一家(いっか)を機杼(きちょ)す
《「北史」祖瑩伝から》機(はた)織りでいろいろの柄(がら)を織り出すように、独自の言論や文章を編み出して一派を立てる。
一家(いっか)を成(な)・す
1 家庭をもつ。 2 学問・芸術などで権威となる。「日本画で—・した人物」
いっ‐かん【一竿】
1本のさお。特に、釣りざお。
いっ‐かん【一巻】
1 巻物・フィルムなど巻いてあるもの一つ。巻物になっていない書物にも用いる。 2 最初の巻。第1巻。
いっ‐かん【一貫】
[名](スル) 1 一つの方針・方法・態度で、始めから終わりまでつらぬき通すこと。「態度が—している」「首尾—」 ...
いっかん【一閑】
⇒飛来一閑(ひらいいっかん)
いっ‐かん【一寒】
1 《「一」は、もっぱら、ひとえに、の意》身につけている着物が薄く、いかにも寒そうなこと。また、ひどく貧しいこと。...
いっ‐かん【一管】
1 笛・筆など、管の形のもの1本。 2 能の囃子(はやし)の一形式。笛の奏者が一人だけで演奏するもの。
いっ‐かん【一環】
1 鎖などの一つの輪。 2 互いに密接な関係をもつものの一部分。全体の一部分。「記念行事の—として」
いっかん‐きょういく【一貫教育】
同一の学校で、目的に応じた教育を通して行うこと。特に小・中・高校を通して継続的、効果的に行う教育課程をいう。
いっかん‐さぎょう【一貫作業】
原料から仕上がりまでを一定の方針・規格のもとに流れ作業で処理していくこと。また、その作業形態。
いっかん‐せい【一貫性】
始めから終わりまで同じ一つの方針・考えによっていること。「説明に—を欠く」
いっかんせいさん‐たいせい【一貫生産体制】
原材料の調達・加工から最終製品の製造までの一連の工程を同一組織内で行う生産の仕組み。
一巻(いっかん)の終(お)わり
《1巻からなる物語が終わる意から》物事の結末がついてしまうこと。特に、死ぬこと。また、すでに手遅れであること。「こ...
一竿(いっかん)の風月(ふうげつ)
《陸游「感旧詩」から》1本の釣りざおを友に自然の風物を楽しみ、俗事を忘れること。
いっかん‐ばり【一閑張】
《江戸前期に中国から帰化した飛来一閑の考案といわれるところから》多く茶道具に用いられる漆器の一。木型などを使って和...
いっかん‐メーカー【一貫メーカー】
原材料の調達・加工から最終製品の製造までの一連の工程を、全て自社内で行う製造会社。「銑鋼—」
いっ‐き【一気】
ひといき。「—飲み」→一気に
いっ‐き【一季】
1 春夏秋冬のいずれか一つの季節。 2 江戸時代、1年を単位とする奉公人の契約期間。また、1年。→半季
いっ‐き【一紀】
中国で、12年間。歳星(木星)が天空を1周する期間。
いっ‐き【一基】
墓石・灯籠などのように、据えつけたり立てたりするものの一つ。
いっ‐き【一揆】
1 中世、小領主たちの同志的な集団。また、その集団行動。特に、幕府・守護・領主などに反抗して、地侍・農民・信徒らが...
いっ‐き【一期】
1 任期・学年など、定められた期間のひとくぎり。 2 長い期間を分割した最初のひとくぎり。
いっ‐き【一簣】
一つのもっこ。また、もっこに1杯の分量。わずかな量のたとえ。→九仞(きゅうじん)
いっ‐き【一騎】
馬に乗った一人の武者。
いっ‐き【一饋】
《「饋」は食物をそなえる意》1回分の食糧。一度の食事。
いっ‐き【逸気】
1 他よりも優れた気質。 2 気持ちが高ぶること。「—になって饒舌(しゃべ)っている」〈真山・家鴨飼〉
いっ‐き【逸機】
[名](スル)機会を逃すこと。チャンスを失うこと。「前半に—したのが敗因だ」
いっき‐いちゆう【一喜一憂】
[名](スル)状況の変化に応じて、喜んだり心配したりすること。「試合の途中経過の報に—する」
いっき‐うち【一騎討ち/一騎打ち】
1 敵味方ともに1騎ずつで勝負を争うこと。転じて、一対一の勝負。「与野党候補の—」 2 《「うち」は馬を走らせる意...
いっき‐かせい【一気呵成】
《「呵」は息を吹きかける意》ひといきに文章を書き上げること。また、ひといきに物事を成し遂げること。「脚本を—に書き...
いっ‐きく【一掬】
水などを両手ですくうこと。ひとすくい。また、わずかな量をいう。「瞼(まぶた)の辺(あたり)に—の微笑を帯びぬ」〈樗...
一掬(いっきく)の涙(なみだ)
両手ですくうほどのたくさんの涙。または、わずかな涙の意にも用いる。
いっき‐ざき【一季咲き】
年に1回だけ花が咲くこと。また、その植物。「—のカーネーション」
いっき‐つうかん【一気通貫】
1 マージャンで、同じ種類の数牌(シューパイ)を一から九までそろえて上がったもの。 2 転じて、始めから終わりまで...
いっき‐とうせん【一騎当千】
《古くは「いっきとうぜん」》一人で多勢の敵に対抗できるほど強いこと。勇士の形容。一人(いちにん)当千。「—の兵(つ...
いっき‐に【一気に】
[副] 1 途中で休まずに物事をするさま。いっぺんに。「—駆け抜ける」 2 《近世上方語》すぐに。じきに。「乗るな...
一饋(いっき)に十起(じっき)
「一饋に十度(とたび)立つ」に同じ。
一饋(いっき)に十度(とたび)立(た)つ
《夏(か)の禹(う)王が賢者を迎えるために、食事の間に10回も席を立ったという「淮南子(えなんじ)」氾論訓の故事か...
一簣(いっき)の功(こう)
《「書経」旅獒(りょごう)から》完成直前のひと骨折り。最後の努力。事業を完成させるために積み重ねる一つ一つの努力の...
いっき‐のみ【一気飲み】
[名](スル)飲み物、特に、大量の酒を一息に飲み干すこと。 [補説]短時間に多量の酒を摂取すると、急性アルコール中...
いっき‐み【一気見】
[名](スル)⇒ビンジウオッチング
いっ‐きゃく【一客】
1 一人の客。 2 食器など、一人分の道具。 3 ⇒いちきゃく(一客)
いっ‐きゃく【一脚】
1 いす・机など、脚のある器物一つ。 2 カメラ用具の一。機材などを載せたまま脚の先端を地面に接地し、手ぶれなどを防ぐ。
いっきゃく‐いってい【一客一亭】
茶の湯で、一人の客と亭主だけの茶事。
いっ‐きゅう【一級】
1 一つの階級。「—上へ進む」 2 第1位の等級。「—品」 3 柔道・書道・囲碁などの技能の段階の一つ。「そろばん...
いっ‐きゅう【逸球】
[名](スル)野球で、捕手または野手がボールを捕りそこなうこと。パスボール。
いっきゅう【一休】
水上勉の小説。室町時代の臨済宗僧侶、一休宗純についての評伝。昭和50年(1975)刊行。同年、第11回谷崎潤一郎賞受賞。
いっきゅう‐かせん【一級河川】
国土の保全または国民経済上、特に重要な水系で、河川法によって指定された河川。国土交通大臣が管理に当たり、一部区間は...
いっきゅう‐そうじゅん【一休宗純】
[1394〜1481]室町中期の臨済宗の僧。京都の人。後小松天皇の落胤(らくいん)といわれる。号、狂雲子・夢閨。華...