ふし‐まち【臥し待ち】
出が遅い月を寝て待つこと。また、その月。
ふしまち‐の‐つき【臥し待ちの月】
《出が遅いので寝て待つ月の意》陰暦19日、特に陰暦8月19日の夜の月。寝待ちの月。ふしまちづき。《季 秋》
ふ‐しまつ【不始末】
[名・形動] 1 後始末のしかたが悪いこと。また、そのさま。「タバコの火の—から火事になる」 2 人に迷惑がかかる...
ふし‐まろ・ぶ【臥し転ぶ】
[動バ五(四)]からだを地に投げ出してころげまわる。「子供たちが雪野原に—・ぶ」
ふし‐まわし【節回し】
歌謡や語り物・謡い物などの調子や抑揚の変化。
ふしみ【伏見】
京都市南部の区名。旧伏見市。豊臣秀吉が伏見城を築き、江戸時代は幕府直轄地。灘(なだ)と並ぶ酒造で知られ、伏見七名水...
ふしみ‐あまなが【伏見甘長】
⇒伏見唐辛子
ふしみいなり‐たいしゃ【伏見稲荷大社】
京都市伏見区にある神社。旧官幣大社。祭神は稲荷五社大明神(宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)・佐田彦大神・大...
ふしみ‐かいどう【伏見街道】
京都市東部を南北に走る道路の呼び名。五条通りから南下し伏見に通じる。沿道に東福寺・伏見稲荷大社がある。全長約6キロ。
ふしみ‐く【伏見区】
⇒伏見
ふしみ‐さんずん【伏見三寸】
伏見でつくられた葛籠(つづら)。小形の衣類入れで、庶民の嫁入り道具の一。「—の葛籠一荷」〈浮・五人女・二〉
ふしみ‐じゅうごこくぶね【伏見十五石船】
江戸時代、過書船(かしょぶね)とともに淀川に就航し、伏見から大坂まで貨客を運んだ伏見奉行支配下の15石積み川船。伏見船。
ふしみ‐じょう【伏見城】
伏見にあった城。文禄3年(1594)豊臣秀吉が住居として築城。秀吉の死後、子の秀頼は大坂城を本拠としたので、徳川家...
ふし‐みせ【五倍子見世/五倍子店】
おはぐろ用の五倍子(ふし)の粉を売る店。
ふしみ‐てんのう【伏見天皇】
[1265〜1317]第92代天皇。在位1287〜1298。持明院統の後深草天皇の第2皇子。名は熙仁(ひろひと)。...
ふしみ‐とうがらし【伏見唐辛子】
トウガラシの一品種。京都の特産。長さ10〜15センチ程度で、先端がとがっていて細長い。辛みが少なく柔らかい。伏見甘...
ふしみ‐にんぎょう【伏見人形】
伏見で産する土製の人形。江戸時代初めころから作られ、形・彩色の素朴なもの。伏見雛(びな)。
ふしみ‐の‐みや【伏見宮】
四親王家の一。北朝第3代崇光天皇の第1皇子栄仁(よしひと)親王に始まる。明治以後、山階宮・久邇宮など多くの宮家を分...
ふしみ‐ばん【伏見版】
慶長4〜11年(1599〜1606)徳川家康の命により、伏見の円光寺の僧三要らが木製活字で印刷した書籍の称。「孔子...
ふしみ‐ぶぎょう【伏見奉行】
江戸幕府の職名。遠国奉行の一。老中の支配に属し、伏見の民政管理、宇治・伏見・木津川の船舶の取り締まり、また、京都御...
ふしみももやま‐の‐みささぎ【伏見桃山陵】
⇒ふしみももやまりょう(伏見桃山陵)
ふしみももやま‐りょう【伏見桃山陵】
明治天皇の陵(みささぎ)。上円下方墳で、京都市伏見区桃山町にある。ふしみももやまのみささぎ。
ふし‐むし【五倍子虫】
1 五倍子を作るアブラムシの総称。ヌルデノミミフシなど。 2 広く、虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)を作る昆虫の総称。...
ふし‐め【伏(し)目】
視線を下に向けていること。また、うつむいて見ることや、その姿勢。「恥ずかしさで—になる」「—がち」
ふし‐め【節目】
1 木材・竹などの節のあるところ。「—の多い材木」 2 物事の区切り目。「人生の—」
ふし‐もの【賦し物】
連歌・俳諧で、物の名を句の中に分けて詠み込むもの。のちには発句に限られた。
ふ‐しゃ【府社】
旧制度の社格の一。府から幣帛(へいはく)を供進した神社。県社と同格。
ふ‐しゃ【富者】
富んでいる人。金持ち。⇔貧者。
ふ‐しゃ【巫者】
「巫覡(ふげき)」に同じ。「民間—」
ふしゃく‐しんみょう【不惜身命】
仏語。仏道修行のためには身命も惜しまないこと。死をもいとわない決意。「法華経」譬喩品などにある語。
ふ‐しゅ【浮腫】
皮下組織内に、組織間液が大量にたまった状態。押すとへこむ。むくみ。
ふ‐しゅう【俘囚】
1 捕虜。俘虜。とりこ。「—の身」 2 奈良・平安時代、中央政府に同化した蝦夷(えぞ)の称。→夷俘(いふ)
ふ‐しゅう【浮舟】
1 浮かんでいる舟。うきふね。 2 水上飛行機のフロート。
ふ‐しゅう【腐臭】
腐った物のにおい。
ふ‐しゅうえん【不周延】
《undistributed》論理学で、判断の主張がその主語または述語となっている概念の外延の一部分にしか及ばない...
ふ‐しゅうがく【不就学】
就学していないこと。義務教育を受けるべき子供が、学校に籍がなく通学していないこと。「—児童」
ふしゅう‐こう【不銹鋼】
⇒ステンレス鋼
ふ‐しゅく【巫祝】
神事をつかさどる者。みこ。はふり。かんなぎ。
ふしゅ‐しょうがく【不取正覚】
仏語。阿弥陀仏がまだ法蔵比丘(びく)であった昔に、一切衆生を救うために四十八願を立て、願が成就しなければ自分は仏と...
ふ‐しゅつ【不出】
外へ出ないこと。また、外へ出さないこと。「門外—の秘仏」
ふ‐しゅつば【不出馬】
選挙に立候補しないこと。出馬しないこと。「衆院選への—を表明する」
ふ‐しゅび【不首尾】
[名・形動]《「ぶしゅび」とも》 1 最後がうまくいかないこと。また、そのさま。「—に終わる」「—な交渉結果」⇔上...
ふ‐しょ【補処】
「一生補処(いっしょうふしょ)」の略。
ふ‐しょう【不生】
仏語。迷いの世界に生を受けない意。如来(にょらい)のこと。
ふ‐しょう【不肖】
[名・形動]《「肖」は似る意》 1 取るに足りないこと。未熟で劣ること。また、そのさま。不才。「—ながら誠心誠意努...
ふ‐しょう【不承】
[名](スル) 1 「不承知」の略。「—の返事を出す」 2 いやいやながら承知すること。不請。「なかやどのまえもあ...
ふ‐しょう【不祥】
[名・形動] 1 不吉であること。また、そのさま。「—な(の)言葉を避ける」 2 運の悪いこと。不運。「極めて—に...
ふ‐しょう【不詳】
[名・形動]くわしくはわからないこと。はっきりしないこと。また、そのさま。「害者の身元は—な(の)ままだ」「作者—...
ふ‐しょう【不請】
1 仏語。請い望まれなくても救いの手をさしのべること。菩薩(ぼさつ)の慈悲救済をいう語。 2 自分では希望しないこ...
ふ‐しょう【府生】
六衛府(ろくえふ)・検非違使(けびいし)庁などの下級職員。ふせい。ふそう。