ふゆ‐の‐はなわらび【冬の花蕨】
ハナヤスリ科の多年草。林内などで秋・冬にみられるシダ。根茎から1本の茎が伸び、栄養葉と胞子葉に分かれる。栄養葉は羽...
ふゆのひ【冬の日】
江戸前期の連句集。1冊。山本荷兮(やまもとかけい)編。貞享2年(1685)刊。芭蕉の指導のもとに尾張の蕉門が催した...
ふゆのほん【冬の本】
松浦寿輝の詩集。昭和62年(1987)刊。第18回高見順賞受賞。
ふゆのやど【冬の宿】
阿部知二の長編小説。昭和11年(1936)刊。昭和13年(1938)、豊田四郎監督により映画化。
ふゆのライオン【冬のライオン】
《原題、The Lion in Winter》 ジェームズ=ゴールドマンの戯曲。ヘンリー2世一族の複雑な人間関係を...
ふゆ‐ば【冬場】
冬のころ。冬の間。冬季。⇔夏場。
ふゆ‐ばおり【冬羽織】
冬に着る、袷(あわせ)や綿入れなどに仕立てた防寒用の羽織。《季 冬》「うれしさや着たり脱いだり—/鬼城」
ふゆ‐ばね【冬羽】
鳥の冬の羽。夏の終わりごろに換羽を行ったあとの羽。→夏羽
ふゆ‐ばれ【冬晴(れ)】
穏やかに晴れわたった冬の日。冬日和(びより)。《季 冬》「—や鵙(もず)がひとこゑだけ鳴いて/草城」
ふゆひこしゅう【冬彦集】
吉村冬彦の筆名で書かれた、寺田寅彦の随筆集。大正12年(1923)刊行。
ふゆ‐び【冬日】
1 冬の太陽。冬の日ざし。短い冬の1日。冬の日。《季 冬》「金輪際牛の笑はぬ—かな/蛇笏」 2 1日の最低気温がセ...
ふゆび【冬日】
日本画家、東山魁夷の作品。昭和14年(1939)、第1回日本画院展に出品し、日本画院賞第一席を受賞。
ふゆ‐びより【冬日和】
1 穏やかに晴れた冬の日。冬晴れ。《季 冬》 2 いかにも冬らしい空模様。
ふゆ‐ふく【冬服】
冬に着用する衣服。多く洋服にいう。《季 冬》「弱き身の—の肩とがりたる/立子」
ふゆ‐ふにゅう【不輸不入】
荘園で、国家の租税徴収権と国衙(こくが)からの検田使などの立入りを拒否する特権。のちに不入権は検非違使(けびいし)...
ふゆ‐ぼたん【冬牡丹】
1 「寒牡丹(かんぼたん)」に同じ。《季 冬》「—千鳥よ雪のほととぎす/芭蕉」 2 火のさかんにおこっているのを牡...
ふゆみず‐たんぼ【冬水田圃】
秋の収穫後から春の代掻きまでの間、水を張っておく田。冬期湛水(たんすい)水田。 [補説]菌類やイトミミズなどが増え...
ふゆ‐め【冬芽】
「とうが(冬芽)」に同じ。《季 冬》「飛騨(ひだ)人の培ふ桐の—かな/普羅」
ふゆ‐め・く【冬めく】
[動カ五(四)]冬らしくなる。「夜風が—・く」《季 冬》「口に袖あてゝゆく人—・けり/虚子」
ふゆ‐もの【冬物】
冬に用いるもの。特に冬用の衣料品。冬着。また、それに用いる布地。
ふゆ‐やさい【冬野菜】
冬に成熟する野菜。タマネギ・ニンジン・ダイコン・キャベツ・ハクサイ・ホウレンソウなど。→春野菜 →夏野菜 →秋野菜...
ふゆ‐やすみ【冬休み】
冬に仕事を休むこと。また、正月をはさんで学校が授業を休むこと。冬の休暇。《季 冬》「文鎮の鍔(つば)は厳(いか)し...
ふゆ‐やま【冬山】
1 草木が枯れたり、雪におおわれたりした冬の山。《季 冬》「—やどこまで上る郵便夫/水巴」 2 冬に登山の対象とな...
シャリアピン
[1873〜1938]ロシアのバス歌手。独学で声楽を習得。幅広く深い声量と独特な演技力で知られる。
チュッチェフ
[1803〜1873]ロシアの詩人。哲学的、内省的叙情表現は、のちの象徴主義の先駆ともされる。外交官としても活躍。...
ソログープ
[1863〜1927]ロシアの小説家・詩人。前期象徴派の代表者。幻想的・耽美(たんび)的作品を残した。小説「小悪魔...
グラトコフ
[1883〜1958]ソ連の小説家。社会主義建設を写実的に描いた。作「セメント」「エネルギー」など。
ドストエフスキー
[1821〜1881]ロシアの小説家。処女作「貧しき人々」で作家として出発。混迷する社会の諸相を背景として、内面的...
ふ‐よ【不予】
《「予」はよろこぶ意》 1 心中おもしろくなく思うこと。不快。「子の顔色頗る悪し。或は恐る、—あるに非ずや」〈織田...
ふ‐よ【付与/附与】
[名](スル)さずけ与えること。「有給休暇を—する」
ふよ【扶余/夫余】
前1世紀〜5世紀に中国東北地方から朝鮮半島北部で活動したツングース系の民族。また、その建てた国。1〜3世紀に全盛期...
ふ‐よ【賦与】
[名](スル)配り与えること。分け与えること。「天から—された文才」
ふ‐よう【不用】
[名・形動] 1 使わないこと。必要がないこと。また、そのさま。不要。「—な(の)衣類を処分する」「入場券は—です...
ふ‐よう【不要】
[名・形動]必要でないこと。また、そのさま。不用。「—な(の)出費を減らす」「暴風雨の中—不急の外出は避けてください」
ふ‐よう【不溶】
液体に溶けないこと。
ふ‐よう【付庸/附庸】
宗主国に従属してその保護と支配を受けている国。従属国。付庸国。
ふ‐よう【扶養】
[名](スル)助け養うこと。生活できるように世話すること。「両親を—する」
ふ‐よう【芙蓉】
1 アオイ科の落葉低木。暖地の海岸近くに自生。葉は手のひら状に裂けていて、先がとがる。夏から秋、葉の付け根に淡紅色...
ふ‐よう【浮揚】
[名](スル)浮かびあがること。また、浮かびあがらせること。「景気を—する」
ふ‐よう【浮葉】
水生植物の葉のうち、水面に浮かんでいる葉。→水中葉 →水上葉
ふ‐ようい【不用意】
[名・形動] 1 用意していないこと。準備のととのっていないこと。また、そのさま。「—な(の)まま作業にかかる」 ...
ふよう‐かぞく【扶養家族】
生活の面倒をみなければならない家族。
ふよう‐ぎむ【扶養義務】
法律上、一定範囲の親族が互いに負う生活保障の義務。
ふよう‐こうじょ【扶養控除】
所得控除の一。所得税の納税義務者に配偶者以外の扶養親族がある場合、その人数に応じて一定額を所得金額から差し引くこと...
ふよう‐しょくぶつ【浮葉植物】
水生植物の一。葉が水面に浮かび、根は水底の土中に固着しているもの。浅い池・沼・川・湖などに生育し、水面葉と形の異な...
ふよう‐しんぞく【扶養親族】
扶養の対象となる親族。 [補説]所得税法上の扶養親族は、配偶者以外の親族(六親等内の血族および三親等内の姻族)か都...
ふ‐ようじょう【不養生】
[名・形動]養生をしないこと。健康に気をつけないこと。また、そのさま。「平生の—がたたる」「医者の—」
ぶ‐ようじん【不用心/無用心】
[名・形動]《「不用心」の場合は「ふようじん」とも》 1 用心が足りないこと。警戒を怠ること。また、そのさま。「戸...
ふよう‐せい【不溶性】
ある物質のもつ、液体に溶けない性質。→可溶性
ふようせい‐しょくもつせんい【不溶性食物繊維】
食物繊維のうち、不溶性のものの総称。水に溶けず、水分を吸収して数倍から十数倍に膨張する。セルロース、リグニン、キチ...