あお【青】
[名] 1 色の名。三原色の一つで、晴れた空のような色。藍(あい)系統の色から、黄みを加えた緑系統の色までを総称す...
あお【襖】
《「襖」の字音「あう」の音変化》 1 両方の脇(わき)をあけたままで、縫い合わせず、襴(らん)のない古代の上着。位...
あお‐あえ【青和え/青韲え】
ゆでてすりつぶした青豆で海参(いりこ)をあえた料理。
あお‐あお【青青/蒼蒼/碧碧】
[副](スル)いかにも青いさま。また、一面に青いさま。「若葉が—(と)茂る」「—(と)した海原」
あお‐あざ【青痣/青黶】
打撲(だぼく)による皮下出血などで生じた青黒い斑紋(はんもん)。
あお‐あし【青葦/青蘆/青葭】
水辺に青々と茂るアシ。あおよし。《季 夏》
あおあし‐しぎ【青足鴫】
シギ科の鳥。全長約35センチ。脚が灰青色、背面が淡灰褐色で腹面が白い。ユーラシア北部で繁殖、冬はオーストラリアなど...
あお‐あらし【青嵐】
初夏の青葉を揺すって吹き渡るやや強い風。せいらん。《季 夏》「—定まる時や苗の色/嵐雪」
あお‐あん【青餡】
白餡(しろあん)に、青粉や碾(ひ)き茶の粉などをまぜ合わせた緑色の餡。
あおい【葵】
1 ㋐アオイ科のフヨウ属・トロロアオイ属などに含まれる植物の総称。タチアオイ・モミジアオイ・トロロアオイ・ゼニア...
あおい【葵】
静岡市の区名。駿府公園(駿府城)周辺の官公庁街から、南アルプスの大井川源流部まで、同市の大半を占める。
あお・い【青い】
[形][文]あを・し[ク] 1 (「碧い」とも書く)青色をしている。広く緑系統の色にもいう。「—・い空」「—・いリ...
あおい‐よきお【青井鉞男】
[1872〜1937]野球選手。栃木の生まれ。一高の投手として活躍。日本初の国際野球で外国人チームを連破。初めて野...
あおい‐かずら【葵鬘】
賀茂(かも)の祭に参列する諸役人の冠・烏帽子(えぼし)に挿し、また牛車(ぎっしゃ)のすだれなどにも掛けた飾り。葵(...
あおい‐がい【葵貝】
アオイガイ科のタコ。温・熱帯の海洋を浮遊する。雌は貝殻をもち、殻は扁平で直径10〜25センチ、白色で放射状のひだが...
あおいき‐といき【青息吐息】
困って苦しいときなどに、弱りきって吐くため息。また、そのため息の出る状態。「物価高で—だ」
あおい‐く【葵区】
⇒葵
あおい‐ぐさ【葵草】
フタバアオイの別名。
あおいさんみゃく【青い山脈】
石坂洋次郎の小説。昭和22年(1947)発表。第二次大戦後まもない地方の町を舞台に、高校生らの男女交際などを通して...
あおい‐ざ【葵座】
兜(かぶと)の天辺(てへん)にある穴の外縁を覆う装飾的な重ねのいちばん下の金具。周囲が葵の葉の形をしている。葵葉(...
あお‐いし【青石】
1 青または緑色の岩石。緑泥片岩などで、庭石に使う。秩父青石・伊予青石などが有名。 2 青みを帯びた凝灰岩。室内装...
あおい‐しもさか【葵下坂】
越前福井の刀工下坂市之丞康継が製作した刀剣をいう。初代康継は徳川家の御用鍛冶職となり、刀の中子(なかご)の部分に葵...
あお‐いしわた【青石綿】
⇒クロシドライト
あおい‐すみれ【葵菫】
スミレ科の多年草。山野や路傍の湿地に生える。葉は根生し、心臓形。早春、淡紫色の花を開く。ひなぶき。
あおいターバンのしょうじょ【青いターバンの少女】
《原題、(オランダ)Het Meisje met de parel》⇒真珠の耳飾りの少女
あおい‐つば【葵鍔】
太刀の鍔の一。四つ葉形で形が葵の葉に似ている。
あおい‐づき【葵月】
陰暦6月の異称。
仰(あお)いで天(てん)に愧(は)じず
《「孟子」尽心上「仰いで天に愧じず、俯(ふ)して人に怍(は)じざるは、二の楽しみなり」から》心に少しもやましいとこ...
仰(あお)いで天(てん)に愧(は)じず、俯(ふ)して地(ち)に怍(は)じず
⇒仰いで天に愧じず
あお‐いととんぼ【青糸蜻蛉】
トンボ目アオイトトンボ科のトンボ。湿原に多くみられ、体長3.8センチくらい。金属光沢のある緑色で、白粉を帯びる。イ...
あおいとり【青い鳥】
《原題、(フランス)L'Oiseau Bleu》メーテルリンク作の戯曲。1908年初演。翌1909年刊。チルチルと...
あおい‐どもえ【葵巴】
紋所の名。葵(フタバアオイ)の葉3枚を巴形にかたどったもの。徳川氏の紋。三つ葉葵。
あおいドレスのマルガリータおうじょ【青いドレスのマルガリータ王女】
《原題、(スペイン)La infanta Margarita en azul》ベラスケスの絵画。カンバスに油彩。ス...
あおいのうえ【葵の上】
源氏物語の女主人公の一人。光源氏の最初の妻。六条御息所(みやすどころ)の生き霊に苦しめられ、夕霧を出産後、急死。 ...
あおいはな【青い花】
《原題、(ドイツ)Heinrich von Ofterdingen》ノバーリスの未完の小説。1802年刊。無限への...
あおいへび【蒼い蛇】
戸川昌子の長編小説。昭和44年(1969)刊。
あおい‐ぼん【葵盆】
鉋(かんな)の削り跡を残した板に、薄黄色の漆を塗った盆。
あおい‐まつり【葵祭】
「賀茂(かも)の祭」に同じ。《季 夏》「桐の花—はあすとかや/碧梧桐」
あおいむぎ【青い麦】
《原題、(フランス)Le blé en herbe》コレットの小説。1923年刊。ブルターニュ地方の海辺の自然を背...
あおいリボンのゆうわく【青いリボンの誘惑】
飛鳥高の長編推理小説。平成2年(1990)刊。
あお‐いろ【青色】
1 青系統の色。青い色。 2 装束の色の名。染め色では、紫根(しこん)と刈安(かりやす)を染料として染めた灰色がか...
あおいろ‐エルイーディー【青色LED】
⇒青色発光ダイオード
あおいろ‐しんこく【青色申告】
《納税申告用紙が青色であるところから》所定の帳簿書類を備えている納税者に、専従者控除などの特典を与える申告納税制度...
あおいろ‐じぎょうせんじゅうしゃ【青色事業専従者】
青色申告を行う個人事業主と生計を一にする配偶者や15歳以上の親族で、年間6か月以上その事業にもっぱら従事している人。
あおいろ‐すがた【青色姿】
青色の袍(ほう)を着た姿。「いみじき公達なれど、えしも着給はぬ綾織物を、心にまかせて着たる、—などめでたきなり」〈...
あおいろ‐にごう【青色二号】
⇒インジゴカルミン
あおいろ‐の‐ほう【青色の袍】
束帯の袍で、青色2のもの。天皇が略儀の際に着用した袍。また、蔵人(くろうど)が拝領した場合、着用することが許された...
あおいろ‐はっこうダイオード【青色発光ダイオード】
発光ダイオードのうち、青色の光を発するもの。青色LED。 [補説]平成26年(2014)、「高輝度で省電力の白色光...
あおいろはんどうたい‐レーザー【青色半導体レーザー】
《blue semiconductor laser》波長が短い青色の光を発する半導体レーザー。従来の赤色のレーザー...
あおいろ‐レーザー【青色レーザー】
《blue laser》⇒青色半導体レーザー