ふた‐の【二幅/二布】
《「の」は布の幅を数える単位》 1 並幅の2倍の幅。また、その幅の布。ふたはば。 2 女子の腰巻き。二幅の布で作る...
ふた‐のき【二軒】
垂木(たるき)が地垂木と飛檐(ひえん)垂木とで構成される軒。神社・寺院建築にみられる。
ふたはぐろ‐こうじ【双羽黒光司】
[1963〜2019]力士。第60代横綱。三重県出身。本名、北尾光司。史上初の幕内優勝経験がない横綱。→第59代横...
ふた‐ば【二葉/双葉/嫩】
1 発芽して最初に出る葉。双子葉植物で2枚出る。《季 春》 2 人間の幼少のころ。また、物事の初め。「栴檀(せんだ...
ふたば【双葉】
福島県東部にある郡。広野町・楢葉町・富岡町・大熊町・双葉町・浪江町・川内村・葛尾村の6町2村からなる。海岸部に東京...
ふたば‐あおい【双葉葵/二葉葵】
ウマノスズクサ科の多年草。山地の木陰に生える。根茎は地をはい、2枚の心臓形の葉をつける。春、葉の間に、柄のある淡紅...
ふたば‐がき【二葉柿】
フタバガキ科フタバガキ属の植物の総称。約70種が東南アジア熱帯に分布し、熱帯多雨林の重要な構成種。高さ約50メート...
ふたば‐ぐさ【二葉草】
1 フタバアオイの別名。 2 スミレの別名。《季 春》
ふたば‐ぐん【双葉郡】
⇒双葉
フタバサウルス
フタバスズキリュウの学名。
ふたばすずき‐りゅう【双葉鈴木竜】
クビナガリュウの一種。化石は、昭和43年(1968)福島県いわき市の白亜紀の地層、双葉層群で鈴木直(ただし)により...
ふたば‐だんそう【双葉断層】
東北地方の阿武隈(あぶくま)高地の東側で、南北方向に全長約40キロメートルにわたって走る活断層。主に左横ずれを生じ...
ふたばてい‐しめい【二葉亭四迷】
[1864〜1909]小説家・翻訳家。江戸の生まれ。本名、長谷川辰之助。坪内逍遥に師事し、言文一致体の小説「浮雲」...
ふたばていろん【二葉亭論】
中村光夫による文学評論。昭和11年(1936)発表。第1回池谷信三郎賞受賞。
ふたばやま‐さだじ【双葉山定次】
[1912〜1968]力士。第35代横綱。大分県出身。本名、龝吉(あきよし)定次。優勝12回、69連勝を達成。引退...
ふたば‐らん【二葉蘭】
ラン科の多年草。高山の針葉樹林下に生え、高さ約10センチの茎の中ほどに、柄のない広卵形の葉が2枚対生する。夏、茎の...
ふた‐ふた
[副] 1 扇を動かしたり鳥が羽ばたいたりしたときに立てる音や、そのさまを表す語。ばたばた。「扇—とつかひ」〈枕・...
ふた‐ほがみ
語義未詳。布多(栃木県の地名。国府所在地)にいた国守のことか。一説に、腹黒い人とも、神の名ともいう。「—悪しけ人な...
ふた‐ま【二間】
1 二つの部屋。ふたへや。「—しかないアパート」 2 《南北の柱間が二間であるところから》清涼殿の夜の御殿(おとど...
ふた‐また【二股/二俣/二叉】
1 もとが一つで先が二つに分かれていること。また、そのもの。「道が—に分かれる」 2 同時に二つの目的を遂げようと...
ふたまた‐ごうやく【二股膏薬】
内股(うちまた)にはった膏薬のように、どちら側にもつくこと。定見・節操のないこと。また、その人。内股膏薬。
ふたまた‐だいこん【二股大根】
1 根の途中から二つに分かれている大根。大黒天に供える。 2 紋所の名。1を図案化したもの。
ふたまた‐ぶね【二股舟】
二股の木でつくった舟。一説に、2艘をつなぎ合わせた舟。「天皇—を磐余市磯池(いはれのいちしのいけ)に泛(うか)べて...
ふたまた‐みち【二股道】
二つの方向に分かれている道。
ふたみ‐が‐うら【二見浦】
三重県中東部、伊勢市の海岸。伊勢湾に面する。東端に興玉(おきたま)神社があり、神石の夫婦岩(めおといわ)がある。ふ...
ふたみ‐シーパラダイス【二見シーパラダイス】
三重県伊勢市、二見浦に隣接する水族館。昭和41年(1966)開館。トドやセイウチ、ゴマフアザラシとふれあえる。
ふた‐みち【二道】
1 二つの方向に分かれている道。また、道が二つあること。「君は思い断(き)るかかまわず突進するか、—だ」〈滝井・無...
ふたみ‐の‐うら【二見の浦】
「ふたみがうら」に同じ。[歌枕]「玉くしげ—に住む海人(あま)のわたらひぐさはみるめなりけり」〈躬恒集〉 兵庫県豊...
ふたむら‐やま【二村山】
愛知県豊明市沓掛の山。一説に、岡崎市の山ともいう。[歌枕]「くれはどりあやに恋しくありしかば—も越えずなりにき」〈...
ふた‐め【二目】
二度見ること。
ふ‐ため【不為】
[名・形動]ためにならないこと。また、そのさま。「何も是れが当人の—になる事じゃなしね」〈二葉亭・其面影〉
ふた‐めか・す
[動サ四]ばたばたと動かす。「羽を—・して惑ふほどに」〈宇治拾遺・三〉
ふた‐め・く
[動カ四] 1 ばたばたと音をたてる。「鰐(わに)仰様(のけざま)にて砂(いさご)の上に—・くを」〈今昔・二九・三...
ふため‐くるい【二女狂ひ/二妻狂ひ】
二人の女に心を奪われること。「若女(わかめ)得て古女(ふるめ)を内に置くならば—と人やいはまし」〈咄・醒睡笑・六〉
二目(ふため)と見(み)られない
二度と見る気にならない。「—惨状」
ふた‐もじ【二文字】
1 二つの文字。二字。 2 ニラの女房詞。ネギを「一(ひと)文字」というのに対していう。
ふた‐もの【蓋物】
陶器などで、蓋のあるもの。
ふた‐ゆ・く【二行く】
[動カ四] 1 二度行く。二度繰り返す。「うつせみの世やも—・くなにすとか妹に逢はずて我(あ)がひとり寝む」〈万・...
ふた‐よ【二夜】
二度の夜。ふたばん。「三日—」
ふたよ‐ぐさ【二夜草】
スミレの別名。
ふたよ‐の‐つき【二夜の月】
陰暦八月十五夜の月と九月十三夜の月。また、九月十三夜の月だけをもいう。《季 秋》
ふたら‐さん【二荒山】
栃木県日光市にある男体山(なんたいさん)の異称。にこうざん。ふたあらやま。
ふたらさん‐じんじゃ【二荒山神社】
栃木県日光市にある神社。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)・田心姫命(たごりひめのみこと)(田霧姫命)・味耜高彦...
ふ‐たり【二人】
人数が2であること。二個の人。ににん。「欠席者が—いる」「—の仲を取り持つ」
二人(ふたり)口(ぐち)は過(す)ごせるが一人口(ひとりぐち)は過(す)ごせぬ
「一人口は食えぬが二人口は食える」に同じ。
ふたり‐しずか【二人静】
センリョウ科の多年草。山地の林下に生え、高さ約30センチ。茎の上部に葉が二対対生し、十字状をなす。4、5月ごろ、葉...
ふたりしずか【二人静】
謡曲。三番目物。宝生以外の各流。義経記などに取材。静御前の霊が菜摘み女に乗り移って舞をまい、吉野の勝手明神の神職に...
ふたりだいみょう【二人大名】
狂言。二人の大名が、通りがかりの男をむりやり供の者に仕立て太刀(たち)を持たせる。男は大名の態度に腹を立て、太刀を...
ふたり‐づかい【二人使い】
死亡の知らせを告げて回る使者。二人が一組となって行くところからいう。
ふたりのいいだ【ふたりのイーダ】
松谷みよ子の児童文学作品。広島の原爆を主題とする。昭和44年(1969)刊。「直樹とゆう子の物語」シリーズの第1作。