骨身(ほねみ)に応(こた)・える
全身に強く感じる。また、心に強く感じる。骨身に沁(し)みる。「寒さが—・える」「忠告が—・えた」
骨身(ほねみ)に沁(し)・みる
「骨身に応(こた)える」に同じ。
骨身(ほねみ)を惜(お)しまず
苦労をいとわず。「—働く」
骨身(ほねみ)を削(けず)・る
体がやせ細るほどに努力し苦労する。「—・って働く」
ほね‐やすみ【骨休み】
[名](スル)「骨休め」に同じ。「二人で呑気に—でもやりますかな」〈宮島資夫・金〉
ほね‐やすめ【骨休め】
[名](スル)からだを休めて疲れをいやすこと。ほねやすみ。「温泉で—する」
ほね‐わざ【骨業】
「骨仕事」に同じ。
骨(ほね)を埋(うず)・める
そこで一生を終える。また、ある事に一生をささげる。「—・める覚悟で赴任する」
骨(ほね)を惜(お)し・む
労苦を嫌って怠ける。骨を盗む。「—・まず働く」
骨(ほね)を折(お)・る
苦労する。力を尽くす。また、いとわないで人の世話をする。「友人の再就職に—・る」
骨(ほね)を刺(さ)・す
寒さや痛さを強く感じる。「—・す寒気」
骨(ほね)を抜(ぬ)・く
性根(しょうね)をなくさせる。「女に—・かれて言いなりになる」
骨(ほね)を盗(ぬす)・む
1 「骨を惜しむ」に同じ。 2 ひとの苦労を無にする。「いづれもの骨も盗まず、酒手ほどはおませう」〈浄・浦島年代記〉
骨(ほね)を拾(ひろ)・う
1 遺骨を拾い収める。「戦友の—・う」 2 死後のめんどうをみる。転じて、他人の後始末をする。「—・ってやるから思...
ほの【仄】
[接頭]動詞や形容詞などに付いて、かすかに知覚される、わずかに知覚される、などの意を表す。「—知る」「—暗い」
ほの‐あかる・い【仄明るい】
[形][文]ほのあかる・し[ク]ほんのりと明るい。「広い縁側が—・く見えるなかに」〈漱石・文鳥〉
ほの‐あ・く【仄開く】
[動カ下二]ちょっと開ける。「片端—・けて見るに」〈増鏡・おどろの下〉
ほ‐の‐お【炎/焔】
《「火(ほ)の穂」の意》 1 気体が燃焼したときの、熱と光を発している部分。液体・固体では、燃焼によって一部が気化...
ほのお‐スペクトル【炎スペクトル】
⇒炎光スペクトル
ほのおにてをかざして【焔に手をかざして】
石垣りんの第2散文集。昭和55年(1980)刊行。都会に一人で暮らす詩人の心に去来するさまざまな人々との思い出を綴る。
ほのおのじだい【炎の時代】
大池唯雄の歴史小説。副題「明治戊辰の人びと」。著者最晩年の作品で、戊辰戦争を題材とする。昭和45年(1970)発表。
ほのおのひと【炎の人】
三好十郎による戯曲。副題「ゴッホ小伝」。昭和26年(1951)、劇団民芸が初演。リアリズム演劇の傑作として名高い。
ほの‐か【仄か/側か】
[形動][文][ナリ] 1 わずかにそれと認められるさま。かすか。「—に見える人影」「—な残月の光」「花の香りが—...
ホノカア
米国ハワイ州、ハワイ島北部の町。かつてサトウキビ栽培で栄え、日本人移民が多く居住。ワイピオ渓谷への観光拠点。
ほの‐き・く【仄聞く】
[動カ四]かすかに聞く。「—・けど、よくはえ知らぬは」〈宇治拾遺・三〉
ほのぐらいみずのそこから【仄暗い水の底から】
鈴木光司による短編ホラー小説集。平成8年(1996)刊。「水」と「閉鎖空間」を共通の主題とする短編小説7作を収める。
ほの‐ぐら・い【仄暗い】
[形][文]ほのぐら・し[ク]ほのかに暗い。光が弱くてうす暗い。「—・いろうそくの光」 [派生]ほのぐらさ[名]
ほの‐ぐれ【仄暮れ】
日のわずかに暮れかかったころ。夕ぐれ。
ほ‐の‐け【火の気】
ひのけ。また、けむり。「伊勢志摩の海人(あま)の刀禰(とね)らが焚く—」〈神楽・湯立歌〉
ほ‐の‐じ【ほの字】
《「ほれる」の語頭字「ほ」から》惚(ほ)れること。「彼は受付の女性に—らしい」
ほの‐じろ・い【仄白い】
[形][文]ほのじろ・し[ク]ほのかに白い。かすかに白い。「闇に—・い顔が浮かぶ」 [派生]ほのじろさ[名]
ほのすそり‐の‐みこと【火闌降命】
⇒火照命(ほでりのみこと)
ほの‐ぼの【仄仄】
[副](スル) 1 かすかに明るくなるさま。「東の空が—としてくる」 2 ほんのり心の暖かさなどが感じられるさま。...
ほのぼの‐あけ【仄仄明け】
夜がほんのり明けること。また、その時刻。
ほのぼの・し【仄仄し】
[形シク]いかにもほのかである。かすかではっきりしない。「耳—・しく、傍らなる人に問ひ聞きて」〈源・手習〉
ほの‐み・える【仄見える】
[動ア下一][文]ほのみ・ゆ[ヤ下二]かすかに見える。ほのかに見える。「杉林は焦げ茶色の暗さのうちに、もの明るさが...
ホノム
米国ハワイ州、ハワイ島北部の町。かつてサトウキビ栽培で栄え、日本人移民が多く居住し、日本人学校も設立された。アカカ...
ほの‐めか・す【仄めかす】
[動サ五(四)] 1 それとなく言葉や態度に表して示す。におわせる。「不承知の意向を—・す」 2 もてはやす。「世...
ほの‐め・く【仄めく】
[動カ五(四)] 1 ほのかに見える。かすかに目にとまる。「霧の中に姿が—・く」 2 ほのかに香る。「風に—・く花...
ホノルル
米国ハワイ州の州都。ハワイ諸島のオアフ島南東部にある観光・保養都市。太平洋航路・空路の要地。海水浴場ワイキキビーチ...
ほ‐はつが【穂発芽】
収穫前の穂に実った種子から芽が出る現象。降雨などの気象条件により、小麦・米・トウモロコシなどでみられ、収穫減や品質...
ほ‐はば【歩幅】
歩くときに一歩で進む距離。
ほはば‐でんあつ【歩幅電圧】
落雷時にアースへ大電流が流れた時、アース近傍にいる人間や家畜の歩幅程度で生じる大きな電位差。
ほ‐ば【圃場】
⇒ほじょう(圃場)
ほ‐ばく【捕縛】
[名](スル)とらえてしばること。「犯人を—する」
ほ‐ばしら【帆柱/檣】
帆船の、帆を張るための柱。マスト。
ほばしら‐だち【帆柱立ち】
まっすぐ立つこと。「—につっ立ちしはただ木像の如くなり」〈浄・松風村雨〉
ほば‐ほう【保馬法】
中国、北宋の王安石の新法の一。軍馬の不足を補うため、民間に馬と馬料を与えて飼育させ、平時の使役を許し、戦時に徴発した。
ほ‐ばら【鰾/膘】
魚のうきぶくろ。〈和名抄〉
ほ‐ばらみ【穂孕み】
稲・麦などの穂が出る前に、穂を包んでいる部分がふくらむこと。