かん‐せい【鼾声】
いびき。いびきをかく音。「雷のごとき—を立てて熟睡した」〈中島敦・李陵〉
かん‐せい【檻穽】
檻(おり)と落とし穴。
かん‐せい【貫生】
一度止まった植物の生長点が再活性化する現象。バラやキクの花の中に不定芽が生じ、もう一つの花が咲くなどの例がある。「—花」
かん‐せい【寒星】
冷たく冴え渡る空に光る星。《季 冬》
かんせい【甘性】
味に甘みがあること。食品などが、発酵による酸味が生じない製法で作られていること。「—バター」
かん‐せい【間靚】
[形動][文][ナリ]もの静かで、しとやかなさま。「かように—の態度で、有と無の間に逍遥しているのだろう」〈漱石・草枕〉
かん‐せい【閑静】
[形動][文][ナリ]もの静かで、落ち着いたさま。「—な町並み」 [派生]かんせいさ[名]
かんせい‐いがくのきん【寛政異学の禁】
寛政の改革の一政策。寛政2年(1790)幕府の学問所である昌平黌(しょうへいこう)で朱子学以外の学問を禁じ、官吏登...
かんせい‐うんどう【慣性運動】
外力が働かない、慣性の法則に従う運動。静止または等速度運動がある。
かんせい‐かい【感性界】
感覚器官を介して得られる事象の総体。カント哲学では、感性的直観の形式としての時間・空間に規定された現象界。感覚界。...
かんせいがくいん‐だいがく【関西学院大学】
兵庫県西宮市に本部のある私立大学。前身は明治22年(1889)米国南メソジスト派宣教師によって設立された関西学院。...
かんせい‐ガス【乾性ガス】
メタンを主成分とし、プロパンなどの重い炭化水素をほとんど含まない可燃性の天然ガス。常温常圧で液化する成分を含まない...
かんせい‐きょういく【完成教育】
上級学校への準備ではなく、その学校を卒業後、ただちに社会に出ることを目標とする教育。
かんせい‐きんゆう【官製金融】
日本政策投資銀行など政府系の政策金融機関が提供する金融サービスのこと。民業を圧迫し、官僚の天下り先になるなどの指摘...
かんせい‐けい【慣性系】
静止または等速度運動をしている座標系。ニュートンの運動の法則が成り立ち、これらの座標系は互いに等速度の相対運動をし...
かんせいけいそく‐そうち【慣性計測装置】
三次元空間における角速度と加速度を測定する装置。ふつう、三軸のジャイロスコープと三方向の加速度センサーからなり、慣...
かんせい‐こうほう【慣性航法】
航空機・船舶・ロケットなどの航法の一。ジャイロスコープ・加速度センサーなどで移動中の加速度を測定し、積分計算によっ...
かん‐せいさいぼう【肝星細胞】
肝臓の類洞内皮細胞と肝細胞の間にある細胞。ビタミンAを貯蔵する。また、肝臓の線維化に関与する。発見者の名をとって「...
かんせい‐ざひょうけい【慣性座標系】
⇒慣性系
かんせい‐しつりょう【慣性質量】
物体の慣性の大きさで示される質量。ニュートンの運動方程式に基づいて定義される。加速度をα、力をfとするとき、運動方...
かんせいしゃ‐メーカー【完成車メーカー】
自動車産業で、自動車の完成品を製造する会社をいう。いわゆる自動車メーカーのこと。
かんせい‐しゅんとう【官製春闘】
春闘の労使間交渉に政府が介入することを揶揄(やゆ)していう語。 [補説]平成25年(2013)、政府が政労使会議を...
かんせい‐しょくぶつ【乾生植物】
砂漠・砂地・岩石地など吸水の困難な土壌に生育する植物。葉は針状や鱗片(りんぺん)状などで小さく、水分の蒸散を少なく...
かんせい‐だんごう【官製談合】
⇒入札談合
かんせいだんごう‐ぼうしほう【官製談合防止法】
⇒入札談合等関与行為防止法
かんせい‐ていこう【慣性抵抗】
⇒慣性力
かんせいてい‐せつ【感生帝説】
古代中国の帝王伝説の一。帝王の母が、何らかの自然現象に感じて懐妊し、帝王を生んだとする説話。簡狄(かんてき)がツバ...
かんせい‐とう【管制塔】
空港に設置された、管制を行う塔状の施設。コントロールタワー。航空管制塔。
かんせい‐とじこめ【慣性閉じ込め】
レーザー核融合炉におけるプラズマの閉じ込め方式。高出力のレーザーを燃料球に向かって球対称に照射し、爆縮による超高温...
かんせい‐ど【完成度】
完成の程度・度合い。「—の高い作品」
かんせい‐ぬい【閑清縫い】
袋物などの端を、糸を現したまま左右から打ち違えてからげ縫うこと。また、そのように縫ったもの。「閑清」はこれを始めた...
かんせい‐のうしょう【肝性脳症】
肝機能の低下に伴って意識障害・興奮・抑鬱・昏睡などの中枢神経症状がみられること。肝臓で解毒できなくなったアンモニア...
かんせい‐のうりつ【慣性能率】
⇒慣性モーメント
かんせい‐の‐かいかく【寛政の改革】
天明7年(1787)から寛政5年(1793)にかけて、老中松平定信が行った幕政改革。享保の改革を理想として、倹約、...
かんせい‐の‐さんきじん【寛政の三奇人】
寛政期、尊王・外交の問題に強い関心を示したあまり、奇行もあったという、林子平・高山彦九郎・蒲生君平(がもうくんぺい...
かんせい‐の‐さんすけ【寛政の三助】
寛政期、代表的な朱子学者として古賀弥助(こがやすけ)(精里)・尾藤良佐(びとうりょうすけ)(二洲)・柴野彦輔(しば...
かんせい‐の‐さんちゅうしん【寛政の三忠臣】
江戸時代、寛政の改革に功労のあった三人の幕臣。老中の松平定信、若年寄の本多忠籌(ほんだただかず)、御側御用取次の加...
かんせい‐の‐さんはかせ【寛政の三博士】
⇒寛政の三助(さんすけ)
かんせい‐の‐ほうそく【慣性の法則】
外力が働かなければ、物体は静止または等速運動を永遠に続けるという法則。
かんせい‐はがき【官製葉書】
郵政官署が発行していた郵便葉書の名称。郵政事業が日本郵政公社に承継された平成15年(2003)以降は「官製」ではな...
かんせい‐バター【甘性バター】
⇒非発酵バター
かんせいひん‐メーカー【完成品メーカー】
製造業で、部品を組み立てて最終的な製品を製造している会社のこと。最終製品メーカー。最終メーカー。→部品メーカー
かんせい‐ファンド【官製ファンド】
国が中心となって出資し、民間の企業や事業に投融資する基金。
甘井(かんせい)先(ま)ず竭(つ)く
《「荘子」山木から》甘井の水は利用者が多いので、先にかれる。才能のある者は、才能を使いきって衰えるのも早いというたとえ。
かんせい‐モーメント【慣性モーメント】
1 軸のまわりを回転する物体の慣性の大きさを表す量。物体内の各部分の質量と、その部分から回転軸までの距離の2乗との...
かんせい‐ゆ【乾性油】
空気中に放置すると酸化されて固化・乾燥しやすい油。亜麻仁(あまに)油・桐油・大豆油などの植物油。主成分に不飽和脂肪...
かんせい‐ゆうどう【慣性誘導】
ロケットや宇宙船を慣性航法によって目的地まで誘導する方法。
かんせい‐りょく【慣性力】
慣性系に対して加速度運動をしている座標系の中で、物体の運動に現れる見かけ上の力。例えば、カーブを曲がる車の中にいる...
かんせいりょく‐はつでん【慣性力発電】
電磁誘導の原理を利用し、物体の運動エネルギーを電気エネルギーに変換する発電方式。磁石とコイルを組み合わせることで、...
かんせい‐れき【寛政暦】
江戸時代、宝暦暦に代えて寛政10年(1798)から採用された太陰太陽暦。高橋至時(たかはしよしとき)らが編成したも...