まつだ‐みちお【松田道雄】
[1908〜1998]医師・評論家。茨城の生まれ。昭和22年(1947)京都に小児科を開設、昭和42年(1967)...
まつ‐だん【末段】
文章・物語などの最終部分。
ま‐つち【真土】
耕作に適した良質の土壌。
まつち‐やま【真土山/待乳山】
奈良県五條市と和歌山県橋本市との境にある山。吉野川(紀ノ川)北岸にある。[歌枕] 東京都台東区浅草にある小丘。隅...
まつど【松戸】
千葉県北西部の市。住宅・商業都市。水戸街道の宿場町、江戸川水運の河港として発達。人口48.5万(2010)。
まつど‐し【松戸市】
⇒松戸
まつ‐な【松菜】
ヒユ科の一年草。海岸の砂地に生え、高さ約1メートルにもなる。よく分枝し、葉は線形で密に互生する。夏から秋、葉の付け...
まつなが【松永】
広島県福山市の地名。旧松永市。江戸初期に塩田が開かれて発展。下駄を特産。
まつなが【松永】
姓氏の一。 [補説]「松永」姓の人物松永K三蔵(まつながケーさんぞう)松永尺五(まつながせきご)松永貞徳(まつなが...
まつなが‐ケー‐さんぞう【松永K三蔵】
[1980〜 ]小説家。茨城の生まれ。令和3年(2021)「カメオ」が群像新人文学賞優秀作に選ばれ小説家デビュー。...
まつなが‐せきご【松永尺五】
[1592〜1657]江戸初期の儒学者。京都の人。貞徳の子。名は昌三。字(あざな)は遐年(かねん)。藤原惺窩(ふじ...
まつなが‐ていとく【松永貞徳】
[1571〜1654]江戸初期の俳人・歌人・歌学者。京都の人。尺五(せきご)の父。名は勝熊。別号、長頭丸(ちょうず...
まつなが‐ひさひで【松永久秀】
[1510〜1577]戦国時代の武将。初め三好長慶に仕えたが、奈良に多聞城を築いて主家を滅ぼし、将軍足利義輝を殺し...
まつなが‐やすざえもん【松永安左衛門】
[1875〜1971]実業家。長崎の生まれ。九州水力電気・東部電力を創業。第二次大戦後、電力事業の地域ブロック別民...
まつなが‐れいいち【松永怜一】
[1931〜2022]野球監督・指導者。福岡の生まれ。高校野球、法大野球部で活躍後、昭和40年(1965)法大の監...
まつなが‐わふう【松永和風】
長唄唄方。 (3世)[1839〜1916]清元の節回しを取り入れた芸風で、好評を博した。「和楓」の字を用いた。 (...
まつ‐なみき【松並木】
道路の両側などに、1列に松の木が植えてあるもの。
まつ‐なん【末男】
すえの息子。ばつなん。
まつね‐とうようじょう【松根東洋城】
[1878〜1964]俳人。東京の生まれ。本名、豊次郎。夏目漱石に師事し、「ホトトギス」に参加。のち俳誌「渋柿」を...
まつ‐ねん【末年】
1 人生またはある時代の終わりのころ。また、最後の年。ばつねん。「昭和の—」 2 すえの世。後世。ばつねん。
まつ‐の‐うち【松の内】
正月の松飾りを立てておく期間。元日から7日、また15日まで。注連(しめ)の内。《季 新年》「子を持たぬ身のつれづれ...
まつのお‐たいしゃ【松尾大社】
京都市西京区にある神社。旧官幣大社。祭神は大山咋神(くいのかみ)・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。大宝元年(...
まつのおちば【松の落葉】
江戸中期の歌謡集。6巻。宝永7年(1710)刊。「松の葉」にもれた歌を収録した「落葉集(おちばしゅう)」を増補・改...
まつのお‐でら【松尾寺】
京都府舞鶴市にある真言宗醍醐派の寺。山号は、青葉山。西国三十三所第29番札所。開創は、寺伝によれば慶雲年間(704...
まつのお‐やま【松尾山】
京都市西京区にある松尾大社の裏山。標高223メートル。[歌枕]「ちはやぶる—の影みれば今日ぞ千歳の始めなりける」〈...
まつ‐の‐かど【松の門】
松飾りのしてある門。《季 新年》
まつ‐の‐くらい【松の位】
《秦の始皇帝が雨宿りをした松を大夫(たいふ)に封じたという故事から》 1 大夫(五位の官)の異称。 2 江戸時代、...
まつ‐の‐けぶり【松の煙】
1 松をたく煙。 2 松明(たいまつ)の煙。「—のたなびきて」〈枕・一四二〉
まつ‐の‐こえ【松の声】
松風の音。松籟(しょうらい)。「陰にとて立ちかくるれば唐衣ぬれぬ雨降る—かな」〈新古今・雑中〉
まつ‐の‐こけ【松の蘿/松の苔】
サルオガセの古名。〈和名抄〉
まつ‐の‐ことのは【松の言の葉】
《古今集・仮名序に「松の葉の散りうせずして」とあるところから》和歌のこと。「住吉の—変はらずは神代にかへれ敷島の道...
まつのざい‐せんちゅう【松の材線虫】
線虫の一種。体長約1ミリ。マツノマダラカミキリによって媒介され、そのかみ傷から材中に侵入して繁殖し、松枯れを起こす...
まつ‐の‐と【松の戸】
松の木や枝で作った板戸または編み戸。松の下陰にある戸。まつのとざし。まつのとびら。まつのとぼそ。「山深み春ともしら...
まつ‐の‐は【松の葉】
1 松の木の葉。まつば。 2 贈り物の上包みなどに、粗末な品物の意を表すためにしるす語。寸志。「ほんの手土産、—ぢ...
まつのは【松の葉】
江戸中期の歌謡集。5巻。秀松軒(しゅうしょうけん)編。元禄16年(1703)刊。当時の上方で伝承・演奏されていた三...
まつのは‐の【松の葉の】
[枕]松の葉が常緑であるところから、「いつとも分かぬ」「散りうせず」「久し」などにかかる。「—いつとも分かぬ恋もす...
まつ‐の‐ま【松の間】
江戸城中の外様(とざま)大名の詰め所。大廊下とのしきりの襖(ふすま)に、狩野探幽の筆による松の絵が描かれていた。
まつのまだら‐かみきり【松の斑天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体長3センチくらい。前翅(まえばね)に黒と白の斑がある。成虫は5〜9月に出現し、松の枯れ枝に...
まつのみどり【松の緑】
長唄。杵屋六翁(4世六三郎)が、娘の改名披露の祝賀曲として作曲。天保11〜安政2年(1840〜1855)の成立。素...
まつのやひっき【松屋筆記】
江戸後期の随筆。120巻。小山田与清(おやまだともきよ)著。明治41年(1908)刊。文化末年(1818)から弘化...
まつ‐の‐ゆき【松の雪】
1 松に降り積もった雪。 2 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は青。柳襲(やなぎがさね)。
まつ‐の‐よわい【松の齢】
《松の生命の長い年数の意から》長く久しい年齢。長寿。「住む人もすぎゆく我も住吉の—と祈らざらめや」〈経信集〉
まつ‐のり【松海苔】
ムカデノリ科の紅藻。満潮線近くの岩上に生え、高さ約5センチ。基部は円柱状で先のほうは平たく、二またによく分枝する。...
まつ‐の‐ろうか【松之廊下】
江戸城内の、大広間から白書院に通じる「松之大廊下(まつのおおろうか)」のこと。L字形をしており、全長は約50メート...
まつのろうか‐にんじょうじけん【松之廊下刃傷事件】
元禄14年(1701)3月14日、京都から下向した勅使の接待役を命じられていた播磨国(兵庫県)赤穂の藩主、浅野内匠...
まつわ・す【纏はす】
[動サ四] 1 まつわるようにする。離れないようにする。「いみじう睦(むつ)び—・しきこえ給ふ」〈源・若紫〉 2 ...
まつ‐ば【松葉】
1 松の木の葉。 2 紋所の名。松の葉を図案化したもの。 3 「松葉色」の略。「青色の—上の衣の柳がさね着」〈宇津...
まつば‐いろ【松葉色】
深緑色。ふかみどり。
まつば‐かき【松葉掻き】
落葉などをかき集めたり、土をかきならしたりするのに用いる道具。木(こ)の葉掻き。
まつば‐かんざし【松葉簪】
松葉の形を模した二またのかんざし。