いまし【汝】
[代]二人称の人代名詞。親しみの気持ちで相手をさす。そなた。なんじ。おまえ。「駿河の海おしへに生ふる浜つづら—をた...
いま‐し【今し】
[連語]《「し」は副助詞》 1 たった今。今という今。「—、はねといふ所に来ぬ」〈土佐〉 2 今となって。「かなし...
いま‐し‐がた【今し方】
ついさっき。たった今。「—帰ったところだ」
いまし・む【戒む/誡む/警む/縛む】
[動マ下二]「いましめる」の文語形。
いましめ【戒め/誡め/警め/縛め】
1 前もって注意すること。また、その言葉。訓戒。「今後の—とする」 2 過ちを犯さないようにこらしめること。「—に...
いまし・める【戒める/誡める/警める/縛める】
[動マ下一][文]いまし・む[マ下二] 1 まちがいをしないように前もって注意する。教えさとす。「気を緩めないよう...
いま‐し‐も【今しも】
[連語]《「も」は係助詞》ちょうど今。「—列車は出発するところだった」
イマジズム
1910年代の英米で推進された詩作上の運動。エズラ=パウンドが首唱し、明確なイメージによって対象を直接的、具体的に...
イマジナリー‐コンパニオン
幼児などが空想する、架空の遊び相手。イマジナリーフレンド。
イマジナリー‐フレンド
⇒イマジナリーコンパニオン
イマジナリー‐ライン
映画の撮影などで、会話する二人の人物を結ぶ仮想的な線。複数のカメラを用いた映像をつなげる際に、この線を超えずに撮影...
イマジナリー
[形動]実在しないさま。架空であるさま。「—な存在」
イマジネーション
想像。想像力。
いま‐じぶん【今時分】
1 だいたい今と同じ時期や時刻。今ごろ。「毎年—に風邪を引く」 2 時期に遅れた今。今どき。「—来ても間に合わない」
イマジン
想像すること。心に思い描くこと。
い‐ま・す【坐す/在す】
《「い」は接頭語、「ます」は尊敬語動詞》 [動サ四] 1 「あり」「居(お)り」の尊敬語。いらっしゃる。おありにな...
いますが・り【在すがり/坐すがり】
[動ラ変]《「いますかり」とも。「いますがあり」の音変化という》 1 「あり」「居(お)り」の尊敬語。いらっしゃる...
いま‐すこし【今少し】
[副]もう少し。もうちょっと。「—待ってください」
いま‐ずり【今摺り】
1 版画などで最近すったもの。また、最近の複製による摺り本。 2 籾(もみ)を摺りとってから間がないこと。「—米(...
いまそう・ず【坐さうず】
[動サ変]《動詞「いまさう」の連用形にサ変動詞「す」の付いた「いまさいす」の音変化》(人々が)いらっしゃる。おいで...
いまそが・り【在そがり/坐そがり】
[動ラ変]《「いまそかり」とも》「いますがり」に同じ。「右大将に—・りける藤原の常行と申す—・りて」〈伊勢・七七〉
いま‐たいこう【今太閤/今大閤】
《豊臣秀吉が卑賤から身を起こしてついには太閤となったように》立身出世して最高権力者となった人をいう。
いま‐だ【未だ】
[副] 1 今になってもまだ実現していないさま。「—はっきりしない事故原因」 2 以前のままであるさま。「周囲の山...
いま‐だいり【今内裏】
皇居が焼失したときなどの仮の皇居。「—の東(ひむがし)をば北の陣といふ」〈枕・一二〉
いまだ‐かつて【未だ曽て/未だ嘗て】
[副](あとに打消しの語を伴って)今までに一度も。「—師の命に背いたことはない」
いまだ・し【未だし】
[形シク]《副詞「いまだ」の形容詞化》まだその時に達していないさま。まだ早い。未熟だ。現代語でも終止形を体言的に用...
いまだ‐に【未だに】
[副]今になってもまだ。今もなお。「—雨が降っている」「—忘れられない」 [補説]「今だに」と書くのは誤り。
イマダー
《International Movement Against All Forms of Discriminati...
い‐まち【居待(ち)】
1 座ったまま待つこと。 2 「居待ち月」の略。《季 秋》 3 《居待ち月は18日の月であるところから》18歳。「...
いまち‐づき【居待(ち)月】
《やや遅く出るので座って待つ月の意》 [名]陰暦18日の月。特に、陰暦8月18日の月。居待ちの月。《季 秋》「わが...
イマチニブ
抗癌剤(こうがんざい)の一つ。慢性骨髄性白血病・消化管間質腫瘍などに対して使用される分子標的治療薬。商品名グリベッ...
いまち‐の‐つき【居待(ち)の月】
「居待ち月」に同じ。
いま‐で【今出】
新しく仲間に加わること。また、その人。新参。新入り。「—の初心な女郎衆をはじめ」〈浮・禁短気・五〉
いまでがわ‐どうふ【今出川豆腐】
角切りにした豆腐を昆布とともに醤油と酒で煮た料理。おろししょうが・わさび・花がつおなどを添えて食べる。
いまでがわ‐どおり【今出川通り】
京都市街地北部を東西に走る道路の呼び名。東端は銀閣寺門前で、沿道に知恩寺・京都御苑・北野天満宮などがある。全長約7キロ。
いま‐でき【今出来】
近ごろ作られたもの。当世の作品。「—のものは深みがない」
今(いま)という今(いま)
たった今。今こそ。「—彼という人間がわかった」
イマトラ
フィンランド南東部の都市。ブオクシ川沿いに位置し、ロシアとの国境に近い。1920年代に水力発電所が作られ、鉄鋼業、...
いまど【今戸】
東京都台東区北東部の地名。隅田川西岸の船着き場として栄え、今戸焼・今戸人形の発祥地。
いま‐どうしん【今道心】
仏門に入ったばかりの者。青道心。新発意(しんぼち)。
いま‐どき【今時】
1 今の時世。現代。現今。当世。「—の若い人には好まれまい」「—奇特な人がいたものだ」 2 今ごろ。今時分。「—何...
いまどしんじゅう【今戸心中】
広津柳浪(ひろつりゅうろう)の小説。明治29年(1896)発表。愛人と別れた遊女が、嫌いぬいた男と今戸河岸で心中す...
いまど‐にんぎょう【今戸人形】
今戸焼の人形。キツネ・タヌキ・女郎などをかたどった小形の人形。
いまど‐やき【今戸焼】
1 今戸で産した焼き物。天正年間(1573〜1592)に始まるといわれ、素焼きを主とし、日用雑器・瓦や人形などの玩...
今(いま)泣(な)いた烏(からす)がもう笑(わら)う
今まで泣いていた者が、すぐ機嫌を直して笑う。子供などの感情がとかく変わりやすいことにいう。
いま‐なお【今猶/今尚】
[副]以前の状態が現在も続いているさま。「江戸情緒を—残す地区」
いま‐なりひら【今業平】
まさに今の世の在原業平(ありわらのなりひら)といえるような美男。→今小町(いまこまち)
今(いま)汝(なんじ)は画(かぎ)れり
《「論語」雍也(ようや)から》行う前から自分の力に見切りをつけている。冉求(ぜんきゅう)(子有)が、自分は力が足り...
いま‐に【今に】
[副] 1 近い将来に関する推量または決意を表す。そのうち。いずれ必ず。「この空では—雨が降る」「—やっつけてやる...
いまにし【今西】
姓氏の一。 [補説]「今西」姓の人物今西錦司(いまにしきんじ)今西祐行(いまにしすけゆき)今西竜(いまにしりゅう)