ふだらくさん‐じ【補陀洛山寺】
和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦(なちかつうら)町にある天台宗の寺。山号は白華山。本尊は十一面千手観音菩薩で...
ふだらく‐とかい【補陀落渡海】
仏教で、補陀落を目指して小舟で海を渡ろうとすること。捨身の行の一。那智勝浦や足摺岬などが出発地として知られる。→補陀落
ふだ‐われ【札割れ】
入札で、応募が少ないなどの理由で応札額が予定した入札額に達しないこと。特に、日本銀行が金融調節のための公開市場操作...
ふ‐だん【不断】
[名・形動] 1 とだえないで続くこと。また、そのさま。「—な(の)努力」 2 決断力に乏しいこと。また、そのさま...
ふだん‐いしゃ【不断医者】
ふだんかかりつけの医者。「—は次の間に鍋を仕かけ、早め薬の用意」〈浮・胸算用・二〉
ふだん‐ぎ【不断着/普段着】
1 日常、家で着ている衣服。 2 (比喩的に)気取ったり気がねをしたりせず、のんびりとくつろげること。「—のおつきあい」
ふだん‐ぎょう【不断経】
毎日、絶え間なく経を読むこと。また、死者の冥福追善などのために、一定の期間、昼夜間断なく大般若経(だいはんにゃきょ...
ふだん‐こう【不断香】
昼夜絶え間なく香をたきつづけること。また、その香。「—の煙みちたり」〈宇治拾遺・一三〉
ふだん‐ざくら【不断桜】
四季を問わず、5弁の白い花をつけるサトザクラ。三重県鈴鹿市の白子山観音寺の境内にあり、天然記念物。白子不断桜。
ふだん‐そう【不断草】
ヒユ科の一年草または越年草。高さ約1メートル。葉は大きく細長い卵形で、縁が波形にうねる。雌雄異株。6月ごろ、多数の...
ふだん‐づかい【不断使い】
《「普段使い」とも書く》かしこまった席ではなく、日常の生活で使用すること。「—のバッグ」「—の器」
ふだん‐ねんぶつ【不断念仏】
特定の日時を決めて、その間、昼夜間断なく念仏を唱えること。常念仏。不断の念仏。
ふだん‐りん【不断輪】
晴天祈願や雨乞いなどのとき、僧侶が幾組かに分かれて順に呪文を唱えて切らさないようにすること。
ふち【淵/潭】
1 底が深く水がよどんでいる所。⇔瀬。 2 容易に抜け出られない苦しい境遇。苦境。「絶望の—に突き落とされる」
ふち【縁】
1 物の端の部分。また、物の周りの、ある幅をもった部分。へり。「がけの—」「—が欠ける」「帽子の—」 2 刀の柄口...
ふ‐ち【不知】
1 知らないこと。 2 知恵がないこと。愚かであること。
ふ‐ち【不治】
⇒ふじ(不治)
ふ‐ち【付置/附置】
[名](スル)あるものに付属させて設置すること。「大学に病院を—する」
ふ‐ち【布置】
[名](スル)物を適当な所に置き並べること。配置。「庭石を—する」
ふ‐ち【扶持】
[名](スル) 1 助けること。扶助すること。「ねんごろに—して置かれたが」〈芥川・奉教人の死〉 2 主君から家臣...
ぶち【斑/駁/駮】
《古くは「ふち」か》地色と異なった色がまだらになって入っていること。また、そのような毛並みの動物。「—の犬」
ふち‐あんない【不知案内】
[名・形動]ようすや事情を知らないこと。また、そのさま。不案内。「その間(かん)の消息は一向に—なんだが」〈里見弴...
ふち‐いし【縁石】
⇒えんせき(縁石)
ふち‐かざり【縁飾り】
衣服などの縁に飾りをほどこすこと。また、その飾り。
ふち‐かた【扶持方】
1 扶持給付に関する事柄。また、その事務を取り扱う者。 2 扶持。また、食いぶち。
ふちかた‐ぼう【扶持方棒】
《扶持を受けている人の持つ棒の意》身分の低い武士の刀をあざけっていう語。「命と釣り替への—を忘れたとは」〈伎・桑名...
ふち‐かわ【淵川/淵河】
淵または川。また、水中。「—へ身を投げる」
ふち‐がしら【縁頭】
⇒柄頭(つかがしら)
ふち‐こま【斑駒】
種々の毛色がまじる馬。「天の—を逆剝(は)ぎに剝ぎて」〈記・上〉
ふ‐ちじ【府知事】
府の首長。→知事
ふち‐せ【淵瀬】
1 淵と瀬。川の深くよどんだ所と浅くて流れの速い所。 2 《古今集・雑下の「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵ぞ今日...
ふち‐だか【扶持高】
扶持米の石高。
ふち‐だか【縁高】
《「縁高折敷(おしき)」の略》縁を高く作った折敷。角形の盆で、菓子などを盛る。
ふち‐どり【縁取り】
[名](スル)縁を色や布切れ・糸などで目立たせたり補強したりすること。また、そのもの。「金糸で—したスカーフ」
ふち‐ど・る【縁取る】
[動ラ五(四)]縁をつくる。特に、物のへりや周りに色を塗ったり布切れをつけたりして細工を施す。「袖口をレースで—・る」
淵(ふち)に臨(のぞ)みて魚(うお)を羨(うらや)むは退(しりぞ)いて網(あみ)を結(むす)ぶに如(し)かず
《「漢書」董仲舒伝から》岸辺に立って魚が欲しいとただ眺めているよりは、家に帰って魚を捕る網を編んだほうがいい。具体...
ふち‐にん【扶持人】
扶持を受けている家来。
ふち‐ふしき【不知不識】
しらずしらずのうちであること。「—の間」
ふちべに‐べんけい【縁紅弁慶】
ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物。南アフリカ原産の低木。葉は円形で肉厚。日本では「花月(かげつ)」の名で観葉植...
ふち‐まい【扶持米】
扶持として給与される米。俸米(ほうまい)。
ふ‐ちゃ【普茶】
1 黄檗宗(おうばくしゅう)で、法会の後などに茶を一般の人に供すること。ふさ。 2 「普茶料理」の略。
ふ‐ちゃく【不着】
到着しないこと。「—の郵便物」
ふ‐ちゃく【付着/附着】
[名](スル) 1 物が他の物にくっつくこと。「服に塗料が—する」「—物」 2 異なる二つの物質が接触したときに、...
ふちゃく‐せいぶつ【付着生物】
海・湖沼・河川などの水中で、固形物に付着して生活する生物の総称。水生生物を生活様式によって分けたときの生物群の一。...
ふちゃく‐りょく【付着力】
付着を起こす分子間の力。
ふちゃ‐りょうり【普茶料理】
中国から伝わった禅寺の精進料理。野菜類を主材料に用い、油を多く使うのが特徴。黄檗(おうばく)宗の万福寺に伝えられた...
ふ‐ちゅう【不忠】
[名・形動]忠義でないこと。また、そのさま。「—な(の)臣」「—な(の)行為」
ふ‐ちゅう【付注/付註/附注】
注をつけること。また、その注。
ふ‐ちゅう【府中】
1 律令制の国府(こくふ)。また、その所在地。 2 宮中に対して、政治を行う表向きの役所。
ふちゅう【府中】
広島県南東部の市。もと備後(びんご)国府の地。備後絣(びんごがすり)・家具・味噌の産地。非鉄金属などの工業も盛ん。...