まさつ‐がく【摩擦学】
⇒トライボロジー
まさつ‐クラッチ【摩擦クラッチ】
主軸と従動軸との接触面の摩擦を利用して、動力の断続を伝達する軸継ぎ手。円板クラッチなど。
まさつ‐ぐるま【摩擦車】
主車輪と従車輪との接触面の摩擦によって、動力を伝達する装置。円筒摩擦車など。
まさつ‐けいすう【摩擦係数】
二つの物体の接触面に働く摩擦力と、接触面に垂直に作用する圧力(垂直抗力)との比。同じ組み合わせの物体では一般に、静...
まさつ‐しんど【摩擦深度】
⇒エクマン深度
まさつ‐そんしつ【摩擦損失】
運動する物体の摩擦によって、運動エネルギーの一部が熱となって失われること。
まさ‐つち【真砂土】
花崗岩が風化してできた砂。粒子の大きさはさまざま。庭土、園芸用のほか、粘土分の多いものは床の間の化粧壁に使う。まさ...
まさつ‐つぎて【摩擦継(ぎ)手】
主軸と従動軸との接触面の摩擦によって動力を伝達する継ぎ手。
まさつ‐ていこう【摩擦抵抗】
粘性をもつ流体内を動く物体に働く抵抗のうち、物体の表面に沿って動く流体によって受ける摩擦力の流れの方向への成分の総...
まさつてき‐しつぎょう【摩擦的失業】
企業が求めるスキル、求職者が希望する労働条件など、企業と求職者の双方が、相手側の求める条件を正確に把握していないこ...
まさつ‐でんき【摩擦電気】
異なる二つの物質を摩擦すると生じる正・負の電気。エボナイトと毛皮とを摩擦したときに、エボナイトには負の、毛皮には正...
まさつね【正恒】
平安中期の刀工。備前の人。古備前を代表する名工で、佐々木高綱が宇治川の合戦で使った名刀「縄切正恒」の作者。生没年未詳。
まさつね【政常】
[1536〜1619]安土桃山・江戸初期の刀工。美濃の人。初名、兼常。相模守を受領し、政常と改名。尾州徳川家の家臣...
まさつ‐ねつ【摩擦熱】
摩擦によって発生する熱。正確には相対的に運動している物質間にはたらく動摩擦により、運動エネルギーの一部が失われ、熱...
まさつ‐の‐ほうそく【摩擦の法則】
二つの物体の接触面の方向にはたらく摩擦力に関する経験法則。1699年頃、イタリアのG=アモントンが発見、1781年...
まさつ‐はっこう【摩擦発光】
⇒摩擦ルミネセンス
まさつ‐ブレーキ【摩擦ブレーキ】
摩擦を利用して運動エネルギーを熱に変えて失わせ、制動する装置。回転体にブレーキシューを押しつけ、摩擦で減速・停止させる。
まさつ‐りょく【摩擦力】
ある物体が他の物体と接触しながら運動するとき、その接触面に生じる運動を妨げようとする力。
まさつ‐ルミネセンス【摩擦ルミネセンス】
ルミネセンスの一種。物体を摩擦したり、砕いたり、歪(ゆが)ませたりするなど、物理的な力を加えたときに光を放出する現...
まさで‐に【正でに】
[副]《「で」は状態・方法の意の「て(手)」》本当に。真実に。「武蔵野に占部(うらへ)かた焼き—も告(の)らぬ君が...
マサトラン
メキシコ、シナロア州にある太平洋岸の港湾都市。同国の代表的な貿易港がある。リゾート地としても世界的に知られる。
まさ‐ど【真砂土】
⇒まさつち(真砂土)
まさな‐ごと【正無事】
たわいもないこと。たわむれごと。冗談事。「ただ人にておはしましし時、—せさせ給ひしを」〈徒然・一七六〉
まさ‐な・し【正無し】
[形ク]《「予想される通常の状態ではない」の意を表す語》 1 好ましくない。みっともない。ぐあいが悪い。「声高にな...
まさ‐に【正に】
[副] 1 ある事が確かな事実であるさま。まちがいなく。本当に。「事実は—予言のとおりだった」 2 実現・継続の時...
ま‐さば【真鯖】
サバ科の海水魚。全長約50センチ。体は紡錘形でわずかに側扁する。背側は青緑の地に黒色の流紋があり、腹側は銀白色。大...
まさひで【正秀】
[1750〜1825]江戸後期の刀工。出羽の人。本名、川部儀八郎。号、水心子。江戸に出て、鎌倉末期から南北朝時代の...
まさ‐ぶき【柾葺き】
台形にした杮板(こけらいた)の厚みのあるほうを下に羽重ねにして屋根を葺くこと。
まさ‐ぼん【麻沙本】
中国の刊本の名。南宋から明代にかけて、福建省建陽県の麻沙で出版されたが、誤刻が多く、誤りの多い本の代名詞となった。
まざまざ‐し・い
[形][文]まざまざ・し[シク]《「まさまさしい」とも》 1 いかにも真実らしい。しらじらしい。「風俗の謬写とは…...
まさむね【正宗】
⇒岡崎正宗(おかざきまさむね) 1 の鍛造になる刀。また、一般に名刀。転じて、よく切れるもののたとえに用いられる...
まさむね‐はくちょう【正宗白鳥】
[1879〜1962]小説家・劇作家・評論家。岡山の生まれ。本名、忠夫。自然主義作家として、虚無的人生観を客観的に...
まさ‐め【正目/正眼】
自分の目でじかに見ること。まのあたり。「和魂(にぎみたま)荒魂兼ねそなわる健全な人の姿を今の—に視よとも言い」〈藤...
まさ‐め【柾目/正目】
木を中心を通って縦断したときの面にみられる、樹心に平行してまっすぐな木目(もくめ)。また、その材木。⇔板目(いため)。
まさめ‐がみ【柾目紙/正目紙】
1 コウゾを原料として漉(す)いた厚手の白い和紙。漉き目が柾目のようにまっすぐに通る。主に錦絵(にしきえ)を刷るの...
マサヤ
中央アメリカ、ニカラグア西部の都市。マサヤ県の県都。首都マナグアの南東約30キロメートル、マサヤ湖の東岸に位置する...
ま‐さやか【真明か/真清か】
[形動ナリ]はっきりしているさま。さやか。「色深く背なが衣は染めましをみ坂給(たば)らば—に見む」〈万・四四二四〉
マサヤかざん‐こくりつこうえん【マサヤ火山国立公園】
《Parque nacional Volcán Masaya》中央アメリカ、ニカラグア西部にある国立公園。首都マナ...
まさ‐ゆめ【正夢】
事実と一致する夢。将来、それが現実になる夢。⇔逆夢(さかゆめ)。
マサラ
《「マサーラ」とも》インドなどで用いる混合香辛料。各種の香辛料やハーブを混合したもので、カレー料理の調味やミルクテ...
マサラ‐ムービー
《(和)masala+movie マサラはインドなどで用いられる混合香辛料》インドで制作される娯楽映画の通称。→ボ...
まさり【勝り/優り】
まさること。他にくらべてすぐれていること。「男—の力持ち」
まさり‐おとり【勝り劣り/優り劣り】
まさることとおとること。優劣。
まさり‐がお【優り顔/勝り顔】
まさっているという顔つき。得意そうな顔。自慢顔。「あな、—な。さるものぞ、やもめにはなるてふ」〈かげろふ・中〉
マサリク
[1850〜1937]チェコスロバキアの政治家・哲学者。チェコ民族独立運動を指導。第一次大戦後、チェコスロバキア共...
まさり‐ぐさ【優り草/勝り草】
菊の古名。寛平の菊合わせの歌に「すべらぎの万代(よろづよ)までにまさりぐさたまひし種を植ゑし菊なり」と詠まれたとこ...
まさり‐ざま【優り様/勝り様】
[名・形動ナリ]他よりまさっていること。すぐれていること。また、そのさま。まさりぎみ。まさざま。「父大臣(おとど)...
ま‐さる【真猿】
サルの古名。多く「勝(まさ)る」に掛けていう。「大和なる姿の池にうきざるの—を君が影をこそ見れ」〈相如集〉
まさ・る【勝る/優る】
[動ラ五(四)]《「増さる」と同語源》 1 他と比べて価値や能力などが上である。すぐれる。ひいでる。「実力において...
まさ・る【増さる】
[動ラ五(四)]数量や程度などがしだいに多くなる。ふえる。「川の水かさが—・る」