言。
はん‐れい【判例】
裁判の先例のこと。裁判所が特定の訴訟事件に対して下した判断。同種の事件を裁判するさいの先例となるもの。判決例。
はん‐れい【叛戻/反戻】
そむきはなれること。道理にそむくこと。
はん‐れい【范蠡】
中国、春秋時代末の越の忠臣。楚国苑(えん)(河南省)の人。越王勾践(こうせん)に仕えて富国強兵を図り、呉を滅ぼして...
はん‐れい【範例】
模範とすべき例。手本。
はん‐れい【反例】
その定義や命題に当てはまらないことを示す例。「仮説に対する—」
はんれい‐がん【斑糲岩】
深成岩の一。完晶質で粗粒の黒っぽい岩石。斜長石・輝石・橄欖石(かんらんせき)からなり、角閃石(かくせんせき)を含む...
はんれい‐しじょうしゅぎ【判例至上主義】
判例を至上のものと考え、判例に忠実に判断すること。特に、制定法主義を採用しているにもかかわらず、法的判断を行う際に...
はんれい‐ほう【判例法】
法源として認められる判例の形で存在する法。日本では英米と異なり、体系的なものとしての判例法は存在しない。
はんれいほう‐しゅぎ【判例法主義】
判例を最も重要な法源とする考え方。裁判官は紛争の解決に際して過去の同種の裁判の先例に拘束される。英米法の基本的な概...
はんれい‐ほうり【判例法理】
裁判所が示した判断の蓄積によって形成された考え方。
はん‐れき【頒暦】
暦を広く配ること。また、その暦。
はんれつ‐かんけい【範列関係】
《paradigmatic relation》ある文脈中の要素Aと、その文脈には現れないがAの代わりに現れうる要素...
はん‐ろ【坂路/阪路】
さかみち。
はん‐ろ【販路】
商品を売りさばく方面。売れ口。はけ口。「—の拡張を図る」
はん‐ろう【煩労】
心をわずらわし、身を疲れさせること。また、その骨折り。「世俗的な—汚辱をいっさい己が身に引受ける」〈中島敦・弟子〉
はん‐ろう【樊籠】
《「ばんろう」とも》 1 鳥かご。 2 人の身を束縛するもの。「僕はここに—を出ずるの機会を得た」〈蘆花・思出の記...
はん‐ろう【藩老】
藩の家老。諸侯の老臣。
はん‐ろん【反論】
[名](スル)相手の論や批判に反対の意見を述べること。また、その議論。「—の余地がない」「論評に—する」
はん‐ろん【汎論/泛論】
広くその部門全般にわたって論じること。また、全体を概括した論。通論。総論。「統計学—」
はん‐ろん【藩論】
藩の人々の議論や意見。
はんろんり‐しゅぎ【汎論理主義】
《(ドイツ)Panlogismus》哲学で、真に実在するものをロゴス(論理的、理性的なるもの)ととらえ、宇宙や自然...
はん‐わかり【半分(か)り】
少しはわかるが、十分にわかっていないこと。半解。「—の日本語で色々話をしましてね」〈蘆花・不如帰〉
はんわ‐せん【阪和線】
大阪市天王寺と和歌山を結ぶJR線。堺市鳳(おおとり)・高石市東羽衣間の支線を含む。昭和4年(1929)、阪和電鉄と...
はん‐わらい【半笑い】
[名・形動]少しだけ笑うこと。多く、困惑したり呆(あき)れたりした際に、その場をとりつくろうために笑うこと。また、...
はん‐わり【半割り】
⇒半割れ1
はん‐われ【半割れ】
1 果実や豆類などを半分に割ったもの。また、木材や竹、パイプなどを縦半分に割ったもの。半割り。 2 南海トラフ地震...
範(はん)を垂(た)・れる
みずから手本を示す。「生徒の前に—・れる」
ハー
音楽で音名の一。ロ音。ビー。
ハーアリフ‐かんしょう【ハーアリフ環礁】
《Haa Alif Atoll》モルジブ諸島最北端の環礁。首都マレがある北マレ環礁の北約330キロメートルに位置す...
ハーキム‐モスク
エジプトの首都カイロの旧市街、イスラム地区にあるイスラム寺院。ファーティマ朝第5代カリフ、アジーズが10世紀末に着...
ハーキュリーズ
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの英語名。
ハーグ
オランダ南西部の都市。王室・議会・政府機関の所在地で、実質上のオランダの首都。国際司法裁判所がある。デンハーグ。デ...
ハーグ‐こうどうきはん【ハーグ行動規範】
《「弾道ミサイルの拡散に立ち向かうためのハーグ行動規範(HCOC)」の略称》弾道ミサイル不拡散のための国際的政治合...
ハーグ‐こくさいしほうかいぎ【ハーグ国際私法会議】
国際私法の統一を目的として設立された国際機関。オランダの提唱で1893年に創設。日本は明治37年(1904)、ヨー...
ハーグ‐じょうやく【ハーグ条約】
オランダのハーグで締結された条約の略称。 《ユネスコによる「武力紛争の際の文化財の保護に関する条約」の通称》戦争に...
ハーグ‐みっしじけん【ハーグ密使事件】
1907年、韓国の李太王が、ハーグで開かれた第2回万国平和会議に日本の侵略の真相を訴えようとして密使を送った事件。...
ハーグ‐りくせんほうき【ハーグ陸戦法規】
陸上での戦闘における武力行使等に関する規則について定めた多国間条約。戦時国際法の一つ。交戦者の資格、捕虜の待遇、戦...
ハーグリーブス
[1720〜1778]英国の発明家。1764年ころ梳整(そせい)機を改良し、妻の名をつけたジェニー紡績機を発明。
ハーケン
1 鉤(かぎ)状のもの。鉤形の道具。 2 登山用具の一。岩壁や氷壁を登攀する際、岩の割れ目や氷に打ち込む金属製のく...
ハーケンクロイツ
鉤(かぎ)十字。卍(まんじ)と同起源であるが、右鉤で、右まんじとも呼ばれる。ドイツ、ナチスの党章に用いられ、193...
ハーゲン
ドイツ西部、ノルトライン‐ウェストファーレン州の都市。ドルトムントの南約20キロメートル、ルール川沿いに位置する。...
ハーゲンベック
[1844〜1913]ドイツの動物調教師。1907年ハンブルク市に、自然を模した環境の中で放し飼いにする方式の動物...
ハーゲンポアズイユ‐の‐ほうそく【ハーゲンポアズイユの法則】
⇒ポアズイユの法則
ハーシェル
(Frederick William 〜)[1738〜1822]英国の天文学者。ドイツ生まれ。大型の反射望遠鏡を製...
ハーシェル‐うちゅうぼうえんきょう【ハーシェル宇宙望遠鏡】
《Herschel Space Observatory》2009年5月にESA(欧州宇宙機関)が打ち上げた宇宙望遠...