ふじた‐でんざぶろう【藤田伝三郎】
[1841〜1912]実業家。山口の生まれ。明治維新後、陸軍用達業者となり、西南戦争で巨利を得て藤田組を創設。鉱業...
ふじた‐とうこ【藤田東湖】
[1806〜1855]江戸末期の儒学者。水戸藩士。幽谷(ゆうこく)の二男。名は彪(たけき)。通称、虎之助。藩主徳川...
ふじた‐としや【藤田敏八】
[1932〜1997]映画監督・俳優。朝鮮の生まれ。「非行少年・陽の出の叫び」で監督デビュー。やりきれない閉塞感(...
ふじた‐とよはち【藤田豊八】
[1869〜1929]東洋史学者。徳島の生まれ。早大・東大・台北大教授を歴任。号、剣峰。著「東西交渉史研究」など。
ふじたに【富士谷】
姓氏の一。 [補説]「富士谷」姓の人物富士谷成章(ふじたになりあきら)富士谷御杖(ふじたにみつえ)
ふじたに‐なりあきら【富士谷成章】
[1738〜1779]江戸中期の国学者・歌人。京都の人。皆川淇園(みながわきえん)の弟。号、層城・北辺(きたのべ)...
ふじたに‐みつえ【富士谷御杖】
[1768〜1824]江戸後期の国学者・歌人。京都の人。成章(なりあきら)の長男。名は成寿・成元、のち御杖。号、北...
ふじた‐のぶお【藤田信男】
[1903〜1991]野球監督。中国の生まれ。昭和4年(1929)から13年間法大野球部の監督。のち日本アマチュア...
ふじた‐びじゅつかん【藤田美術館】
大阪市都島区にある美術館。実業家藤田伝三郎とその子らの収集品を中心に、昭和29年(1954)開館。茶器、絵巻、仏典...
ふじた‐ほけんえいせいだいがく【藤田保健衛生大学】
藤田医科大学の旧称。
ふじた‐まこと【藤田まこと】
[1933〜2010]俳優。東京の生まれ。本名、原田真(まこと)。歌手や司会を経て、コメディアンとしてテレビ界入り...
ふじた‐もとし【藤田元司】
[1931〜2006]プロ野球選手・監督。愛媛の生まれ。慶大、日本石油で投手としてプレーしたのち、昭和32年(19...
ふじた‐ゆうこく【藤田幽谷】
[1774〜1826]江戸後期の儒学者。水戸藩士。名は一正。通称、次郎左衛門。立原翠軒に学び、「大日本史」編集に加...
ふじた‐よしなが【藤田宜永】
[1950〜2020]小説家・エッセイスト。福井の生まれ。渡仏しミステリーの翻訳を手がけた後、本格的な執筆活動に入...
ふじた‐りゅう【藤田流】
能の笛方の流派の一。江戸初期、尾張徳川家に仕えた藤田清兵衛重政を流祖とする。主として名古屋を中心に活動。
ふじた‐れいはいどう【フジタ礼拝堂】
《(フランス)Chapelle Foujita》フランス、マルヌ県のランス市にある礼拝堂。正称は「平和の聖母礼拝堂...
ふじ‐だいがく【富士大学】
岩手県花巻市にある私立大学。昭和40年(1965)に奥州大学として開学。昭和51年(1976)現校名に改称した。経...
ふじだいこ【富士太鼓】
謡曲。四番目物。宮中の管弦の催しの際に楽人浅間と役を争って殺された楽人富士の妻が、悲嘆に暮れて夫の形見の装束を着け...
ふじ‐だな【藤棚】
1 藤のつるをはわせて、垂れさがる花を鑑賞できるようにした棚。《季 春》 2 床の間・書院などのわきに設けた棚の一。
ふじ‐ちゃく【不時着】
[名](スル)《「不時着陸」の略》航空機が故障・燃料不足・悪天候などのため運航不能となり、目的地以外の場所に着陸す...
フジッリ
パスタの一種。らせん状に巻いた形のもの。
ふ‐じつ【不日】
日数をあまりへないこと。すぐであること。副詞的にも用いる。「—上京するつもりだという手紙を」〈藤村・新生〉 「—の...
ふ‐じつ【不実】
[名・形動] 1 誠実でないこと。誠意や情味に欠けていること。また、そのさま。「—な恋人をなじる」 2 事実でない...
ふ‐じつ【富実】
豊かで充実していること。「国の—日に似て欠乏に就き」〈西周・明六雑誌一二〉
ふじつ‐こくち【不実告知】
事業者が消費者と契約を結ぶ際に、重要事項について客観的事実と異なる説明をすること。消費者契約法では、不実告知により...
ふじつぼ【藤壺】
《庭に藤を植えていたところから》飛香舎(ひぎょうしゃ)の異称。 源氏物語中の人物。桐壺帝の女御、のち中宮。光源氏と...
ふじ‐つぼ【富士壺】
フジツボ科・イワフジツボ科の甲殻類の総称。海産で、岩や船底などに固着する。殻は石灰質で円錐状をなし、中に体が倒立し...
ふじ‐づか【富士塚】
富士講の信者が、富士山に模して築いた塚。江戸時代、関東地方一円に数多く作られ、陰暦6月1日に山開きの行事をした。
ふじ‐づる【藤蔓】
藤のつる。
ふじ‐テレビジョン【フジテレビジョン】
《Fuji Television Network》 フジメディアホールディングスの平成20年(2008)までの社名...
ふじと【藤戸】
岡山県倉敷市の地名。児島半島がもと島であったころは本土と「藤戸の渡し」で結ばれていた。源平合戦の古戦場。 謡曲。四...
ふじとこは‐だいがく【富士常葉大学】
静岡県富士市にあった私立大学。平成12年(2000)、富士市との公私協力方式で設立。平成25年(2013)常葉学園...
ふじ‐なでしこ【藤撫子】
ナデシコ科の多年草。海岸に生え、高さ20〜50センチ。長楕円形の葉が対生。7、8月ごろ、紅紫色の花を開く。はまなでしこ。
ふじ‐なまこ【藤海鼠】
クロナマコ科のナマコ。房総半島以南の浅海にみられ、体長20〜50センチ。背面は淡灰褐色で褐色の斑点が縦に2列並ぶ。...
ふじ‐なみ【藤波/藤浪】
フジの花房。また、藤の花が風で波のように揺れ動くこと。《季 春》
ふじなみ‐しんとう【藤波神道】
江戸時代、伊勢神宮の祭主藤波氏の流れをくむ真野(藤波)時綱が唱えた神道説。度会(わたらい)神道(伊勢神道)の影響を...
ふじなみ‐の【藤波の】
[枕] 1 藤のつるが物にからみつく意から、「思ひもとほり」にかかる。「—思ひもとほり若草の思ひつきにし」〈万・三...
ふじな‐やき【布志名焼】
出雲焼の一。島根県松江市玉湯町布志名に産する陶器。明和元年(1764)船木与治兵衛の創業という。民芸陶として知られる。
ふじ‐なわ【藤縄】
藤の蔓(つる)で綯(な)った縄。
ふじにたつかげ【富士に立つ影】
白井喬二の長編小説。大正13年(1924)から昭和2年(1927)にかけて報知新聞に連載。単行本は、大正14年(1...
富士(ふじ)には月見草(つきみそう)がよく似合(にあ)う
太宰治の「富嶽百景」にある一節。日本一といわれる富士山の雄姿には、けなげな月見草の美しさがよく調和している。
ふじ‐ぬの【藤布】
藤の蔓(つる)の繊維で織った布。
ふじの【藤野】
姓氏の一。 [補説]「藤野」姓の人物藤野可織(ふじのかおり)藤野千夜(ふじのちや)
ふじのうらば【藤裏葉】
源氏物語第33巻の巻名。光源氏39歳。夕霧と雲井の雁(かり)が結ばれ、明石の姫君(明石の中宮)の入内(じゅだい)に...
ふじの‐かおり【藤野可織】
[1980〜 ]小説家。京都の生まれ。平成18年(2006)「いやしい鳥」で文学界新人賞を受賞し作家デビュー。「爪...
ふじのき‐こふん【藤ノ木古墳】
奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町にある6世紀後半の円墳。横穴式石室の石棺の内外から、金銀製の冠・帯・沓(くつ)、大刀...
ふじ‐の‐ころも【藤の衣】
「ふじごろも」に同じ。「—の袖しほれはててぞ立ちたりける」〈保元・下〉
ふじ‐の‐たもと【藤の袂】
藤衣(ふじごろも)のたもと。喪服のたもと。また、藤衣。「くちなしの花色衣ぬぎかへて—になるぞ悲しき」〈右京大夫集〉
ふじ‐の‐ちゃじ【不時の茶事】
茶事七式の一。不意に訪ねてきた客をもてなすための、臨時の茶会。
ふじの‐ちや【藤野千夜】
[1962〜 ]小説家。福岡の生まれ。本名、高迫(こうさこ)久和。出版社勤務ののち創作生活に入る。「夏の約束」で芥...