はこね【箱根】
神奈川県南西部、足柄下郡の地名。北部を早川が流れ、西部に芦ノ湖がある。江戸時代は東海道五十三次の宿駅の一つで、関所...
はこね‐うつぎ【箱根空木】
スイカズラ科の落葉低木。海岸近くに自生。葉は対生し、広楕円形でつやがある。5、6月ごろ、漏斗状で先が五つに裂けてい...
はこね‐えきでん【箱根駅伝】
東京(大手町)−箱根(芦ノ湖)間の往復の道路で行われる駅伝競走。往路5区間、復路5区間の合計10区間で競う。主催は...
はこね‐おんせん【箱根温泉】
箱根山中にある温泉の総称。古くから湯治場であった箱根七湯(しちとう)に加え、小涌谷(こわくだに)・強羅(ごうら)・...
はこね‐かざん【箱根火山】
⇒箱根山
はこね‐こまがたけ【箱根駒ヶ岳】
⇒駒ヶ岳
はこね‐こめつつじ【箱根米躑躅】
ツツジ科の常緑小低木。岩壁などに生え、高さ約20〜60センチ。毛のある楕円形の小さい葉が密生。7月ごろ、白い筒状の...
はこね‐ごんげん【箱根権現】
箱根神社の旧称。
はこね‐さんしょううお【箱根山椒魚】
サンショウウオ科の両生類。山地の渓流にすみ、全長12〜19センチ。尾が長く、目は突出している。背面は暗褐色で、中央...
はこね‐ざいく【箱根細工】
小田原・箱根から産する木工細工。特に寄せ木細工で有名。
はこね‐しだ【箱根羊歯】
イノモトソウ科の常緑多年生のシダ。山林下に生え、葉は長さ約15センチ、黒いつやのある柄をもち、羽状複葉。羽片はイチ...
はこね‐しちとう【箱根七湯】
箱根温泉のうち、湯本・塔ノ沢・宮ノ下・堂ヶ島・芦ノ湯・底倉・姥子(うばこ)または木賀(きが)の七つの温泉。
はこね‐じ【箱根路】
小田原から箱根峠を越えて三島に至る道。約31キロ。北方の足柄峠を通る足柄路に対していう。箱根八里。
はこね‐じんじゃ【箱根神社】
神奈川県足柄下郡箱根町にある神社。祭神は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)・木花開耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)・...
はこねせいろくみしま‐おおつりばし【箱根西麓・三島大吊橋】
静岡県三島市にある吊り橋。長さ400メートル、高さ約70メートル。歩行者専用の吊り橋としては日本最長。富士山や駿河...
はこね‐そう【箱根草】
ハコネシダの別名。
はこね‐だけ【箱根竹】
アズマネザサの一品種。高さ2〜4メートル。節間は長く、節ごとに枝を密生。春、緑紫色の穂をつける。地下茎がパイプなど...
はこね‐とうげ【箱根峠】
神奈川県箱根町と静岡県三島市・函南(かんなみ)町の境にある峠。標高849メートル。旧東海道の要地。
はこね‐の‐せき【箱根の関】
江戸時代、箱根山中の芦ノ湖畔に置かれた東海道の関所。入り鉄砲・出女(でおんな)を厳重に取り締まった。→入り鉄砲に出女
はこね‐はちり【箱根八里】
《東海道小田原宿から三島宿まで約8里あるところから》箱根路のこと。 [補説]作品名別項。→箱根八里
はこねはちり【箱根八里】
唱歌。明治34年(1901)発表。滝廉太郎作曲、鳥居忱(まこと)作詞。「箱根の山は、天下の嶮(けん)」の歌い出しで...
はこね‐まち【箱根町】
⇒箱根
はこね‐やま【箱根山】
伊豆半島の基部にあり、神奈川・静岡両県にまたがる三重式火山。標高1438メートルの最高峰をなす神山や駒ヶ岳などの中...
はこね‐ゆもと【箱根湯本】
神奈川県箱根町東部にある温泉。箱根温泉中最古で、泉質は単純泉。強羅(ごうら)に至る登山鉄道の始点。
はこね‐ようすい【箱根用水】
箱根山の芦ノ湖の水を駿河国深良(ふから)村(静岡県裾野市深良)など数か村に引いた灌漑(かんがい)用水路。湖尻峠の下...
はこねれいげんいざりのあだうち【箱根霊験躄仇討】
浄瑠璃。時代物。12段。司馬芝叟(しばしそう)作。享和元年(1801)初演。足が不自由になった勝五郎が、兄の敵討ち...
はこのおっと【箱の夫】
吉田知子の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品集は平成10年(1998)刊行。翌年、第27回泉鏡花文学賞受賞。
はこ‐のり【箱乗り】
[名](スル) 1 乗用車の窓から上半身を出して乗ること。また、トラックの荷台に乗ること。「選挙カーに—して支持者...
はこ‐ばしご【箱梯子】
側面に戸棚・引き出しなどを設けた階段。箱階段。箱段。
はこ‐ばしゃ【箱馬車】
座席の屋根が作り付けになっている箱形の馬車。
はこ‐ひ【箱樋】
「はこどい」に同じ。
はこひげ‐ず【箱髭図】
《「箱ひげ図」と書くことが多い》統計解析において、ばらつきのあるデータをわかりやすく表したグラフ。長方形の中に上下...
はこ‐ひばち【箱火鉢】
箱形の木製の火鉢。
はこひばちのおじいさん【箱火ばちのおじいさん】
宮口しづえによる児童文学作品。昭和49年(1974)刊行。第12回野間児童文芸推奨作品賞受賞。
はこび【運び】
1 物をある場所から他の場所に移すこと。「荷物—」 2 足などの進め方や動かし方。「足の—がもたつく」 3 物事の...
はこび‐こ・む【運び込む】
[動マ五(四)]運んで内へ入れる。運び入れる。「荷物を倉庫へ—・む」
はこび‐だ・す【運び出す】
[動サ五(四)]運んで外へ出す。「引っ越しで荷物を—・す」
はこび‐や【運び屋】
麻薬や盗品・密輸品などをひそかに運搬する役目の者。
はこ‐ふぐ【箱河豚】
1 ハコフグ科の海水魚。沿岸にすみ、全長約30センチ。体は断面が四角形、体色は黄色か黄褐色で、各鱗板(りんばん)に...
はこ・ぶ【運ぶ】
[動バ五(四)] 1 物や人をある場所から他の場所へ移す。移動させる。「荷物を—・ぶ」「けが人を救急車で—・ぶ」 ...
はこ‐ぶね【箱船/方舟】
1 四角い形の船。 2 ⇒ノアの方舟
はこぶねさくらまる【方舟さくら丸】
安部公房の長編小説。昭和59年(1984)刊。地下採石場跡の洞窟に核シェルターを作った男の悲喜劇を描く。
はこべ【繁縷/蘩蔞】
ナデシコ科の越年草。道端などに生え、高さ10〜30センチ。茎は斜め上に伸び、緑色で柔らかく、卵形の葉が対生する。春...
はこべ‐じお【繁縷塩】
ハコベを炒(い)って塩を入れ、粉末にしたもの。歯を磨くのに用いた。
はこべら【繁縷/蘩蔞】
ハコベの別名。《季 春》
はこ‐べん【箱弁】
箱形の器に詰めた弁当。
は‐こぼれ【刃毀れ】
[名](スル)刀・包丁などの刃が欠けること。また、その部分。「包丁が—する」
はこ‐まくら【箱枕】
箱形の台の上に、小さなくくり枕をつけたもの。
はこ‐まわし【箱回し】
1 「箱屋2」に同じ。「大阪の—や遊女(こども)の男衆は」〈近松秋江・別れたる妻に送る手紙〉 2 操り人形の一種で...
はこ‐みや【箱宮】
神棚に飾る、社殿の模型。