ほん‐もと【本元】
いちばんのもと。「本家—」
ほん‐もの【本物】
1 にせものや作りものでない、本当のもの。また、本当のこと。「—の真珠」「—の情報」 2 見せかけでなく実質を備え...
ほん‐もん【本文】
1 序文・跋文(ばつぶん)・注解・付録などに対して、書物の主たる内容をなす部分の文章。ほんぶん。 2 注釈や訳文に...
ほん‐もん【本門】
1 正門。表門。 2 法華経28品(ほん)のうち、後半の従地涌出品から普賢菩薩勧発品までの14品。七字の題目への絶...
ほん‐もん【本紋】
その家の正式の紋章。表紋(おもてもん)。定紋(じょうもん)。
ほんもん‐しゅう【本門宗】
日蓮宗の流派の一。六老僧の一人、日興を祖とし、日尊を派祖とする。本山は京都市左京区の要法寺。現在は日蓮本宗と称する。
ほんもん‐じ【本門寺】
東京都大田区にある日蓮宗の寺。日蓮宗四大本山の一。山号は、長栄山。文永11年(1274)池上宗仲の宅を寺としたのが...
ほんもん‐の‐かいだん【本門の戒壇】
日蓮宗の三大秘法の一。本門の本尊に帰依して、妙法蓮華経の五字を唱える受戒の場。形式上の戒壇を別に設けることはしない。
ほんもん‐の‐だいもく【本門の題目】
日蓮宗の三大秘法の一。南無妙法蓮華経の七字の題目を唱えて、本尊に帰依(きえ)する心を表すこと。
ほんもん‐の‐ほんぞん【本門の本尊】
日蓮宗の三大秘法の一。信心・唱題の対象としての、法華経の題目によって表された十界曼荼羅(じっかいまんだら)。
ほんもん‐ひはん【本文批判】
「本文批評」に同じ。
ほんもん‐ひひょう【本文批評】
古典作品などの原典を復元するために、伝本どうしを比較したり語学的に検討したりすること。本文批判。原典批判。テキスト...
ほんもん‐ほっけしゅう【本門法華宗】
日蓮宗の一派。日隆を派祖とし、京都妙蓮寺を本山とする。昭和16年(1941)陣門流・真門流と合同して法華宗となった...
ほん‐や【本屋】
1 書物を売る店。また、その業者。出版社をさすこともある。書店。 2 (「ホン屋」とも書く)映画業界などで、脚本・...
ほんや‐がくもん【本屋学問】
書名だけは知っているが、その内容が身についていない、うわべだけの学問。外題(げだい)学問。
ほん‐やき【本焼】
「焼結」に同じ。仮焼に対していう。
ほん‐やく【本役】
1 中世・近世、正規に決められた課役の全体。 2 江戸時代、本百姓に課された役。
ほん‐やく【翻訳】
[名](スル) 1 ある言語で表された文章を他の言語に置き換えて表すこと。また、その文章。「原文を—する」 2 符...
ほん‐やく【本厄】
厄年(やくどし)のこと。男は25歳・42歳、女は19歳・33歳とされる。→厄年
ほんやく‐かた【翻訳方】
江戸幕府の職名。安政年間(1854〜1860)に海軍所と外国奉行に設置され、外国語の翻訳にあたった。
ほんやく‐けん【翻訳権】
著作権の一。著作物を翻訳する権利。
ほんやくご‐しゅうしょく【翻訳後修飾】
たんぱく質がリボソーム上で伝令RNAの翻訳によって合成されたあと、糖鎖・リン酸・メチル基の付加などを受けること。生...
ほんやく‐ぶんがく【翻訳文学】
自国語に翻訳された外国文学。
ほんやくみょうぎしゅう【翻訳名義集】
中国、宋代の梵漢辞典。7巻。南宋の法雲編。1143年成立。仏典の重要な梵語二千余語を64編に分類し、字義と出典を記...
ほんやく‐もの【翻訳物】
外国語の著作を、翻訳したもの。
ほんや‐たいしょう【本屋大賞】
新刊書を扱う全国の書店員が、もっとも客に薦めたいと思う小説を投票で選ぶ文学賞。投票資格をもつのは、アルバイトを含む...
ほん‐ゆう【本有】
[名](スル)生まれながらに備えていること。固有。生得。
ほんゆう‐かんねん【本有観念】
⇒生得観念(せいとくかんねん)
ほんゆう‐てき【本有的】
[形動]生まれながらに備わっているさま。生得的。「—な性質」
ほん‐よう【本様】
基本的な様式。「これ即ち、能の—と心得べき事なり」〈花伝・六〉
ほん‐よさん【本予算】
国または地方公共団体の一会計年度の年間予算として当初に成立した予算。当初予算。→補正予算 →暫定予算
ほん‐よみ【本読み】
1 本を読むこと。また、本を好んで読む人。読書家。 2 演劇などで、けいこに入る前に、作者や演出家が出演者を集めて...
ほん‐らい【本来】
(副詞的にも用いる) 1 もともとそうであること。元来。「—の目的を考える」「人間は—感情の動物だ」 2 それが当...
ほん‐らい【奔雷】
激しく鳴る雷。「—の音は屋瓦(かわら)紙障(ふすま)を震うて」〈魯庵・社会百面相〉
ほんらい‐くう【本来空】
仏語。一切のものはもともと仮の存在であり、実体のないものであるということ。
ほんらい‐じょうぶつ【本来成仏】
仏語。この世のすべての人は本来そのまま仏であるということ。
ほんらい‐の‐めんもく【本来の面目】
仏語。すべての人がもともと持っている自然のままの心性。禅宗でいう。
ほんらい‐むいちもつ【本来無一物】
仏語。事物はすべて本来空(くう)であるから、執着すべきものは何一つないということ。禅宗でいう。
ほん‐らん【本欄】
1 新聞・雑誌などで、中心となる主な欄。 2 この欄。
ほん‐り【本利】
元金と利子。元利。
ほん‐りゅう【本流】
1 二つ以上の河川が合流しているとき、最も根幹をなす流れ。主流。⇔支流。 2 中心をなす系統。主流。「保守—」
ほん‐りゅう【奔流】
勢いの激しい流れ。「—にのまれる」
ほん‐りょう【本領】
1 その人の備えているすぐれた才能や特質。「—を発揮する」 2 中世、開発以来代々領有している私領。
ほんりょう‐あんど【本領安堵】
中世、本領の領有権をそのまま幕府や守護が認めたこと。安堵。
ほん‐りょうがえ【本両替】
江戸時代、主として金銀を取り扱った、信用・資力の大きな両替商。
ほん‐るい【本塁】
1 本拠となるとりでや場所。「敵の—を攻め落とす」 2 野球で、一塁線と三塁線の交点の内側につくられた五角形の塁。...
ほんるい‐だ【本塁打】
野球で、打者が各塁を経て本塁まで達することのできる安打。ホームラン。ホーマー。
ほんるいだ‐きょうそう【本塁打競争】
⇒ホームランダービー2
ほん‐れい【本鈴】
開演や始業などを正式に告げる合図のベル。⇔予鈴。
ほん‐れき【本暦】
略本暦・略暦などに対して、関係事項を省略しない基本となる暦。