ほそ‐じ【細字】
肉の細い文字。⇔太字。
ほそ‐じょうふ【細上布】
沖縄県宮古島・八重山諸島で産する、カラムシの糸で織った麻織物。
ほそ‐すかし【細透かし】
細い透かし彫り。
ほそ‐たてえぼし【細立烏帽子】
⇒細烏帽子(ほそえぼし)
ほそだ‐えいし【細田栄之】
[1756〜1829]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。本名、時富。旗本の出身で、狩野典信(かのうみちのぶ)に師事。の...
ほそ‐だち【細太刀】
1 柄(つか)・鞘(さや)ともに細くこしらえた太刀。 2 飾り太刀を簡略化して作った、儀仗(ぎじょう)用の細い太刀。
ほそだ‐は【細田派】
自由民主党の派閥の一。清和政策研究会の平成27年(2015)から令和3年(2021)における通称。会長は細田博之。...
ほぞち【臍落】
《「ほぞおち」の音変化か。古くは「ほそち」「ほそぢ」とも》 1 「ほぞおち1」に同じ。「さもあらばあれ大和心し賢く...
ほ‐そつ【歩卒】
徒歩で従軍する兵士。歩兵。足軽。
ほそ‐づくり【細作り】
1 細く作ること。また、そのもの。「—の刀」 2 からだが細くきゃしゃなこと。また、そのからだ。「—の人」
ほそ‐どの【細殿】
1 殿舎の廂(ひさし)の間(ま)で、細長いもの。仕切りをして、女房などの居室として使用した。 2 殿舎から殿舎へ渡...
ほそ‐なが【細長】
[名・形動] 1 細くて長いこと。また、そのさま。「—な(の)眉(まゆ)」 2 貴族の女性の衣服。身幅が狭く、丈が...
ほそ‐なが・い【細長い】
[形][文]ほそなが・し[ク] 1 細くて長い。「—・い土地」 2 細々と長く続くさま。「—・く商売する」
ほそぬた‐うなぎ【細沼田鰻】
ヌタウナギ科の魚。全長約50センチ。体は細長く、暗藍紫色。相模湾や駿河湾の深海にすむ。メクラウナギとよばれていたが...
ほそ‐ぬの【細布】
1 幅の狭い布。奥州の特産であった。「一生の願ひに—の赤ふんどし一筋ほしや」〈浮・織留・六〉 2 「細布衣(ごろも...
ほそぬの‐ごろも【細布衣】
細布1で作った衣服。「袖狭き—」〈謡・鉢木〉
ほそ‐ね【細根】
1 細い根。 2 「細根大根」の略。
ほそね‐だいこん【細根大根】
ダイコンの一品種。根が細く、葉も小さい。秦野(はだの)大根。野大根。
ほぞ‐の‐お【臍の緒】
《古くは「ほそのお」》 1 へその緒。臍帯(さいたい)。 2 生まれた子のへその緒を竹刀で切る儀式。また、その役目...
ほそ‐はぎ【細脛】
細いすね。やせた肉付きの悪い脚。「—の力を試さんとかちよりぞ行く」〈鹿島紀行〉
ほそ‐びき【細引き】
1 麻などを縒(よ)って作った細い縄。細引き縄。「荷物に—をかける」 2 刺し身などで、身を細長く切ったもの。
ほそびき‐あみ【細引き網】
1 細引き1で編んだ漁網。 2 江戸時代、罪人を護送する駕籠(かご)に、逃亡を防ぐため上からかけた網。
ほそ‐び・く【細引く】
[動カ四]魚肉や菜類を細く切る。「油揚の—・いたのが二切れさ」〈滑・浮世風呂・三〉
ほそ‐びつ【細櫃】
細長い小形の唐櫃(からびつ)。
ほそ‐ぼそ【細細】
[副] 1 非常に細いさま。また、細く弱々しいさま。「—とした声」 2 かろうじて続いているさま。また、やっとのこ...
ほそ‐まき【細巻(き)】
細く巻くこと。また、そのもの。タバコやのり巻きにいう。
ほそ‐マッチョ【細マッチョ】
《マッチョはmachoで、筋肉美を誇る男性の意》俗に、見た目はやせているが、筋肉がよくついていて引きしまった体つき...
ほそ‐まゆ【細眉】
細長い眉。三日月形の眉。細眉毛。
ほそ‐み【細み】
蕉風俳諧の根本理念の一。作者の心が対象にかすかに深く入り込んでとらえる美、およびそれが繊細微妙に表現される句境。→...
ほそ‐み【細身】
つくりのきゃしゃなこと。普通より細く作ってあること。また、そのもの。「—のスラックス」「—の女性」
ほそ‐みち【細道】
幅の狭い道。こみち。
ほそみ‐づくり【細身造(り)】
刀身および柄(つか)・鞘(さや)を細くつくること。また、その刀。
ほそ・む【細む】
[動マ下二]「ほそめる」の文語形。
ほそ‐め【細め】
[名・形動]いくらか細いこと。また、そのさま。「—に切る」「—な(の)糸」⇔太め。
ほそ‐め【細目】
1 細く開いた目。薄目。「—を開けて見る」 2 細くした織り目や編み目。
ほそ‐め【細海布】
《「め」は食用となる海藻の総称》ホソメコンブの別名。
ほそめ‐こんぶ【細海布昆布】
コンブの一種。葉は幅が狭く、北海道南部から三陸沿岸にかけて分布。
ほそ・める【細める】
[動マ下一][文]ほそ・む[マ下二] 1 細くする。「目を—・めて喜ぶ」 2 声・灯火などの量や勢いを小さく弱くす...
ほそ‐もの【細物】
1 細い物。 2 素麺(そうめん)をいう女房詞。 3 細身の太刀。 4 黄金(こがね)。金銭。「路銭ほど—を持って...
ほそ‐やか【細やか】
[形動ナリ] 1 ほっそりとしているさま。ほそらか。「容体—になまめかしう」〈宇津保・楼上下〉 2 声が小さく弱々...
ほそ‐や・ぐ【細やぐ】
[動ガ四]細くなる。やせる。「肥えたりし人の、すこし—・ぎたるに」〈源・宿木〉
ほそ‐らか【細らか】
[形動ナリ]「ほそやか」に同じ。「—なるをのこ、随身など見えぬべきが」〈能因本枕・六一〉
ほそり【細り】
「細り節」の略。
ほそり‐ぶし【細り節】
《ほそぼそとした節の意》江戸初期の流行歌。大和の壺坂で、御詠歌を母体として発生したという。哀調を帯びた曲節をもつ。
ほそ・る【細る】
[動ラ五(四)] 1 しだいに細くなる。「かつお節が—・る」「池—・りて流るるあたりに」〈蘆花・思出の記〉 2 や...
ほそ‐わた【細腸】
1 胎盤のこと。〈和英語林集成〉 2 小腸のこと。〈和名抄〉