はだ・く【刷く】
[動カ下二]なでつける。かきなでる。「あけくれになで—・け奉りて」〈古活字本保元・下〉
はだ・く【開く】
[動カ下二]「はだける」の文語形。
はだ‐けいすけ【羽田圭介】
[1985〜 ]小説家。東京の生まれ。高校在学中に「黒冷水」で文芸賞を受賞してデビュー。「スクラップ・アンド・ビル...
はだ・ける【開ける】
[動カ下一][文]はだ・く[カ下二] 1 手や足を大きく広げる。また、目・口などを大きくあける。「指の股を思い存分...
はだ‐ごえ【肌肥】
農作物の種をまくときに一緒に施す肥料。
はだ‐さびし・い【肌寂しい】
[形]《「はだざみしい」とも》恋人や配偶者と肌を触れ合わせないために、さびしい感じがする。
はだ‐さむ【肌寒/膚寒】
秋が深くなって、肌に寒さを感じること。《季 秋》
はだ‐さむ・い【肌寒い/膚寒い】
[形][文]はださむ・し[ク]《「はだざむい」とも》 1 肌に寒さを感じるさま。「—・い一日」《季 秋》 2 恐ろ...
はだ‐ざわり【肌触り/膚触り】
肌に触れたときに受ける感じ。「柔らかい—」
はだし【跣/裸足/跣足】
《「肌足(はだあし)」の音変化》 1 足に何も履かないこと。また、その足。「—で歩く」《季 夏》 2 《はだしで逃...
はだし‐たび【跣足袋】
1 直接戸外で履けるように、底を厚く作った足袋。 2 「地下足袋(じかたび)」に同じ。
はだ‐しつ【肌質】
1 物の表面の質感。「陶器の—」 2 皮膚の質感。乾燥具合やきめの細かさなど。「—を改善する美容液」
はだしでさんぽ【裸足で散歩】
《原題、Barefoot in the Park》サイモンの戯曲。1963年、ブロードウエーで初演。新婚生活を始め...
跣(はだし)で逃(に)・げる
とてもかなわないと見てはだしのまま逃げ出す。その道の専門家も及ばないほどすぐれていることをいう。
はだしとかいがら【裸足と貝殻】
三木卓の自伝的長編小説。終戦後の静岡を舞台に少年の成長を描く。平成11年(1999)刊行。第51回読売文学賞受賞。
はだし‐まいり【跣参り】
強い祈願の気持ちを表すため、はだしで神仏に参拝すること。
はだ‐ジュバン【肌ジュバン/膚ジュバン】
肌に直接つけるジュバン。はだジバン。
はだ‐すすき【はだ薄】
《「はたすすき」の音変化という》 [名]「はたすすき」に同じ。「—尾花逆葺(ふ)き黒木もち造れる室(むろ)は万代ま...
はだ‐ずな【肌砂/膚砂】
鋳造のとき、製品の表面を滑らかにするために鋳型の表面に用いる砂。
はだ‐せ【肌背/膚背】
1 肌。はだえ。「なみなみのことにもあらず天の川さて—をもかくぞ打たまし」〈赤染衛門集〉 2 「肌背馬」の略。「馬...
はだせ‐うま【肌背馬】
鞍を置かない馬。はだか馬。「鞍おくべき暇なければ、—にうち乗りて」〈曽我・六〉
は‐たたき【羽撃き】
《「はだたき」とも》はたたくこと。はばたき。「雁が鳴きつつ—をして」〈鴎外・雁〉
はだ‐つき【肌付き/膚付き】
1 肌のようす。肌の色つやの感じ。「白くなめらかな—」 2 肌に直接つけること。「—の金」 3 肌着。肌付け。「—...
はだ‐つけ【肌付け/膚付け】
1 「肌付き3」に同じ。 2 馬具の一。2枚重ねの下鞍(したぐら)のうち、下のもの。→切付(きっつけ)
肌(はだ)で感(かん)・じる
実際に見聞きしたり体験したりして感じとる。「被災者の苦しみを—・じる」
は‐だに【葉蜱】
ハダニ科のダニの総称。体長約0.5ミリ、赤色や橙黄色。農作物や果樹の葉裏に寄生して汁を吸う害虫。ミカンハダニ・リン...
肌(はだ)に粟(あわ)を生(しょう)・じる
恐ろしさや寒さのために皮膚に粟粒のようなぼつぼつができる。鳥肌が立つ。
はだ‐ぬぎ【肌脱ぎ/膚脱ぎ】
和服の袖(そで)から腕を抜いて上半身の肌をあらわにすること。また、その姿。「—になる」《季 夏》「這(は)ひよれる...
はだ‐ねんれい【肌年齢】
肌、特に顔の肌の色つや、張りなどから推定した年齢。
はだの【秦野】
神奈川県南西部の市。秦野盆地にあり、葉タバコの集散地として発展。ラッカセイの産地。内陸工業地帯の一部。丹沢登山の基...
はだ‐の‐おび【肌の帯/膚の帯】
「肌帯(はだおび)」に同じ。
はだの‐し【秦野市】
⇒秦野
はだの‐ぼんち【秦野盆地】
神奈川県南西部に広がる内陸盆地。県内唯一の盆地で、断層によって陥没した。東西6キロメートル、南北4キロメートル。中...
はだ‐ばかま【肌袴/膚袴】
肌に直接つける、丈がひざまでの袴。今の、さるまた・ももひきの類。
はだ‐まもり【肌守り/膚守り】
肌につけて持っている守り札。はだもり。
はだ‐み【肌身/膚身】
はだ。からだ。「海水帽と海水服とを—に着けて」〈谷崎・痴人の愛〉
肌身(はだみ)離(はな)さず
常に身につけて離さずに。「お守りを—持ち歩く」
肌身(はだみ)を汚(けが)・す
「肌を汚(けが)す」に同じ。「沙金が—・すことは、同時に沙金が心を汚す事だ」〈芥川・偸盗〉
はだ‐やき【肌焼(き)/膚焼(き)】
鋼の表面を硬化させるために、炭素をしみこませ表皮部の炭素濃度を上げてから行う焼き入れ。
はだら
[名・形動] 1 (「斑」とも書く)雪などが不規則に濃淡になっているさま。まだら。「川岸の—に消えかかった道を行っ...
ハダラマート
⇒ハドラマウト
はだら‐ゆき【はだら雪】
「はだれ雪」に同じ。「—再びばかりぞ降りつる」〈かげろふ・下〉
ハダル
ケンタウルス座のβ(ベータ)星。明るさは0.6等で、距離392光年。光度変化が小さい脈動変光星。6月上旬の午後8時...
はだれ
[名・形動ナリ]雪がはらはらと降るさま。雪が薄く積もるさま。また、その雪。はだら。「沫雪(あはゆき)か—に降ると見...
はだれ‐しも【はだれ霜】
薄くまばらにおいた霜。「天雲のよそに雁(かり)が音聞きしより—降り寒しこの夜は」〈万・二一三二〉
はだれ‐ゆき【はだれ雪】
1 まだらに降り積もっている雪。はだらゆき。はだれ。《季 春》 2 はらはらと降る雪。はだらゆき。はだれ。「—あだ...
肌(はだ)を合(あ)わ・せる
1 男女が肉体関係を結ぶ。 2 しめしあわせる。ぐるになる。「時に親方と—・せ、手形の日付をとっと跡の月にして」〈...
肌(はだ)を入(い)・れる
肌脱ぎしていた着物をもとのように着る。
肌(はだ)を重(かさ)・ねる
「体を重ねる」に同じ。
肌(はだ)を汚(けが)・す
女が貞操を破る。また、男が女の貞操を汚す。