ふで‐ペン【筆ペン】
軸内にインキを含んだ中綿を装着したペンで、毛筆を模したもの。
ふで‐ぼうふう【筆防風】
イブキボウフウの別名。
ふで‐まき【筆巻(き)】
筆を巻いておく小さなすだれ。
ふで‐まめ【筆忠実】
[名・形動]おっくうがらずに、手紙や文章をまめに書くこと。また、そのさまや、そのような人。「—に連絡する」⇔筆不精。
ふで‐むすめ【筆娘】
筆親から成人の証(あかし)にお歯黒をつけてもらった娘。鉄漿子(かなこ)。歯黒子(はぐろこ)。
ふで‐ゆい【筆結い】
筆を作ること。また、それを職業とする人。筆工。
ふで‐わけ【筆別け】
1 項目ごとに別々に分けて書きしるすこと。 2 「分筆(ぶんぴつ)」に同じ。
筆(ふで)を入(い)・れる
添削する。「選者が—・れる」
筆(ふで)を擱(お)・く
文章を書きおえる。擱筆(かくひつ)する。「長期連載した小説の—・く」 [補説]この意味で「筆を置く」と書くのは誤り。
筆(ふで)を起(お)こ・す
書き始める。筆を下ろす。「どう—・すか、なかなか決まらない」
筆(ふで)を折(お)・る
文章を書くことをやめる。文筆活動をやめる。筆を断つ。「大作を最後に—・る」
筆(ふで)を下(お)ろ・す
新しい筆を使い始める。また、文字や文章を書きはじめる。「雑誌の連載に—・す」
筆(ふで)を加(くわ)・える
書き足す。文章・字句を直す。加筆する。「校正で—・える」
筆(ふで)を染(そ)・める
1 初めて書く。また、書き始める。「未経験の小説に—・める」 2 筆に墨汁を含ませる。「墨の色紅深く見えけるは—・...
筆(ふで)を断(た)・つ
「筆を折る」に同じ。
筆(ふで)を執(と)・る
書画または文章を書く。執筆する。「さっそく返信の—・る」
筆(ふで)を投(な)・げる
書くことを途中でやめる。「締め切りを破ったあげくに—・げてしまう」
筆(ふで)を拭(ぬぐ)・う
文章をそこで止める。「論難する—・う」
筆(ふで)を走(はし)ら・せる
すらすら書く。勢いよく筆を運ぶ。走り書きする。「友への手紙に—・せる」
筆(ふで)を揮(ふる)・う
書画をかく。「大作に—・う」
筆(ふで)を曲(ま)・げる
事実と異なることを承知で書く。自分の利益のために嘘を書く。曲筆。
ふ‐でんか【負電荷】
負の値の電荷(電気量)。電子は負の電荷、陽子は正の電荷をもつ。負電気。⇔正電荷。
ふ‐でんき【負電気】
エボナイトなどの樹脂を毛皮で摩擦したときにエボナイトに生じる電気、およびそれと同質の電気。符号は−で表す。負電荷。...