ふく‐めつ【覆滅】
[名](スル)完全に滅びること。また、完全に滅ぼすこと。「人間の交際を—するの恐なきに非ざれば」〈福沢・文明論之概略〉
ふくめ‐に【含め煮】
野菜・芋・栗(くり)などを、たっぷりした煮汁で味がしみ込むまで柔らかく煮ること。また、その煮物。含ませ。
ふく・める【含める】
[動マ下一][文]ふく・む[マ下二] 1 ある範囲の中に入れて、いっしょに扱う。含まれるようにする。「部長を—・め...
ふくめ‐わた【含め綿】
着物の袖口や裾の袘(ふき)の部分に入れる綿。
ふく‐めん【覆面】
[名](スル) 1 顔面を布などでおおって隠すこと。また、それに用いるもの。「目出し帽で—する」 2 神仏に供え物...
ふくめん‐かいにゅう【覆面介入】
中央銀行などの通貨当局が為替介入を行った後、その事実を市場に公表しないこと。
ふくめん‐こうこく【覆面広告】
⇒ティーザー広告
ふくめん‐さっか【覆面作家】
素性を明らかにしない作家。私生活に支障が出ないよう本名や経歴を非公表にするほか、著名な作家が別のペンネームで作品を...
ふくめん‐ざだんかい【覆面座談会】
参加者が素性を明らかにしないで行う座談会。または、雑誌などの記事で、発言内容を匿名で発表する座談会。
ふくめん‐ずきん【覆面頭巾】
顔を覆い、目だけ現した頭巾。
ふくめん‐ちょうさ【覆面調査】
企業からの依頼を受け、客のふりをして店舗の営業実態を調べること。従業員の態度、サービスの良し悪し、店内の清潔度など...
ふくめん‐ちょうさいん【覆面調査員】
覆面調査を行う人。一般客のようにふるまいながら、店舗の営業実態などを調査する。モニター。ミステリーショッパー。
ふくめん‐パトカー【覆面パトカー】
一般車両と同じ外装の、警察のパトロールカー。緊急時には赤色灯を付け、サイレンを鳴らして走ることもある。
ふくめん‐レスラー【覆面レスラー】
頭部全体または顔の一部を覆面で隠して活動するプロレスラー。
ふく‐も【服喪】
[名](スル)喪に服すること。近親者が死んだ後、一定期間、行いなどを慎むこと。
ふくもう‐るい【腹毛類】
腹毛綱の袋形動物の総称。円筒状で体表にとげや刺毛を、腹面に繊毛をもつ。イタチムシなど。
ふくもしき‐ひょうほん【副模式標本】
⇒パラタイプ
ふくもと【福本】
姓氏の一。 [補説]「福本」姓の人物福本和夫(ふくもとかずお)福本日南(ふくもとにちなん)福本豊(ふくもとゆたか)
ふくもと‐かずお【福本和夫】
[1894〜1983]共産主義指導者。鳥取の生まれ。大正13年(1924)山川均の理論を批判し、明確な階級意識を持...
ふくもと‐にちなん【福本日南】
[1857〜1921]新聞記者・史論家。福岡の生まれ。本名、誠。「九州日報」社長兼主筆、のち「新潟新聞」主筆。著「...
ふくもと‐ゆたか【福本豊】
[1947〜 ]プロ野球選手。大阪の生まれ。昭和44年(1969)阪急(オリックスの前身)に入団。同45年から13...
ふく‐やか【膨やか/脹やか】
[形動][文][ナリ]「ふくよか1」に同じ。「涼しい眼と—な頰と」〈魯庵・社会百面相〉
ふく‐やく【服薬】
[名](スル)薬を服用すること。「食事が終ると…—して蒲団を被り」〈嘉村・業苦〉
ふくやく‐ゼリー【服薬ゼリー】
薬を包み込んで飲み込みやすくするためのゼリー。薬の苦みを抑え、むせにくくするはたらきがある。薬の薬効成分と相互作用...
ふくやくほじょ‐ゼリー【服薬補助ゼリー】
⇒服薬ゼリー
ふくやま【福山】
広島県南東部の市。江戸時代は城下町。鉄鋼・機械工業などのほか、備後表(びんごおもて)・松永下駄・琴などの伝統産業が...
ふくやま【福山】
姓氏の一。 [補説]「福山」姓の人物福山幸夫(ふくやまゆきお)
ふくやまがた‐せんてんせいきんジストロフィー【福山型先天性筋ジストロフィー】
脳形成不全を伴う重症の先天性筋ジストロフィー。常染色体潜性遺伝の疾患で、男女に発症する。日本人に特異的に多く、海外...
ふくやま‐し【福山市】
⇒福山
ふくやましりつ‐だいがく【福山市立大学】
広島県福山市にある市立大学。福山市立女子短期大学を母体に、平成23年(2011)開学。
ふくやましりつ‐どうぶつえん【福山市立動物園】
広島県福山市にある動物園。昭和53年(1978)開園。
ふくやま‐じょう【福山城】
⇒松前城
ふくやま‐だいがく【福山大学】
広島県福山市にある私立大学。昭和50年(1975)に開学した。
ふくやまへいせい‐だいがく【福山平成大学】
広島県福山市にある私立大学。平成6年(1994)の開設。
ふくやま‐へいや【福山平野】
広島県南東部、芦田川下流域の沖積平野。現在の三角州は近世初期の干拓によってできた。重化学工業が発達し宅地化が進んでいる。
ふくやま‐ゆきお【福山幸夫】
[1928〜2014]小児神経学者。宮崎の生まれ。昭和35年(1960)、脳障害と筋ジストロフィーを合併した常染色...
ふく‐よう【服用】
[名](スル) 1 薬を飲むこと。「食間に—する薬」 2 衣服を身につけること。また、その衣服。「—は皆大長公主に...
ふく‐よう【服膺】
[名](スル)心にとどめて忘れないこと。「敵を愛すというは殊に政治家が—すべき金言だ」〈魯庵・社会百面相〉
ふく‐よう【複葉】
1 葉身が2枚以上の小葉からなる葉。小葉の配列のしかたにより羽状複葉・掌状複葉・三出複葉などとよぶ。⇔単葉。 2 ...
ふくよう‐ゼリー【服用ゼリー】
⇒服薬ゼリー
ふく‐よか【膨よか/脹よか】
[形動][文][ナリ] 1 ふっくらと肥えているさま。やわらかそうにふくらんでいるさま。ふくやか。ふくらか。「—な...
ふくら【膨ら/脹ら】
1 まるみをもっていること。また、その部分。 2 刀の切っ先の丸みのこと。 3 弓の上下の湾曲した部分。 4 一張...
ふく‐らか【膨らか/脹らか】
[形動][文][ナリ]「ふくよか1」に同じ。「花びらに芳しい息をふくんで—に花をひらく」〈中勘助・銀の匙〉
ふくら‐か・す【膨らかす/脹らかす】
[動サ五(四)]ふくれさせる。ふくらます。「袴(はかま)—・したる検非違使」〈今昔・二九・一五〉
ふくらくえん【復楽園】
《原題Paradise Regained》ミルトンの叙事詩。4巻。1671年刊。「失楽園」の続編。キリストがサタン...
ふくらし‐こ【膨らし粉/脹らし粉】
パン・饅頭・菓子などの、生地(きじ)を膨張させるために用いる粉末。重曹などを原料とする。ベーキングパウダー。
ふくら・す【膨らす/脹らす】
[動サ五(四)]「膨らます」に同じ。「萩の餅に腹を—・し」〈花袋・田舎教師〉 [動サ下二]「ふくらせる」の文語形。
ふくら‐すずめ【膨ら雀/脹ら雀/福良雀】
1 まるまると太った雀。また、寒さに全身の羽毛をふくらませている雀。《季 冬》 2 紋所・文様の名。羽をのばした1...
ふくら・せる【膨らせる/脹らせる】
[動サ下一][文]ふくら・す[サ下二]「ふくらます」に同じ。「たらふくの御馳走に腹を—・せて」〈中勘助・鳥の物語〉
ふくら‐に【脹ら煮】
アワビを水と酒でふっくらと煮て、みりん・醤油でつやよく仕上げたもの。古くはナマコ・イカなども用いた。膨ら煎(い)り。