はく‐ぶん【白文】
1 本文だけで注釈のついていない漢文。 2 句読点・返り点・送り仮名などのついていない漢文。 3 「白字」に同じ。
はく‐ぶん【博文】
広く学問を修めて、深くそれに通じること。
はく‐ぶん【博聞】
広く物事を聞いて、よく知っていること。
はくぶん‐きょうき【博聞強記】
広く物事を聞き知って、それらをよく記憶していること。
はくぶん‐くんてん【白文訓点】
白文に句読点・返り点・送り仮名などを加えること。
はくぶん‐やくれい【博文約礼】
《「論語」雍也(ようや)から》広く学問を修めて道理を知り、それを礼によってまとめ、実行すること。
はく‐へい【白兵】
抜き身の刀。白刃。また、刀・剣・槍などの武器。
はくへい‐せん【白兵戦】
刀・剣・槍などの白兵を手にして行う戦い。至近距離での戦闘。
はく‐へき【白壁】
白色の壁。しらかべ。
はく‐へき【白璧】
白色の美しい玉。しらたま。
白璧(はくへき)の微瑕(びか)
《昭明太子「陶淵明集序」から》白色の宝玉にわずかなきずがあること。ほとんど完全な物事に、少し欠点があることのたとえ...
はく‐へん【剝片】
はがれて落ちたかけら。
はく‐へん【薄片】
薄いかけら。平たい切れはし。
はくへん‐しゅ【白変種】
突然変異によって色素が減少し、体毛・羽毛・皮膚などが白く変化した動物の個体。ホワイトタイガー・ホワイトライオン・シ...
はくへん‐せっき【剝片石器】
打製石器の一種。石塊からはぎとった剝片を加工した石器。→石核(せっかく)石器
はく‐ほう【白鳳】
白色の羽毛の鳳凰(ほうおう)。
はくほう【白鳳】
年号「白雉(はくち)」の異称。
はくほう‐けいこく【白鳳渓谷】
山梨県西部、南アルプス市にある渓谷。野呂川の、赤石山脈北岳の登山口広河原から白根三山から流下する荒川と合流して早川...
はくほう‐しょう【白鵬翔】
[1985〜 ]力士。第69代横綱。モンゴル出身。モンゴル語名、ムンフバト=ダバジャルガル。平成19年(2007)...
はくほう‐じだい【白鳳時代】
日本の文化史、特に美術史上の時代区分の一。飛鳥時代と天平時代の間の、7世紀後半から8世紀初めまでをさす。
はくほう‐ぶんか【白鳳文化】
白鳳時代の文化。唐との交通により、その影響を受けた仏教美術にすぐれた作品が多い。薬師寺の東塔や薬師三尊像、法隆寺金...
はく‐ぼ【伯母】
父または母の姉。おば。
はく‐ぼ【薄暮】
日が暮れようとするころ。夕暮れ。たそがれ。「—の迫る街」「—ゲーム」
はく‐ぼく【白墨】
白亜や焼き石膏(せっこう)の粉末を水で練って棒状に固めたもの。白色であるが、顔料を加えた赤・黄色などもある。黒板な...
はく‐ま【白麻】
1 白い麻の布。 2 《中国、唐代に詔勅に白い麻の紙を用いたところから》天子の勅書。 3 紙の異称。〈日葡〉
はく‐ま【白魔】
恐ろしい被害をもたらす大雪を魔物にたとえた語。「北日本一円が—に襲われる」 [補説]作品名別項。→白魔
はくま【白魔】
《原題The White Devil》ウェブスターの戯曲。1612年、ロンドンにて初演。16世紀にイタリアで実際に...
はく‐まい【白米】
玄米をついて糠(ぬか)や胚芽(はいが)を取り除いた米。精米。精白米。
はくまい‐じょう【白米城】
落城伝説で、山上の城が敵に囲まれて水を断たれるが、白米を水に見せかけ、馬に浴びせたり馬の脚を洗ったりして、水に困っ...
はくまい‐びょう【白米病】
白米を常食とするために起こるビタミンB1欠乏症。脚気(かっけ)の類。
はく‐まく【薄膜】
うすい膜。うすまく。「—トランジスター」⇔厚膜。 [補説]多く、生物の器官などを覆うものは「うすまく」、蒸着などに...
はくまく‐アイシー【薄膜IC】
《thin film IC》シリコンウエハーの基板上に、蒸着やフォトリソグラフィー技術により多数の回路素子を配する...
はくまく‐かいろ【薄膜回路】
⇒薄膜IC
はくまく‐しゅうせきかいろ【薄膜集積回路】
《thin film IC》⇒薄膜IC
はくまく‐ダイオード【薄膜ダイオード】
ガラスや石英の基板に半導体を薄膜状に真空蒸着させたダイオード。これを用いる液晶ディスプレーはTFD液晶と呼ばれ、携...
はくまく‐トランジスター【薄膜トランジスター】
ガラスや石英の基板に半導体を薄膜状に真空蒸着させたトランジスター。液晶テレビや液晶ディスプレーに利用される。TFT...
はく‐めい【薄命】
1 早死にすること。短命。「佳人—」 2 運に恵まれないこと。ふしあわせ。薄幸。「—の身を嘆く」
はく‐めい【薄明】
日の出前と日没後のうすあかりの状態。地平線または水平線下の太陽からの光が、上空大気で散乱して生じる。→薄暮 [補説...
はくめい‐こうせん【薄明光線】
雲の切れ間などから太陽光が漏れ、光線が放射状に広がって見える現象。明け方や夕方によく見られる。光芒。→反薄明光線
はくめい‐し【薄明視】
薄明時のように薄暗い場所における視覚。網膜は明順応と暗順応の中間の状態にあり、桿状体も錐状体もはたらく。中間明度視...
はくめい‐はくぼせい【薄明薄暮性】
動物で、採食・生殖などの活動を主に明け方と夕方(薄暮時)に行う性質。昼行性、夜行性に対していう。ネコ・イヌ・ネズミ...
はく‐めん【白面】
1 素顔(すがお)。 2 色白の顔。「—の貴公子」 3 年が若く、経験の浅いこと。青二才。「—の書生」
はくめん‐ろう【白面郎】
年が若く、経験に乏しい男。「温(おん)が、二人の—に侮られるのを見て」〈鴎外・魚玄機〉
はくもうじょ【白毛女】
中国の現代歌劇。延安の魯迅(ろじん)芸術学院の集団創作。1945年初演。地主に迫害された貧農の娘が、山奥の洞穴に隠...
はく‐もくれん【白木蓮】
モクレン科の落葉高木。3月ごろ、香りのある白い大きな6弁花を開く。萼(がく)は3枚あり、花びら状。葉は倒卵形。中国...
はく‐もん【白門】
中央大学の俗称。法学教育で重視すべき正義・潔白・真実・純粋を象徴した称。千代田区神田駿河台の旧キャンパスに白御影石...
はくもん‐かい【白門会】
卒業年や地域・職域・出身サークルなどごとに活動する中央大学卒業生の同窓会。→学員会
はく‐や【白夜】
高緯度地方で、夏、太陽が地平線近くに沈んでいるために薄明が長時間続く現象。びゃくや。《季 夏》「街灯のひとり灯(と...
はく‐や【箔屋】
金・銀などの箔を製造し、販売する人。また、その店。箔打ち。
はく‐ゆ【白油】
石油業界で、軽油、灯油、ガソリンなど、見た目が透明な石油精製品の総称。白物。→黒油