い‐ざと・い【寝聡い】
[形][文]いざと・し[ク]《「い」は眠ることの意》目が覚めるのが早い。目が覚めやすい。「祖母は近ごろ—・くなった...
いざという時(とき)
非常事態の起こった場合。一大事発生の時。「—に備える」
いざとなると
はたして大事に至った場合になると。肝心の場合に。「—練習どおりに動けない」
いざ‐ない【誘い】
いざなうこと。さそい。勧誘。「音楽会への—」
いざ‐な・う【誘う】
[動ワ五(ハ四)]《「いざ」は勧誘する意の感動詞。「なう」は接尾語》さそう。勧める。「旅に—・う」「源氏物語の世界...
いざなぎ‐けいき【伊弉諾景気】
昭和40年(1965)11月から、昭和45年(1970)7月まで、57か月間続いた景気拡大期の呼び名の一。これに先...
いざなぎ‐じんぐう【伊弉諾神宮】
兵庫県淡路市にある神社。旧官幣大社。祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)。国土を生み終...
いざなぎ‐の‐みこと【伊弉諾尊/伊邪那岐命】
日本神話で、伊弉冉尊(いざなみのみこと)とともに天つ神の命で磤馭慮島(おのころじま)をつくって天降り、国生みと神生...
いざなみ‐けいき【伊弉冉景気】
⇒だらだら陽炎(かげろう)景気
いざなみ‐の‐みこと【伊弉冉尊/伊邪那美命】
日本神話で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と結婚し、国生みと神生みを行った女神。火神を生んで死に、黄泉国(よもつくに...
グレゴリー
[1852〜1932]アイルランドの女流劇作家。イェーツらとアイルランド文芸劇場を創立、国民演劇の成立に貢献。アイ...
い‐ざま【居様】
座っているようす。いずまい。
イザヤ
前8世紀のイスラエルの預言者。外敵に悩むユダ王国にあって、神ヤーウェの聖と正義、また救いの王(メシア)の到来による...
いざ‐や
[感]《「や」は間投助詞》誘いかけるときに用いる語。さあ。いざ。「信頼、義朝おつるなり。—とどめん」〈平治・中〉
イザヤ‐しょ【イザヤ書】
旧約聖書の預言書の一。全66章。イザヤの預言集の形をとるが、40章以降は、複数の無名の預言者の言葉とされる。「主の...
いざよい【十六夜】
歌舞伎舞踊。清元。本名題「梅柳中宵月(うめやなぎなかもよいづき)」。河竹黙阿弥作詞、清元お葉作曲。安政6年(185...
いざよいせいしん【十六夜清心】
歌舞伎狂言「小袖曽我薊色縫(こそでそがあざみのいろぬい)」の通称。
いざよいにっき【十六夜日記】
鎌倉中期の紀行。1巻。阿仏尼(あぶつに)著。実子藤原為相(ためすけ)と継子為氏(ためうじ)との領地相続争いの訴訟の...
いざよい‐の‐つき【十六夜の月】
陰暦十六夜の月。満月の翌晩は月の出がやや遅くなるのを、月がためらっていると見立てたもの。《季 秋》「—や蒔絵(まき...
いざよいばし【十六夜橋】
石牟礼道子の小説。不知火(しらぬい)の海辺に住む男とそれを取り巻く3代の女達を描く。平成4年(1992)刊行。平成...
いざよい‐ばら【十六夜薔薇】
サンショウバラの園芸品種。落葉低木。葉の付け根にとげを二つもつ。初夏、淡紅紫色の八重咲きの花を開く。花びらの一方が...
いざよ・う【猶予う】
[動ワ五(ハ四)]《上代は「いさよう」》 1 進もうとしてもなかなか進めない。躊躇(ちゅうちょ)する。ためらう。「...
い‐ざり【躄/膝行】
《動詞「いざ(躄)る」の連用形から》 1 ひざや尻を地につけたままで進むこと。膝行(しっこう)。 2 足が不自由で...
いざり‐うお【躄魚】
⇒かえるあんこう(蛙鮟鱇)
いざりかつごろう【躄勝五郎】
浄瑠璃「箱根霊験躄仇討(はこねれいげんいざりのあだうち)」の主人公。天正18年(1590)兄の仇討ちをした飯沼勝五...
いざり‐ばた【躄機/居坐機】
織る人が足を前に出して地面や床に座って織る原始的な織機。縦糸の一端につけた帯を腰に当てて織る。地機(じばた)。
いざり‐まつ【躄松】
ハイマツの別名。
い‐ざる【𥫱/篅】
竹を編んで作った器。ざる。〈新撰字鏡〉
い‐ざ・る【躄る/膝行る】
[動ラ五(四)]《「い」は座る、「さる」は移動する意》 1 座ったままで進む。立たないで、ひざがしらや尻をつけたま...
いざわ【伊沢】
姓氏の一。 [補説]「伊沢」姓の人物伊沢修二(いざわしゅうじ)伊沢蘭軒(いざわらんけん)
いざわ‐しゅうじ【伊沢修二】
[1851〜1917]教育家。長野の生まれ。明治の初期に洋楽を学び、米国に留学後、唱歌などを作曲して日本の音楽教育...
いざわ‐やそべえ【井沢弥惣兵衛】
[1654〜1738]江戸中期の治水家。紀伊の人。名は為永。紀州藩士だったが藩主徳川吉宗が将軍になると幕臣となり、...
いざわ‐らんけん【伊沢蘭軒】
[1777〜1829]江戸後期の儒学者・医者。名は信恬(のぶさだ)。備後福山の藩医。門人に渋江抽斎(しぶえちゅうさ...
いし【石】
1 岩石の小片。岩よりも小さく、砂よりも大きなもの。 2 広く、岩石・鉱石のこと。「—の置物」「—の橋」 3 土木...
い‐し【以次】
ある官位の次の官位。次席。
い‐し【位子】
律令制で、六位以下、八位以上の位階にある人の嫡子。21歳でまだ官職のない者は、試験をして大舎人(おおとねり)・兵衛...
い‐し【医師】
1 医術を仕事にする人。医師法の適用を受けて、病気の診察・治療に当たる人。医者。古くは「くすし」「くすりし」といっ...
い‐し【胃歯】
1 エビなどの甲殻類の胃の内面にあるキチン質の硬い突起。食物を砕く役割をする。 2 軟体動物のアメフラシなどの胃壁...
い‐し【倚子】
腰掛けの一。宮中では貴人高官が使用を許されたもの。形や背もたれ・ひじ掛けの有無などは身分により違いがあった。「螺鈿...
い‐し【異志】
1 謀反の心。異心。「益々列国を併呑するの、—あるものに似たり」〈竜渓・経国美談〉 2 人並みでないすぐれた志。 ...
い‐し【意志】
1 あることを行いたい、または行いたくないという考え。意向。「参加する—がある」「こちらの—が通じる」 2 目的や...
い‐し【意思】
1 何かをしようとするときの元となる心持ち。「本人の—に任せる」 2 法律用語。 ㋐民法上、身体の動作の直接の原因...
い‐し【遺子】
親の死後、残された子供。遺児。
い‐し【遺矢】
《「矢」は屎(くそ)の意》大小便をもらすこと。
い‐し【遺旨】
先人が残した考え。
い‐し【遺址】
昔、建物や城などの建っていたあと。遺跡。
い‐し【遺志】
故人が、果たすことができないで残したこころざし。「先生の—を継ぐ」
い‐し【遺屍】
置き去りにされた死体。遺棄死体。
い‐し【頤指/頤使】
[名](スル)あごで指図して思いのままに人を使うこと。「兎角(とかく)公子等に—せられるので」〈鴎外・魚玄機〉
い‐し【縊死】
[名](スル)首をくくって死ぬこと。首つり死。縊首(いしゅ)。「窓格子に帯をかけて—しようとした」〈芥川・或阿呆の一生〉