かさね‐へんじ【重ね返事】
「はいはい」のように同じ言葉を繰り返した返事。
かさね‐もち【重ね餅】
1 大小二つ重ねにした餅。御供え。鏡餅。 2 相撲などで、双方が組み合ったまま、重なって倒れること。
かさね‐もよう【重ね模様】
織り出したり染め出したりした地模様の上に、さらに浮き模様を重ねたもの。
かさね‐やき【重ね焼(き)】
1 陶器などの焼き方で、器を何重にも積み重ねて焼く方法。器の接する部分には釉(うわぐすり)をかけない。 2 写真で...
かさ・ねる【重ねる】
[動ナ下一][文]かさ・ぬ[ナ下二] 1 物の上に、さらにそれと同類の物を載せる。「書類を—・ねる」「着物を—・ね...
かさ‐の‐いらつめ【笠女郎】
女流万葉歌人。万葉集中に、大伴家持(おおとものやかもち)に贈った短歌29首がある。生没年未詳。
かさ‐の‐だい【笠の台】
《頭を笠をのせる台と見立てて》人の首。
笠(かさ)の台(だい)が飛(と)・ぶ
首を斬られる。打ち首になる。「お前この銀取ると—・ぶぞえ」〈浄・歌祭文〉
笠(かさ)の台(だい)の生(い)き別(わか)れ
《「笠の台」は、笠をかぶせる台ということから、人の首の意》首を斬られて頭と胴とが別々になること。打ち首になること。...
かさの‐はら【笠野原】
鹿児島県、大隅半島中央部にあるシラス台地。鹿屋(かのや)市と肝属(きもつき)郡肝付(きもつき)町にまたがる。東西1...
カサノバ
《Giovanni Giacomo Casanova》[1725〜1798]イタリアの文人。ヨーロッパ各地の貴族の...
かさ‐のり【傘海苔】
カサノリ科の緑藻。南西諸島の海岸の潮だまりに群生。高さ4〜6センチ。柄の上部に緑色の傘をつけ、下部に仮根をもつが、...
かさ‐はぐるま【傘歯車】
円錐の側面に歯を刻んだ歯車。交わる二軸間で回転運動を伝達するときに用いる。歯すじが直線の直歯(すぐば)傘歯車、曲線...
かさはら‐じゅん【笠原淳】
[1936〜2015]小説家。神奈川の生まれ。本名、長野義弘。放送作家ののち小説に専念。「杢二(もくじ)の世界」で...
かさ‐はり【傘張り】
紙を張って、からかさをつくること。また、その職人。からかさはり。
カサ‐バトリョ
スペイン北東部の都市バルセロナの中心部、アシャンプラ地区にある住宅。建築家アントニオ=ガウディが実業家ジュゼップ=...
かさ‐ば・る【嵩張る】
[動ラ五(四)]物のかさが増す。体積が大きくて場所をとる。「荷物が—・る」
かさ‐ひじゅう【嵩比重】
粉粒体など、実体どうしの間に空隙があるものの、見かけの比重。空隙も含めた容積で質量を割って求められる。
カサ‐ビセンス
スペイン北東部の都市バルセロナのグラシア地区にある住宅。建築家アントニオ=ガウディが実業家マヌエル=ビセンスの依頼...
カサ‐フィゲラス
⇒ベリェスグアルド
かさ‐ぶくろ【傘袋/笠袋】
中世以降、旅行などのときにかさを入れて持ち運ぶための袋。持ち主の身分などによって、材質・装飾などに区別があった。
かさ‐ぶた【瘡蓋/痂】
傷などの表面に、にじみ出た漿液(しょうえき)・膿(うみ)・血液などが乾いて固まってできる皮。痂皮(かひ)。
かさぶたしきぶこう【かさぶた式部考】
秋元松代の戯曲。3幕。昭和40年(1965)に放映されたテレビドラマ「海より深きかさぶた式部考」のシナリオを舞台劇...
カサブブ
[1917〜1969]コンゴの政治家。父は中国人。コンゴ独立運動を指導し、1960年の独立とともに初代大統領となっ...
カサブランカ
《スペイン語で、白い家の意》モロッコ最大の都市。大西洋に面する港湾都市で、商業や金属・化学などの工業が盛ん。アラビ...
カサブランカ
米国の映画。1942年作。監督はマイケル=カーティス。主演はボガートとバーグマン。第二次大戦下のモロッコの港町カサ...
かさ‐ぼこ【傘鉾/笠鉾】
祭礼の飾り物で、大きな傘の上に鉾・なぎなた・造花などを飾りつけたもの。
かさぼこ‐ぐも【傘鉾雲】
南の空に現れる、傘を開いたような形の雲。風の吹く前兆とされる。
カサ‐ボティネス
スペイン北西部、カスティーリャ‐レオン州の都市レオンにある建物。建築家ガウディが初めてバルセロナ以外で設計を手がけ...
かさ‐ぼね【傘骨】
からかさ・こうもりがさなどの、ほね。傘の骨。
かさま【笠間】
茨城県中部の市。日本三稲荷(いなり)の一つの笠間稲荷の鳥居前町として発展。笠間焼や花崗岩(かこうがん)石材を産する...
かさま‐し【笠間市】
⇒笠間
カサ‐マニラ
フィリピンの首都マニラ中心部にある邸宅。スペイン統治時代の拠点となった城塞イントラムロス内にあり、19世紀にコロニ...
かさま‐やき【笠間焼(き)】
茨城県笠間市とその近辺から産する陶器。江戸中期に始まる。初めは日用雑器、その後は厨房用の粗陶器などが作られた。現在...
カサ‐ミラ
スペイン北東部の都市バルセロナの中心部、アシャンプラ地区にある集合住宅。建築家アントニオ=ガウディが実業家ペレ=ミ...
かさ・む【嵩む】
[動マ五(四)] 1 体積・分量・数量が増える。「荷が—・む」「本代が—・む」 2 他に比べて程度が勝る。「(義経...
かさ‐もち【傘持ち】
長柄の傘を持ち、貴人の行列などの供をした人。
かさもり‐いなり【笠森稲荷】
大阪府高槻市にある笠森(かさのもり)神社の通称。また、そこから勧請(かんじょう)された神社。江戸谷中にあったものが...
かさもり‐おせん【笠森お仙】
江戸谷中(やなか)、笠森稲荷(いなり)境内の水茶屋鍵屋の娘。明和(1764〜1772)のころ、浮世絵に描かれて評判...
かさもり‐じ【笠森寺】
千葉県長生郡長南町にある天台宗の別格大本山。山号は大悲山。開創は延暦3年(784)、開山は伝教大師(最澄)と伝える...
かさ‐や【傘屋/笠屋】
傘または笠を作ったり、売ったりする人。また、その店。
カーサ‐ロサーダ
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにある大統領府の通称。スペイン語で「桃色の館」を意味する。市街中心部のモンセラー...
カサ‐ロマ
カナダ、オンタリオ州南東部の都市トロントにある邸宅。ナイアガラの滝の水力発電で財を成したペラット卿の私邸として、1...
瘡(かさ)を掻(か)・く
皮膚病にかかる。特に、梅毒にかかる。「業平(なりひら)の—・かぬも不思議なり」〈柳多留・四〉
か‐さん【加算】
[名](スル) 1 ある数量に、さらに別の数量を加えて計算すること。合算。「元金に利子を—する」 2 足し算。寄せ...
か‐さん【加餐】
《食物を加える意から》養生すること。健康に気をつけること。多く、手紙文で相手の健康を願って用いる語。「時節柄御—く...
か‐さん【夏蚕】
⇒なつご(夏蚕)
か‐さん【家山】
《「かざん」とも》ふるさと。故郷。「頭(かうべ)を—の雲に回(めぐ)らし」〈太平記・二〇〉
か‐さん【家蚕】
蚕のこと。屋内で飼育される。野蚕(やさん)に対していう。
か‐さん【家産】
一家の財産。身代(しんだい)。「—が傾く」