きく【掬】
[人名用漢字] [音]キク(漢) [訓]すくう むすぶ 水をすくう。「掬水/一掬」
きく【菊】
[常用漢字] [音]キク(呉)(漢) 植物の名。キク。「菊花/寒菊・観菊・残菊・白菊(しらぎく)・野菊(のぎく)・...
きく【鞠】
[人名用漢字] [音]キク(漢) [訓]まり 〈キク〉 1 まり。「蹴鞠(しゅうきく)」 2 身を丸くかがめる。「...
きく【麹】
[音]キク(漢) [訓]こうじ 1 こうじ。「麹塵(きくじん)」 2 酒。「麹君・麹車」
きく【菊】
1 ㋐キク科の多年草。日本の代表的な花の一。主に秋に咲き、花の色・形などにより、非常に多くの品種があり、大きさによ...
き‐く【危懼】
[名](スル)「危惧(きぐ)」に同じ。「成り行きを—する気持ちが強い」
き‐く【奇句】
人が言い及ばないような奇抜な句。
き‐く【起句】
1 漢詩の第1句。特に、絶句の第1句。起(き)。→起承転結(きしょうてんけつ) 2 詩文の書き出しの句。
き‐く【規矩】
1 コンパスとさしがね。転じて、寸法や形。 2 考えや行動の規準とするもの。手本。規則。「詩歌といい、舞踏といい、...
き‐く【崎嶇】
[名](スル)険しいこと。容易でないこと。また、辛苦すること。「万里に流飄(りゅうひょう)し重阻に—す」〈東海散士...
き‐く【喜懼】
[名](スル)喜びながら、一方では恐れること。喜びと恐れ。「人間は小事にも—するものだ」
きく【菊】
《原題、(イタリア)I Crisantemi》プッチーニの弦楽四重奏曲。嬰ハ短調。全1楽章。1890年作曲。オペラ...
き・く【利く/効く】
[動カ五(四)] 1 効果や働きなどが現れる。期待どおりのよい結果が実現する。効き目がある。「てきめんに—・く薬」...
き・く【聞く/聴く】
[動カ五(四)] 1 音・声を耳に受ける。耳に感じ取る。「物音を—・く」「見るもの—・くものすべてが珍しい」「鳥の...
きく‐あき【菊秋】
陰暦9月の異称。菊月(きくづき)。
きく‐あざみ【菊薊】
キク科の多年草。日当たりのよい山地の草原に生え、高さ約90センチ。葉は広卵形で切れ込みがあり、菊の葉に似る。秋、多...
きく‐あわせ【菊合(わ)せ】
1 左右に分かれて互いに菊花を出し、その優劣を争う遊戯。歌をつけて競うことが多い。 2 菊の花を持ち寄って、花輪の...
きく‐いく【鞠育】
[名](スル)養い育てること。養育。「—の恩」「たけを襁褓の中より—したるの乳母なり」〈菊亭香水・世路日記〉
きく‐いし【菊石】
⇒アンモナイト
きく‐いただき【菊戴】
キクイタダキ科キクイタダキ属の鳥。全長約10センチ、日本で最小の鳥の一。全体に緑褐色で、頭頂が黄色く、雄はさらにそ...
きく‐いちもんじ【菊一文字】
1 菊作りで、大輪の16弁に作った花。 2 後鳥羽上皇が備前則宗ら一文字系の番鍛冶(ばんかじ)に命じて鍛えさせ、み...
きくい‐むし【木食虫】
1 甲虫目キクイムシ科および近縁の科に属する昆虫の総称。体長0.8〜11ミリ。体は楕円形または円筒形で、木に穴を掘...
きく‐いも【菊芋】
キク科の多年草。高さ1.5〜3メートル。茎・葉に粗い毛がある。葉は長楕円形。秋、黄色の大きな頭状花を開く。地下茎は...
キクウィト
コンゴ民主共和国南西部の都市。コンゴ川の支流クウィル川沿いに位置する。首都キンシャサと幹線道路で結ばれる商都。19...
きくおか‐けんぎょう【菊岡検校】
[1792ころ〜1847]江戸後期の地歌作曲家・演奏家。京都の人。一山(いちざん)検校に師事し、多くの名曲を残した...
きく‐か【菊花】
1 菊の花。《季 秋》 2 薫物(たきもの)の名。菊の花の香を模したもの。丁字香(ちょうじこう)・沈香(じんこう)...
きくか‐しゅ【菊花酒】
中国で、菊の花・茎・葉と黍(きび)・米とを混ぜて醸造した酒。9月9日の重陽の節句に用いる。きっかしゅ。
きくか‐しょう【菊花章】
⇒大勲位(だいくんい)菊花章
きくか‐しょう【菊花賞】
日本の競馬の五大クラシックレースの一。毎年10月に、京都競馬場でサラブレッド3歳馬によって行われる。走行距離は30...
きくかしょう‐けいしょく【菊花章頸飾】
「大勲位(だいくんい)菊花章頸飾」の略。
きくか‐せき【菊花石】
緑・赤・紫色の地に白色や紅色の菊紋のような模様のある、観賞用の石(水石)の名。輝緑凝灰岩の中に角閃石(かくせんせき...
きくか‐だいじゅしょう【菊花大綬章】
「大勲位(だいくんい)菊花大綬章」の略。
きくか‐なます【菊花膾】
「菊膾(きくなます)」に同じ。きっかなます。
きくか‐の‐えん【菊花の宴】
「菊の宴」に同じ。きっかのえん。
きくか‐の‐さかずき【菊花の杯】
「菊の杯」に同じ。きっかのさかずき。
きくか‐の‐さけ【菊花の酒】
「菊の酒」に同じ。きっかのさけ。
きくか‐もん【菊花紋】
菊の花をかたどった皇室の紋章。菊の御紋。きっかもん。
きく‐からくさ【菊唐草】
1 オオバコ科の多年草。山地に生え、茎は地をはう。葉は羽状に深く裂けていて、唐草文様を思わせる。夏、白い小花をつけ...
きくかわ‐は【菊川派】
浮世絵の一派。江戸後期の浮世絵師菊川英山を祖とする。英山は、喜多川歌麿風の美人画を得意とし、渓斎英泉(けいさいえい...
きく‐がさね【菊襲/菊重ね】
1 「菊2」に同じ。 2 女房の重ねの袿(うちき)の配色の一。表着(うわぎ)は白、袿は五衣(いつつぎぬ)で白・白・...
きくがしら‐こうもり【菊頭蝙蝠】
翼手目キクガシラコウモリ科の哺乳類。体長7センチくらい。鼻の周辺のひだや突起が複雑にあり、菊に似る。昆虫を食べる。...
きく‐がた【菊形】
1 菊の花の形。 2 鷹(たか)の頭、鼻孔の上にふさふさと立った毛。菊毛(きくげ)。
きくがわ【菊川】
静岡県南西部にある市。牧ノ原台地の西方、菊川流域にあり、製茶業が盛ん。平成17年(2005)1月に菊川町、小笠(お...
きくがわ‐し【菊川市】
⇒菊川
きく‐がわら【菊瓦】
菊花模様のついた小さい丸瓦。主に大棟に用いる。菊丸瓦。
きく‐きく【聞く聞く】
[副]聞きながら。聞きつつ。「鶏(とり)も鳴きぬと—寝にければ」〈かげろふ・下〉
きく‐きり【菊桐】
菊と桐の紋章。特に、一六弁の菊と五七(ごしち)の桐の日本国皇室の紋章。
きく‐きん【麹菌】
⇒麹黴(こうじかび)
き‐くぎ【木釘】
木製の釘。木細工などに用いる。
きく‐くよう【菊供養】
東京浅草の浅草寺で、10月18日(もとは陰暦9月9日の重陽(ちょうよう)の日)に行われる法会。参詣人は菊の花を供え...