ふ‐しんにん【不信任】
信任しないこと。また、信任されないこと。
ふしんにん‐あん【不信任案】
1 信任することができない旨を議決する案。一般に、議院内閣制のもとで議会が内閣あるいは個々の国務大臣に対して行うも...
ふしんにん‐けつぎ【不信任決議】
1 議会において不信任案を審議し決議すること。首長など、特定の地位にある者について信任できない旨の意思表示をした議...
ふしん‐の‐うれい【負薪の憂い】
《「礼記」曲礼下から》自分の病気を謙遜していう言葉。たきぎを背負った疲れが出て病むの意からとも、病気でたきぎを負う...
負薪(ふしん)の資(し)
《「後漢書」袁紹伝から》いやしい生まれつき。劣った資質。
ふしん‐ばん【不寝番】
一晩中、寝ないで番をすること。また、その人。寝ずの番。「—で詰める」
ふ‐しんぱん【付審判】
公務員の職権濫用罪などについて告訴・告発をした者が、検察官の不起訴処分に不服があるときに、事件を地方裁判所の審判に...
ふしん‐び【不審火】
放火の疑いがある、原因不明の火事。ふしんか。
ふしん‐ぶぎょう【普請奉行】
武家の職名。室町幕府では御所・城壁・堤防など、江戸幕府では、老中の下で土木工事・武家屋敷の管理などにあたった。
ふしん‐やく【普請役】
江戸時代、城郭・河川・道路・橋などの修築の際に、大名・諸士・農民などに賦課された夫役(ぶやく)。
ふ‐しんりゃく【不侵略】
侵略しないこと。
ふしんりゃく‐じょうやく【不侵略条約】
2国間あるいは多数国間で、相互に領土権を尊重し、侵略行為を行わないことを約する条約。不可侵条約。
不審(ふしん)を抱(いだ)・く
疑いの念を抱く。「挙動に—・く」
不審(ふしん)を打(う)・つ
疑いを示す。疑わしい点をはっきりさせようとする。不審を立てる。「『大変帰りが遅いようじゃないか』…とうとう叔母がこ...
不審(ふしん)を立(た)・てる
「不審を打つ」に同じ。「良人の—・つれば、何うも心悪う御座んすからとて」〈一葉・われから〉
ふじ
日本の第二代南極観測船。昭和40年(1965)、初代宗谷に続いて第七次から第二十四次の観測に従事。船尾部にヘリコプ...
ふじ
リンゴの一品種。国光とデリシャスの交配により作り出された。甘味が強く歯ごたえがよい。 [補説]船舶名別項。→ふじ
ふじ【藤】
1 マメ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に自生し、つるは右巻き。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。5月ごろ、紫色...
ふじ【富士】
「富士山」の略。「一—二鷹(たか)三茄子(なすび)」 静岡県東部、富士山南麓にある市。駿河湾に面し、田子の浦港があ...
ふ‐じ【不二】
1 二つとないこと。無二。ふに。「この不同—の乾坤(けんこん)を建立し得るの点に於て」〈漱石・草枕〉 2 二つに...
ふ‐じ【不次】
1 順序・次第によらないこと。破格。「忠あらん者には、—の賞をおこなはるべし」〈古活字本保元・下〉 2 文章が乱れ...
ふ‐じ【不治】
《「ふち」とも》病気が治らないこと。「—の病」
ふ‐じ【不時】
[名・形動]予定外の時であること。思いがけない時であること。また、そのさま。「—の災厄に備える」「新鮮な風が—に吹...
ふ‐じ【父事】
[名](スル)その人を尊敬し、父として仕えること。
ふ‐じ【扶侍】
そばにいて世話し助けること。
ふじ‐あざみ【富士薊】
キク科の多年草。山中の砂礫(されき)地に生え、特に、富士山周辺に多い。高さ約1メートル。全体に太く大形で、葉は羽状...
ふじい【藤井】
姓氏の一。 [補説]「藤井」姓の人物藤井右門(ふじいうもん)藤井乙男(ふじいおとお)藤井健次郎(ふじいけんじろう)...
ふじい‐うもん【藤井右門】
[1720〜1767]江戸中期の尊王論者。越中の人。名は直明。宝暦事件に連座して逃亡。のち、明和事件で山県大弐とと...
ふじい‐おとお【藤井乙男】
[1868〜1946]国文学者・俳人。兵庫の生まれ。京大教授。号、紫影。俳諧・浄瑠璃など近世文学を研究。著「江戸文...
ふじい‐けんじろう【藤井健次郎】
[1866〜1952]植物学者。金沢の生まれ。東大教授。染色体に二重螺旋(らせん)構造を発見するなど、細胞遺伝学に...
ふじい‐しげお【藤井重夫】
[1916〜1979]小説家。兵庫の生まれ。新聞社の特派員などを経て執筆活動に入る。「虹」で直木賞受賞。他に「佳人...
ふじい‐そうた【藤井聡太】
[2002〜 ]将棋棋士。愛知の生まれ。平成28年(2016)史上最年少で棋士となり、デビュー戦から29連勝して公...
ふじい‐たかなお【藤井高尚】
[1764〜1840]江戸後期の国学者・歌人・神官。備中の人。通称、忠之丞。号、松の屋・松斎。本居宣長の門下で、す...
ふじい‐ちくがい【藤井竹外】
[1807〜1866]江戸末期の漢詩人。摂津の人。名は啓。字(あざな)は士開。詩を頼山陽に学ぶ。七言絶句にすぐれ、...
ふじい‐でら【葛井寺】
大阪府藤井寺市にある真言宗御室派の寺。山号は紫雲山。旧称は剛琳寺。西国三十三所第5番札所。行基の開山、大同年間(8...
ふじいでら【藤井寺】
大阪府中東部の市。河内国府が置かれた地。仲哀・允恭(いんぎょう)天皇陵などの古墳や葛井(ふじい)寺などの古社寺が多...
ふじいでら‐し【藤井寺市】
⇒藤井寺
ふじ‐いろ【藤色】
藤の花のような薄い紫色。「—の帯締め」
ふじうえ‐りゅう【藤植流】
胡弓(こきゅう)の流派。宝暦年間(1751〜1764)に江戸の藤植検校が、従来の3弦の胡弓を4弦に改良して創始。ふ...
ふじ‐うつぎ【藤空木】
ゴマノハグサ科の落葉低木。本州・四国の渓谷などに自生。枝は四角形で稜上に翼がある。葉は細長い卵形。夏、紫色の花が穂...
フジェール
フランス西部、ブルターニュ地方、イル‐エ‐ビレーヌ県の町。ナンソン川を見下ろす高台に、ブルターニュ公国の国境防護の...
ふじえだ【藤枝】
静岡県中南部の市。江戸時代は東海道の宿場町、本多氏の城下町。茶・ミカン・シイタケ栽培や木工業・化学工業が盛ん。平成...
ふじえだ‐し【藤枝市】
⇒藤枝
ふじえだ‐しずお【藤枝静男】
[1907〜1993]小説家。静岡の生まれ。本名、勝見次郎。戦後、眼科医のかたわら文筆生活に入る。志賀直哉に傾倒。...
ふじおか【藤岡】
群馬県南部の市。もと市場町から発展。藤岡瓦の産地。平成18年(2006)1月、鬼石(おにし)町を編入。人口6.8万...
ふじおか【藤岡】
姓氏の一。 [補説]「藤岡」姓の人物藤岡勝二(ふじおかかつじ)藤岡作太郎(ふじおかさくたろう)
ふじおか‐かつじ【藤岡勝二】
[1872〜1935]言語学者。京都の生まれ。東大教授。ウラル‐アルタイ諸語の共通特徴が日本語にも見られることを指...
ふじおか‐さくたろう【藤岡作太郎】
[1870〜1910]国文学者。石川の生まれ。東大助教授。号、東圃。文学史研究に力を注ぐ。著「国文学全史平安朝篇」...
ふじおか‐し【藤岡市】
⇒藤岡
ふじ‐おどし【藤威】
鎧(よろい)の威の一。藤色の糸で威したもの。