かざ‐じるし【風標】
「風見(かざみ)」に同じ。
かざ・す【翳す】
[動サ五(四)] 1 手に持って掲げる。「優勝旗を—・す」 2 物の上へ、手などをおおうように差し出す。「ストーブ...
かざ・す【挿頭す】
[動サ五(四)]《「かみ(髪)さ(挿)す」の音変化という》 1 草木の花や枝葉、造花などを髪や冠にさす。「野の花を...
カザック
⇒コサック
コサック
タタールとスラブとの混血種族。15世紀以降、南ロシア・ポーランド・ウラル地方に住みついた。遊牧に従事し、騎馬に長じ...
かざ‐と【風戸】
煙道の途中にあって、風の通りを調節する簡単な仕切り口。
かざ‐とおし【風通し】
「かぜとおし」に同じ。
かざ‐なみ【風波】
風と波。また、風によって起こる波。ふうは。かぜなみ。
かざ‐なみ【風並(み)】
1 風向き。風の吹く方向。「—ハイカガ」〈和英語林集成〉 2 物事のなりゆき。「先刻よりの過言今さら後悔(こうけい...
かざ‐ぬき【風抜き】
「かぜぬき」に同じ。
カサノバ
《Giovanni Giacomo Casanova》[1725〜1798]イタリアの文人。ヨーロッパ各地の貴族の...
かざ‐はな【風花】
《「かざばな」とも》 1 晴天に、花びらが舞うようにちらつく雪。山岳地帯の雪が上層気流に乗って風下側に落ちてくるも...
かざはな【風花】
俳句雑誌。月刊。昭和22年(1947)、中村汀女の主宰により創刊。汀女没後は長女の小川濤美子(なみこ)が継承。平成...
かざ‐はや【風早/風速】
風が強く吹くこと。多く「かざはやの」の形で、風の激しい土地の形容として用いる。「—の三穂の浦廻(うらみ)を漕ぐ舟の...
かざ‐ひまち【風日待ち】
⇒風祭(かざまつ)り
かざ‐びえ【風冷え】
強い風が吹きつけて冷えること。また、そのような寒さ。「—の日」
カザフ
カザフスタンの旧称。
カザフスタン
中央アジアの国。正称、カザフスタン共和国。西はカスピ海に、東は中国に接する。首都アスタナ。1991年ソ連邦の解体に...
かざ‐ほろし【風疿】
《「ほろし」は発疹(ほっしん)のこと。「かざぼろし」とも》風邪の熱などがもとで皮膚に生じる小さな発疹。かざはな。〈...
かざ‐ま【風間】
1 風の絶え間。かぜま。「君によりをちの早船さしはやし—も待たずこがれ来るかな」〈浜松・二〉 2 風の吹いている時...
かざ‐まち【風待ち】
[名](スル)船が出帆しようとして、順風を待っていること。かぜまち。
かぜまち‐づき【風待(ち)月】
《「かざまちづき」とも》陰暦6月の異称。《季 夏》
かざ‐まつり【風祭(り)】
二百十日前後に、風害から農作物を守るため、風神に風の荒れないように祈る農耕儀礼。正月や盆などに行う地方もある。竜田...
かざ‐まど【風窓】
1 風を通すために作った窓。 2 床下の湿気を防ぐために設けた、風を通す穴。
かざみ【汗衫】
《「汗衫」の字音「かんさん」の音変化》 1 衣類に汗がにじむのを防ぐために着た単(ひとえ)の下着。あせとり。「山吹...
かざ‐み【風見】
家の屋根などにつけて、風の吹く方向を知る道具。古くは先端に鳥獣の形や紋所などをつけた。風向計。風標(かざじるし)。
かざ‐みち【風道】
風の吹き通る道。また、風の吹き通ったあと。
かざみ‐どり【風見鶏】
1 鶏(にわとり)をかたどった風向計。西洋で、寺院の塔の上などに取りつけてある。 2 定見をもたず、周囲の状況を眺...
かざみ‐の‐からす【風見の烏】
烏の形をした風見。高い所から見下ろすのでお高くとまっているさまに、また、風向によって回るのでくるくる回るさまにたと...
かざ‐むき【風向き】
1 風の吹いてくる方向。 2 物事の成り行き。また、おかれた立場や状況。「交渉の—がよくない」 3 人の気分や機嫌...
風向(かざむ)きが悪(わる)・い
1 形勢が不利である。「話の—・くなる」 2 人の機嫌が悪い。「今日は部長の—・い」
かざ‐よけ【風除け】
風を遮ること。また、その設備。かぜよけ。《季 冬》「—の陰に日向の庭広く/虚子」
かざり【飾り】
1 飾ること。また、飾るもの。装飾。装飾品。「客間の—にする」「胸に花の—をつける」 2 表面、外見をよく見せよう...
かざり‐あみ【飾り編み】
布や編み物で作ったものの周囲などを装飾的に編む方法。また、編んだもの。
かざり‐いし【飾り石】
1 宝石に準じて装飾品とされる石。水晶・碧玉(へきぎょく)・瑪瑙(めのう)など。 2 床の間などに飾って置く石。
かざり‐いづつ【飾り井筒】
庭園に趣を添えるために、井筒のみを置いて井戸のように見せかけたもの。飾り井戸。
かざり‐いと【飾り糸】
反物や仕立物に、飾りとして束ねてとじつける色糸。また、飾りにするために何本もの色糸をより合わせたり、1本の糸を種々...
かざり‐うす【飾り臼】
正月、農家で臼にしめ縄を張り、鏡餅(かがみもち)を供えること。また、その臼。《季 新年》「—四つ杵掛けて祝ひけり/...
かざり‐うま【飾り馬】
1 美しく飾りたてた馬。嫁入りに用いたり、新年の初荷を運んだりする。また、古くは賀茂の祭などで、唐鞍(からくら)を...
かざり‐うり【飾り売(り)】
歳末にしめ飾りや門松など、正月の飾り物を売り歩くこと。また、その人。《季 冬》「行く人の後ろ見送り—/虚子」
かざり‐えび【飾り海老】
新年の飾りに用いるイセエビ。《季 新年》
かざり‐かぶと【飾り兜】
端午の節句の飾り物の一。江戸時代は、菖蒲(しょうぶ)で兜の形をつくり、屋外に幟(のぼり)と一緒に飾った。後世、厚紙...
かざり‐がし【飾り菓子】
花・鳥・魚・静物などの形に美しく細工した菓子。冠婚葬祭などの儀式に用いる。
かざり‐ぎり【飾り切り】
料理の飾りや、季節感を出すものとして、主に野菜類を花などの形に切ること。また、そのもの。大根・人参のねじり梅、茄子...
かざり‐くぎ【飾り釘】
装飾として、または装飾をかねて打つ釘。太鼓の革をとめる鋲(びょう)の類。
かざり‐ぐら【飾り鞍】
美しく飾った鞍。また、飾り馬の馬具の総称。
かざり‐ぐるま【飾り車】
金銀・珠玉などで美しく飾りたてた牛車(ぎっしゃ)。御禊(ごけい)、賀茂の祭などのときに用いた。「葵草(あふひぐさ)...
かざり‐け【飾り気】
1 自分をよく見せようとして、表面を飾ろうとする気持ち。かざりっけ。「—のない言葉」 2 部屋などが飾られているこ...
かざり‐けい【飾り罫】
印刷で、装飾的な模様でできた罫線。
かざり‐さんぼう【飾り三方】
年始の客に出す三方。熨斗鮑(のしあわび)・昆布を飾った硯蓋(すずりぶた)と白木の箸(はし)をのせる。