ふせないきょう【無布施経/布施無経】
狂言。僧が布施を出し忘れた檀家(だんか)へ、袈裟(けさ)を忘れたと言って戻ってくるが、施主が布施を僧の懐へ入れると...
ふせ‐ぬい【伏せ縫い】
1 和裁で、縫い代(しろ)を一方に折り倒し、表側に針目が目立たないように、押さえ縫いすること。 2 (「伏せ繍い」...
プドフキン
[1893〜1953]ソ連の映画監督。モンタージュ理論を唱え、ソ連映画の基礎を築いた一人。代表作「母」「アジアの嵐...
イワーノフ
[1895〜1963]ソ連の小説家。ソビエト散文の先駆者。ロシア革命前後の事件を鮮やかに描いた。「パルチザン」「装...
メイエルホリド
[1874〜1940]ソ連の演出家。初め俳優としてモスクワ芸術座に参加。十月革命後、メイエルホリド劇場を創立し、ビ...
ガルシン
[1855〜1888]ロシアの小説家。社会悪や不正に対し、理想主義的態度を貫いた。持病の精神病に終生悩まされながら...
ふせ‐もの【布施物】
僧侶に施し与える金銭や物品。ふせもつ。
ふせ‐や【布施屋】
奈良・平安時代、調・庸の運搬夫や旅行者のために駅路につくられた宿泊施設。
ふせ‐や【伏せ屋】
屋根の低い小さい家。みすぼらしい家。「心あって彼女の—を訪れたかのように」〈中勘助・鳥の物語〉
ふせや‐たく【伏せ屋焚く】
[枕]伏せ屋で火をたくと煤(すす)が出やすい意から、同音の「すす」にかかる。「千沼壮士(ちぬをとこ)菟原壮士(うな...
ふせ・る【臥せる】
[動ラ五(四)]横になる。特に、病気で床につく。ふす。「熱を出して—・っている」
ふ・せる【伏せる】
[動サ下一][文]ふ・す[サ下二] 1 下の方に向ける。うつむかせる。また、腹ばいになる。「顔を—・せる」「マット...
ふ‐せん【不宣】
十分に意を述べつくさない意で、手紙の終わりに添える語。不悉(ふしつ)。不尽(ふじん)。
ふ‐せん【不戦】
戦わないこと。戦争・試合などをしないこと。「—宣言」
ふ‐せん【付箋/附箋】
疑問や注意すべき事柄などを書いてはりつける小さな紙片。また、目印にはる紙。付け紙。不審紙。
ふ‐せん【布銭】
古代中国で使われた鋤(すき)の形を模した青銅貨幣。刀銭に先行して使用された。春秋戦国時代に韓・魏・趙で鋳造された。...
ふ‐せん【浮選】
「浮遊選鉱法」の略。
ふ‐せん【富贍】
[名・形動]十分に足りて豊かであること。また、そのさま。「誇って居た想像の—な事などは」〈菊池寛・無名作家の日記〉
ふ‐せん【普選】
「普通選挙」の略。
ふ‐せん【艀船】
はしけぶね。はしけ。
ふ‐せん【膚浅】
[名・形動]思慮などの浅いこと。また、そのさま。あさはか。「—なる詩人は水彩画師なり、空想の子なり」〈鴎外訳・即興詩人〉
ふせん‐うんどう【普選運動】
普通選挙の実現を求める社会運動。明治中期の普通選挙期成同盟会に始まる。大正デモクラシー思想に支えられて第一次大戦後...
ふせん‐しょう【不戦勝】
試合で、相手の欠場・棄権や組み合わせの関係などから、勝ちと同じ扱いになること。⇔不戦敗。
ふせん‐じょうやく【不戦条約】
アメリカの国務長官ケロッグとフランスの外相ブリアンの提唱により、1928年8月、パリで調印された戦争放棄に関する条...
ふせん‐ぱい【不戦敗】
試合に欠場・棄権したため、負けになること。⇔不戦勝。
ふ‐せんめい【不鮮明】
[名・形動]はっきりしないこと。また、そのさま。「—な映像」「態度が—だ」 [派生]ふせんめいさ[名]
ふせん‐りょう【浮線綾】
1 文様を浮き織りにした綾(あや)。 2 文様の名。丸文で、内部を4分割し、唐花(からはな)を四方に配したもの。→...
ふ‐ぜい【府税】
府が賦課・徴収する地方税。
ふ‐ぜい【風情】
[名] 1 風流・風雅の趣・味わい。情緒。「—のある庭」 2 けはい。ようす。ありさま。「どことなく哀れな—」 3...
ふ‐ぜい【賦税】
税を賦課すること。また、その税。課税。「—以て国用を給す」〈村田文夫・西洋聞見録〉
ふ‐ぜん【不全】
[名・形動]活動や機能が完全でないこと。また、そのさま。不完全。「—な機能」「発育—」
ふ‐ぜん【不善】
[名・形動]よくないこと。また、そのさま。「小人閑居して—をなす」「—な者」
ふ‐ぜんかん【不善感】
種痘(しゅとう)の効果が現れず、免疫を生じない状態。
ふ‐そ【父祖】
父と祖父。また、代々の先祖。「—伝来の地」
ふそ【麩素】
⇒グルテン
ふ‐そう【扶桑】
1 古代、中国で日の出る東海の中にあるとされた神木。また、それのある土地。転じて、日本の異称。「松島は—第一の好風...
ふ‐そう【敷奏】
天子に意見などを申し上げること。
ふ‐そうおう【不相応】
[名・形動]《「ぶそうおう」とも》つりあいがとれていないこと。ふさわしくないこと。また、そのさま。「—な待遇を受ける」
ふそう‐きょう【扶桑教】
もと教派神道十三派の一。富士講から出た山岳信仰。長谷川角行(はせがわかくぎょう)を開祖とするが、実質的には明治6年...
ふそう‐こく【扶桑国】
⇒扶桑1
ふそうしゅう【扶桑集】
平安中期の漢詩集。16巻。7巻・9巻のみ現存。紀斉名(きのただな)撰。長徳年間(995〜999)成立。平安中期の漢...
ふそうしゅうようしゅう【扶桑拾葉集】
江戸中期の詞文集。30巻、目録・作者系図各1巻。徳川光圀編。元禄2年(1689)成立、同6年刊。平安時代から江戸初...
ふ‐そうち【不送致】
事件に関する書類や容疑者を検察官や家庭裁判所に送致せず、警察署内のみで処理すること。罪状が極めて軽微な場合などに適...
ふそうち‐よざい【不送致余罪】
警察が容疑者の余罪を捜査する際に、一定の条件を満たせば、事件に関する資料を検察官に送致しなくても、検挙したものとし...
ふそうめいがでん【扶桑名画伝】
江戸後期に編纂(へんさん)された日本の画家の伝記。信州須坂藩主堀直格(ほりなおただ)の草稿を国学者黒川春村が増補訂正。
ふそうりゃっき【扶桑略記】
歴史書。30巻。皇円著。平安末期の成立。漢文体による神武天皇から堀河天皇に至る間の編年史。仏教関係の記事が主で、1...
ふ‐そきゅう【不遡及】
法律が、その実施以前の事実にさかのぼって適用されないこと。→遡及効
ふ‐そく【不足】
[名・形動](スル) 1 足りないこと。十分でないこと。また、その箇所や、そのさま。「—を補う」「学力が—だ」「料...
ふ‐そく【不測】
予測できないこと。思いがけないこと。「—の事態」
ふ‐そく【付則/附則】
1 ある規則を補うために付け加えられた規則。 2 法令の最後に置かれ、施行期日・経過措置・関係法令の改廃など、法令...